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プロフィール
コメント数 1201
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567
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1.  インターステラー 《ネタバレ》 「うん、そうだよ!これがSF映画だよ!」 観終わった後の感想はこれです。 子供の頃、劇場で観た「未知との遭遇」。名作という噂は聞いていても実際に観るまでに時間がかかった「2001年宇宙の旅」等々 昔はセンスオブワンダーに溢れた「ガチな本物の重厚なSF映画」がたくさんあったのです。 それがいつのまにやら「SF風味」の娯楽作ばかり。 かつての名作「ガチな本物のSF映画」はすっかり過去の物となってしまいました。 しかし、ついにこの「インターステラー」が、その忘れていた「本物のSF映画」の存在を僕に思い出させてくれたのです。 それが実に40年ぶりというのはあまりにも時間が経ちすぎている気もしますが、きっとそこは重力の影響で時間の遅れでもあったのでしょうw さてあらためて、 【この映画が、この映画こそがセンスオブワンダーです】 先に結論を言うとこれが僕のこの映画への評価です。 さて「ある程度のSF知識がない人にはハードルが高い」とも言われているこの映画ですが、実は日本人はその点においてめぐまれています。 昔から存在するSFアニメのおかげで、多くの人には無意識にある程度の基礎知識があるからです。 たとえば映画の終盤、クーパーが目覚めた病院で外を見ると野球をやっている風景が映し出され一瞬きれいになった地球かと思わせておいて実は空まで地面が続く姿が映し出されます。 多くの日本人はここで「あ、(オニール型の)スペースコロニーなんだ」と一瞬で理解できてしまう。 これはもちろんガンダムのおかげなのですが、しかし、これって実はけっこうすごい事です。 普通の国の人はそもそも(オニール型の)スペースコロニーの構造なんか知りません。 このシーンも「うわなんだろうこれ!」と思うわけです。 これを「なんか知らんけど未来だから空まで地面が続いてるのかな?」と思うか「スペースコロニーなんだ」とすっと納得するか、この映画を観る上ではこの違いは結構大きいと思います。 映画中で重要なワームホールについてはさすがに途中で(定番の紙を折り曲げるやり方で)簡単に説明してくれますが、これも多くの方は説明されなくても知っている事でしょう。 そもそもこの映画、SF映画としては非常にやさしい造りで、SF知識としては入門編レベルのものしか要求しませんし、「どう見ても伏線の腕時計」とか「どう見てもわざと壊されたとしか思えないKIPP」とか、映画中の伏線も簡単にわかるようになっています。 一部では難しいと言う話も聞きますが、実際のところ、このわかりやすい映画の内容を理解できないような人はほとんどいないでしょうし、もしいたらそれはちょっと問題だと自覚した方がいいレベルです。 映画の中にはこの映画より難しい内容のものがゴマンとありますから、他の映画を観るとき困ると思いますから。 閑話休題 さて、この映画の縦軸が「久しく忘れていたガチSF映画の復活」であるならば、横軸は「家族、父娘の愛の物語」です。 劇中でもおりにふれて愛について語られますが、この映画は本格SF映画でありつつも、かつてのSF映画にやや欠けていた「愛」を話の軸として取り込むことに成功していて、ややもすると無機的になりがちなSF映画に「暖かさ」や「感動」をプラスする事に見事に成功しています。 これこそがこの映画の素晴らしいところで、かつての本格SF映画に欠けていた「愛」を物語の核に据える事で、ついにかつての名作達を超える映画になれたと思うのです。 さて結論。 40年ぶりに現れた「本格SF映画」であり、そこに「人間の愛のドラマ」を絡める事でかつての名作を超えた最高峰だと言える名作です。 これに高得点をあげない事は許されません。 個人的には10点をあげるしかない映画です。 それにそれに、なによりも萌えキャラの「TARS」の存在。 この映画を観て「TARS」を好きにならずにいられる人がいるでしょうか? いやいない! C3P0でもHAL9000でもハロでもなんでもいいのですが、SF映画には「人間外でキャラが立ったやつ」の存在は極めて重要な位置をしめてきました。 その存在はSF映画の伝統芸です。 そして、TARS(CASEも)は、過去のそのようなキャラクターの魅力も受け継ぎつつ、それをさらに超えるものになっていて、個人的には「過去のSF映画全部の脇役相棒キャラで一番好きな奴」だと言っても過言ではありません。 ちなみに僕の正直度は80%程度とやや低めなので、このレビューはそれを前提として読んでいただけると幸いです。[ブルーレイ(字幕)] 10点(2016-11-08 12:58:04)(良:2票) 《改行有》

2.  エイリアン がらっと作風の違う2の方が一般的には評判いいみたいだけど、あちらは金がかかって騒々しいだけって感じがするので、個人的にはこっちが断然上です。   それまで綺麗でハイテクというイメージでばかり描かれていた宇宙船を 汚い普通の生活感のある密室世界として描き、そこに進入してくる謎の生物エイリアン。  そのエイリアンに対する無名のブルーカラーの人々の空しい苦闘を描いた、画期的SFホラー。 当時、一般には無名だったH.R.ギーガーによるエイリアンのデザインは出色の出来で後世に与えた影響は極大。  しかもそのかっこいい(かっこいい?)エイリアンをなかなか見せないツボを抑えた演出。光と闇の中、古葉監督のように柱の影にかくれてなかなか全身が見えないエイリアン、あるいは探知装置の中でのみ姿をあらわすエイリアンがまた観客の恐怖を煽りまくり。   クライマックス、リプリーの下着姿が結構エロくて、さらにお得。エロもホラーの基本。最後までツボをおさえた演出に拍手。 10点(2003-11-18 00:30:10)《改行有》

3.  ユナイテッド93 911のときの事は今でもはっきり覚えています。 仕事が終わり家に帰ったのが22時頃、でテレビをつけたらちょうどニュースステーションをやってて画面には煙をふいてる世界貿易センターが映ってるわけです。 あれ何事だろう?と着替えながら観てて他のニュースを見ようとチャンネルを替えたら、まさに旅客機がビルに突っ込んで爆発する瞬間なんですよ。 「は???」ですよ。 映画じゃなくてニュースの映像です。しかもリアルタイムです。 本当に何が起きてるのかわからなくて、もうその夜は眠らずにずっとテレビを観ていました。 あの日の事は一生忘れないと思います。 さて、この映画、その911の際に、ハイジャックされながらも唯一目標に到達せず墜落したユナイテッド93便を描いたノンフィクション映画です。 リアリティを出すために、出演者は無名の俳優ばかり、それどころか管制官などの一部は当日現場にいたまさに当事者が本人役を演じるという、本当にノンフイクション映画なのです。 よく考えてみれば、この映画はよくテレビで放送されている「あの事件の真相」的再現ドラマをより大規模に撮っただけのものにすぎないんですが、何しろ元の事件が下手な映画よりよほどすさまじい代物だし、何よりも真摯に映画化されているため、その緊迫感はハンパなものではありません。 映画の間、ずーっと眉間に皺を寄せて映像を見続けなくてはならない、こんなの娯楽じゃありません。 なのに目が離せないのです。 しかも何しろ実話ですから、何が起きるかを僕らは知ってるわけです。ユナイテッド93便は最後は落ちるのです。生存者はいないのです。 そのどうやっても避けられないラストに向けて繰り広げられる機内ドラマ…これはきついですよ、ほんときつい。 しかもきついのに最後まで見続けちゃうんですよね…地獄です。 このサイトには「ネタバレの有無」をチェックする欄がありますが、そもそもこの映画にはそれも不要なのです。 この映画の内容についてはみんなネタバレしてるからです。 93便には早稲田大の日本人学生が乗ってた事でも知られていますが、これも映画中ちゃんとキャスティングされててこの人だってわかるんですよね…つらいつらい。(マサト・カモさんという役者だそうです) さて、今回あらためてこの映画を観て気づいたのですが、これ2017年の今見ると、実に極めてシンゴジラに近いのです。特に前半から中半部。 事件を受けてノーラッドや各空港の管制塔でいろいろな人があたふたするのですが、何しろその瞬間にアメリカの空を飛んでる航空機は4000機以上いるのに、そのどれがハイジャックされてるのかどうなってるのか全くわからないわけです。 情報は錯そうし、何をどう対処していいかまったくわからないままどんどん事件が起きるんですよ。 時間があればなんとかなるんでしょうが、ハイジャックされてから突っ込むまでわずか30分や1時間、混乱してるだけでほとんどなにもできてません。 そして例えば「軍用機がハイジャックされた旅客機を見つけたとき撃ち落としてよいか」「撃ち落とすしかない」「でも誰がその命令をどんな権限で出すんだよ」的な会話が行われるのはまさにシンゴジラの会議室のそれ。 しかし、こちらでは、あまりに時間がなく情報が錯綜し連携もうまく取れずただただ混乱の中で、対応できないままハイジャックされた旅客機が今度はペンタゴンに突っ込み…戦闘機も足りないので「非武装のF16しかないなら体当たりさせてでも止めろ」なんて話になってしまうわけです。 実際のところユナイテッド93便がなぜ墜落したのかについては諸説あり、一説では軍に撃ち落とされたという説もあったりでこの映画についてそのあたりに疑問の声を上げる方もいますが(特にYAHOO知恵袋はひどい)、それはこの映画の価値においては実はどうでもいいところなのです。離陸した時点でこの飛行機には落ちる以外の選択肢は残ってなかったのですから、そこはこの映画としてはどうでもいいことなのです。 あのときの混乱を関係者に真摯に取材して真正面から(一部当事者を出演させてまで)撮った真実の力、この映画の力はそこにあります。 そしてここで示される事実の前に我々は言葉をなくす事しかできないのです。 事実は小説よりも奇なり。 この映画は観ていて本当につらい映画ですし本質的にはテレビの再現ドラマの延長にすぎないのですが、映画の中で語られる真実の前にはどうしても高い評価を与えないわけにはいきません。[CS・衛星(字幕)] 9点(2017-11-28 20:34:36)(良:1票) 《改行有》

4.  恋におちたシェイクスピア 《ネタバレ》 『当然』最後にロミオとジュリエットを演じるのはあの二人しかありえないわけで、そしてジュリエットの登場シーンも当然そうであるべき登場の仕方。『当然』まさに女王が登場すべきタイミングで女王が登場する。映画を観ている人が「こうあってほしい。当然こうだよね?」と期待しているシーンがまさにその通りに展開してくれるわけで、そりゃ観てる人は「そうそう、こうでなくちゃ!!」と大喜びできるわけです。脇役にしてもそう。ココ一番でツーカーな乳母や、芝居に夢中になっていく借金取り。いやーお約束ですね。 期待を裏切らないお約束というものの大事さを教えてくれる映画。そして観た人の心をほんわかしてくれる本当に素敵な映画です。意外とパイオツ全開な上に腰もふられてまくっているので子供と見るにはちと困るのが難点でしょうか。 三谷幸喜がこの映画が大好きだと後で知ったのですが、それを聞いたときは「なるほど確かに!」と思いました。[CS・衛星(字幕)] 9点(2013-12-13 18:00:15)(良:1票) 《改行有》

5.  キック・アス 《ネタバレ》 映画中に主人公のモノローグでも語られますが、「大いなる力には大いなる責任が伴う」というスパイダーマンのセリフへのアンチテーゼが本映画の最大のテーマだと思います。 「大きな力には大きな責任が伴う…じゃぁ力のない者には何の責任も伴わないのか?」 もちろん実際にはそんな事はないわけで、力があろうとなかろうと、人間が生きている限り何かの責任は常にとらなくてはいけないわけです。 そうは言っても力はないわけですから、責任とか言われてもかなり困るわけですが…人生ってほんとに大変ですよね。 [地上波(字幕)] 9点(2013-10-14 01:27:20)《改行有》

6.  ノッティングヒルの恋人 ビバリーヒルズと「丘」つかながりでノッティングヒルなんだな。東京で撮るなら舞台はさしづめ「自由ヶ丘」か。   ...さて、アナと初めてのエッチのとき、ウイルが何かに気づいたように「うわ」と言います。 アナに「どうしたの?」と聞かれて「なんでもない」と答えますが、 あの時のウイルの気持ち、私にはすごくよくわかります。   現実世界で、めっちゃ憧れの人とエッチする機会に恵まれたときに、エッチの最中に 「うわ、まじかよ、俺まじでこの女性とエッチしてるよ、ほんとメッチャメッチャ綺麗だよな~ うわぁほんとに現実かよ、どうなんだよ、こんなの俺に許されていいのかよ、うわ~(以下略)」 なんて思うことがあります。それはキスをしたりとか、行為の途中に改めて顔を見た瞬間とか、 そういうタイミングで思うわけなんですが。    その思いが実際に言葉の形で男性の口から発せられたものが、例のエッチ冒頭部シーンでの「うわ」。   エッチの冒頭あるいは途中に「これは夢じゃなくて現実なんだな」ということを再確認して感極まってつい言葉として男性の口から出てしまう「うわ」なんです。    実際にそういう「うわ」を発した事がある人にしかわからないかもしれませんが、 個人的に100%感情移入できる、あの「うわ」のシーンが劇中で私が一番好きなシーン。 9点(2004-07-15 11:26:16)(良:3票) 《改行有》

7.  フロッグ 《ネタバレ》 前半が「表ストーリー編」で後半が「謎解明編」にきっちりわかれている、まるでアドベンチャーゲームのような映画です。 突然POVが始まった時は「何事?」と思ったんですが、まさか映画中で章が切り変わって謎解明編に突入していたとは…そんな映画観た事ないですよ。すごいね。 伏線を回収しながらパズルを解いていくような話が好きな人には大好物でしょう。 逆に細かい事を考えるのが苦手な人には本当に向いていない映画だと思います。 この手の映画は真剣に観るとどうしてもアラが見えてきてがっかりする事が多いのですが、少なくともこの映画は鑑賞中に気になるアラはなく、あぁ多分そういう事なんだろうな…というオチまできれいに持って行ってくれました。 ストーリーに多少のやりすぎ感出来すぎ感があるのは、この手のパズル的ストーリーにはしょうがない事なのでそこは許します。 それにしても主要登場人物…不倫するお母さん、実は凶悪犯罪人であるお父さん、勝手に人の家に忍び込んで暮らすお嬢さん、そのお嬢さんについて奇行を繰り返す兄ちゃん(実は奇行に意味はあったんですが)…と出てくる人間が犯罪者ばかりの中、お母さんの不倫というその中で一番どうでもいい事に怒り狂ってた心の狭い息子は、あれお父さんの事実を知ったらどうなるんでしょうか?多分死んじゃいますよね。 不倫くらいの小さなことは普段から許してやれよ、という製作サイドからのメッセージなのかもしれません…いや違うか笑 こういう映画を観ると「こんな気の利いた脚本を自分も書いてみたい!」とあれこれ考えるんですが、そこで毎度自分の才能のなさを痛感します。いやほんと無理。鑑賞して楽しむだけにしておきます。[インターネット(字幕)] 8点(2022-06-21 20:18:22)(良:1票) 《改行有》

8.  ホテル・ムンバイ 《ネタバレ》 大袈裟な演出がなく淡々と状況が描かれているせいか同種の映画と比べて頭1つ抜けた緊張感がすごいです。 BGMもない静かなホテルの中に死体がゴロゴロ転がっている風景の緊迫感がすごいんですよね。 最後が記録映像で〆られるのも実話ベースならでは。 犯人たちの最後のシーン、ちょっと「明日に向かって撃て」のラストのようでした。意図されたものではなく私が勝手にそう感じただけなんでしょうけど。 人質のメイン層の好感度がいちいち低いところが観客にとっては救いなわけですが、これホラー映画で殺される若者がだいたい好感度が低いのとある意味一緒の手法ですよね。 映画とはいえ、いい人が無為に殺されていくのを見るのはきついだろうからなぁ… インドにきて「牛肉食わせろ」と空気を読まずに言うとか、下品に商売女を呼びつけるとか…そういうのは全部フラグだったというわけです。[インターネット(字幕)] 8点(2022-05-05 03:32:28)《改行有》

9.  ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 典型的な真面目映画サイドのスピルバーグ作品といった感じの安定感あふれる完成度の高い映画。 これ同時期にエンタメサイドのレディプレイヤー1を撮ってたという事実がとにかくすごいわけで、スピルバーグってほんとにすごいんだなぁ、とあらためて実感させてくれまする。[インターネット(字幕)] 8点(2019-01-02 21:52:08)《改行有》

10.  ジェーン・ドウの解剖 なんの予備知識もなく見ました。 今回はあえてネタバレ無しでシンプルに。 ホラー映画は世の中に沢山ありますが、その多くは半分ネタで観るようなものだったり怖いというよりグロかったり…で純粋に怖い映画というのは実はあまり多くないような気がします。近いところでは「すごく不気味」だとか…これも怖いとは少し違うと思うのです。 しかしこの映画は観ている途中にとにかく怖いのです。 個人的には最近これだけ怖いと思いながら観た映画は記憶にありません。 (いい意味で)ちょっと変わった怖い映画を観たい人にはぜひおすすめの映画だと思います。 あと、ジェーンドゥ役の女優さんはなかなか大変だったんじゃないか…と思います。ついでに言えば美人だしおっぱいの形もなかなかいいので、これから彼女にはがんばっていただきたいと個人的には思います。 おわり。[インターネット(字幕)] 8点(2018-11-10 19:00:58)《改行有》

11.  コードネーム U.N.C.L.E. 《ネタバレ》 なぜか私、この映画を「それゆけスマート」の再映画化だと思い込んでまして、見始めてからすぐ思いました 「これナポレオンソロの方じゃん!!0086じゃなくて0011じゃん!」 まぁそれは私が間抜けなだけなのでとりあえず置いといて、さてこの手の「しゃれおつ系クライム映画」は個人的にはかなり苦手なジャンルです。 映画中に「おしゃれだろう?」とばかりに提示される数々の狙いすぎのシーンにしらけてしまう事がほとんどからなのですが、この映画はなぜか違います。 映画中の気の利いたシーンがいちいち面白いのです。 例えば、劇中「ヒロシですのテーマ」がかかる中での一連のシークェンス。 (いやあの曲はケ ヴォーレ クエスタ ムーズィカ スタセーラという曲なんですが、それはさておき) こういうシーンをみせられると他の映画だと鼻白むと思うんですが、この映画だと面白いんですよね。 要するにセンスが肌に合うって事なんでしょうが、シーンだけでなく映画中での会話やジョークのセンスがとにかく肌に合うから面白いんです…で思ったんですが、このイケメン2人が女1人を挟んで反発しながらも協力するバディ物、最近の日本の女性が好むアニメあたりにいかにもありそうな奴なんです。 そういう観点で見るとこの映画の会話の掛け合いやコメディシーンはいちいち日本的で、あぁそうか、この映画はなんか日本的だからすんなり肌に合うんだな、と妙に納得したわけです。 洋画のバディ物というと、それが48時間でもバッドボーイズ2バッドでもいいんですが、洋画だけあって日本人の乗りとは違うものがほとんどで「うーんあんまりおもしろくないな」って映画がほとんどなんですが、この映画はイケメン2人が女1人と…というそもそもの設定からしていかにも今の日本のアニメっぽいんですよ。 ぶっちゃけ「これってこのまま日本で(女性をターゲットにした)アニメに普通にできるよね」と思える内容なわけです。普通の洋画のバディ物ではそうはいきません。そのままアニメにしたらクソつまんないゴミのようなものができるだけでしょう。しかしこの映画はたぶんそこそこ見られる物に仕上がると思います。 思えば、オリジナルのナポレオンソロ自体、ソロが主人公でありながらコンビのイリヤに妙に人気が出た、言ってみれば最近の日本の(主に女性向け)アニメ作品にありがちな作品の嚆矢ともいえる作品なわけですから、それを今再映画化するなら、「まんま日本の(主に女性向け)アニメを映画化しました」的なものになって全く不思議はないわけで、そして実際作ってみたらそうなった、というただそれだけの事なんじゃないでしょうか、いや適当な事書いてるけど![地上波(吹替)] 8点(2018-03-10 02:07:40)《改行有》

12.  28週後... 《ネタバレ》 あぁ、この映画のレビューを書いていませんでした。 いいと思っててもレビュー書いてない映画はたくさんあるよな、と思いつつ…とりあえず書きます。 前作の「28日後」(これもレビュー書いてませんがw)は個人的にがっかりの映画でした。 前半はなかなかいいんですが、後半の「ほんとに怖いのはおかしくなった人間だ」の展開を面白いとは思えなくて、正直がっかりしたのを覚えています。 点数をつければ6点というところでしょうか。 その続編と言う事で実はあまり期待してなかったのですが、その期待はいい意味で裏切られました。 まず冒頭のスピーディで絶望的な展開がイイ! 状況がわからないままグイグイ引き込まれるあの導入部は傑作だと思います。 冒頭で妻を裏切って逃げた男が、懺悔のために立場を利用して拘束されている妻に立場を利用して再会。 そして謝罪しながら妻とキスするわけですが…あの状況で自分を見捨てた旦那のキスを妻が受け入れるのか?と疑問に持つ人も多いんじゃないでしょうか。 で、妻は自分がキャリアだという事は知ってるわけで、その事実を告げずにキスを受け入れたのは旦那への一種の復讐なんでしょうね。そう考えれば納得できるシーンです。 まぁ結果として酷い殺されかたをするわけですが。 そして一家族の身勝手な行動から始まるロンドン大崩壊の連鎖。 いやぁこれですよ、これ。 こういう映画はこれくらい派手でないと。 軍の対応ですが、あの状況じゃ皆殺しするしかなくなりますよね。あの判断はしょうがないと思います。 そしてそこに(ありがちですが)現れる「俺には殺せない」的デルタフォースの男。 どっかで見た顔だな、と思ったら「ヘンゼル&グレーテル」の主演の方でした。 その彼が英雄的行動で皆を助け続け、最後は、いかにも英雄にふさわしいフラグな展開で火炎放射器で焼かれてしまうシーンは、ポセイドンアドベンチャーのジーンハックマン並みに印象深いシーンでした。 そして凡百のB級ホラーであれば「ありがちありがち」くらいにしか思わないそのシーンで、僕は文字通り手に汗握って魅入ってしまっていたわけです。これをビバ!と呼ばずになんとしましょう。 さて、このシーンもそうですし冒頭や途中の派手な銃撃シーンもそうですが、全体に活気に欠けカタルシスも乏しかった前作と比べて、今作は随所に派手で印象的な殺戮シーンが見られます。 たとえばヘリのローターでゾンビをぶしゃぶしゃやっつけるシーン。 ローターってそんな丈夫なのか?と思わなくもないですが、ああいう印象的なシーンが映画のあちこちに見られるんですよね。 まさに正しい娯楽映画です。 そして個人的にフアンだった素敵な少佐まで殴り殺されてしまい(しょうがないとはいえ個人的には彼女は助かってほしいところでした)、最後はあんな展開に。 皮肉な事に、映画中の英雄的な行動や優しさや善意は、結果として人類を滅亡方向に大きく転がしてしまっているという事実。 よかれと思って命がけで行動した英雄的な人たちがいなければ災厄はイギリスに封じ込められていただろうに…という自身の映画の内容を全否定する実に皮肉なラストなんですが、しかしこのシニカルさこそがこの映画の真の魅力でもあるわけです。 次回作の「28月後」が楽しみです。(残念ながらいつのまにか噂を聞かなくなりましたが…)[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-08-13 22:40:36)(良:1票) 《改行有》

13.  ラブ・アクチュアリー 《ネタバレ》 「全編が愛に満ちた最高にキュートな映画」というキャッチコピーがもしこの映画についていても、 間違ってもJAROに訴えられることはないだろう、ということは自信をもって断言できる映画。 多人数の恋愛模様をオムニバスに描いていく映画なんで、映画を見る前には、個々のエピソードが 最後には一本の大きな流れに集約して感動的エンディングを迎えるんだろうなぁ、と思っていたんだけど、 そういうことは全然なく、それぞれの物語の糸はときどき微妙に交錯しつつも基本的には相互に 影響を及ぼさない個別の恋愛模様のまま描かれている。 そのバラバラの物語を散漫にならずしかも多数の登場人物を明確に描きわけている点が この映画のすごいところ。 実は、当初点数は8点だと思っていたのだけど「一年で一番の映画」が9点の基準だとすると9点だよなぁと思い直しました。 2時間超の映画で、上映中に時計を一度も見なかった映画は実にひさしぶりだから。  ... やっぱり愛だよね。..ってそうそう問題点を一つ。これクリスマス映画じゃん!公開時期びみょーじゃん! [試写会(字幕)] 8点(2004-01-29 10:46:30)(良:3票) 《改行有》

14.  カプリコン・1 《ネタバレ》 ひっさびさに観たのですが、いやー今みても面白いですね。確かに3人が別れてからのシーンは今の基準ではけっこうたるく、「猿の惑星」の冒頭の荒れ地放浪シーンを思い出しました。後半に関しては今だったらもう一つ二つエピソードを追加して派手な展開にするとこなんでしょうけど、さすがにちょっとたるいですね。それでも今見ても面白いっていうのは、まさに名画の証。ピーターハイアムズの唯一の傑作だと言っていいかと思いますが、でもこれリアルタイム世代の記憶で言わせてもらえば、昔は「知る人ぞ知るB級娯楽映画」にすぎず、ほとんど誰も知らないような映画だったはずなんですが、今はわりと有名ですよね。やっぱこのネタ(NASA陰謀)の元祖っていう要素が大きいんでしょう。[CS・衛星(字幕)] 8点(2003-12-01 17:06:32)

15.  続・青い体験 1作目に引き続きこれにもお世話になりました。 なのでお世話代として点数は高くなるのです。 1作目との比較はメイドと兄嫁とどっちがそそるか..という問題もありますが、食卓の下の攻防と、映画館での攻防はどっちがそそるか..とかそういう問題かと。 ってそれ全然映画の評価じゃないよ。 8点(2003-11-27 08:42:42)《改行有》

16.  ニューヨーク1997 異論は沢山あると思いますが、私にとってリーヴァンクリフの代表作と言うと何故かこの映画です。  アーネスト・ボーグナインもいい感じだし、カーペンター&カートラッセルのすぐれたB級娯楽映画ですが、そういう脇の俳優陣がいいんだよねぇ。   「スネイクと呼んでくれ。」 8点(2003-11-17 22:52:32)《改行有》

17.  バーン・アフター・リーディング 《ネタバレ》 某映画批評(伏字になってない)で「ずいぶん人を選ぶ」とか書かれてて「はぁ?」 考えてもみてください。 彼女と初デートで映画を観に行く事になり、行った映画館ではなぜかコーエン兄弟フェス 「ノーカントリー」と「ファーゴ」と「バーンアフターリーディング」が上映されてました。 さぁ何を選ぶ? こうなったとき選べるのは「バーンアフターリーディング」だけです。 他の2本を初デートで観ても暗い気分になるだけ。 てか「ノーカントリー」を初めて観て「かっこよかったね!」と目をキラキラさせる女とかちょっと怖いです。 バーンアウトリーディングなら安心。 「ブラピが横山尚隆に見えてきたね」なんて会話を楽しめるし、あの椅子をうれしそうに紹介するジョージクルーニーを観て笑いながら顔を赤らめる彼女の横顔も楽しめます。 初デートで選べない時点で「ファーゴ」や「ノーカントリー」の方がよほど人を選ぶといえるじゃないですか。 だから某映画批評は間違ってるし、この映画を人を選ぶとか言ってる人はちょっと間違ってると思うのです。 さて少し真面目な事を書くと、勘違いやちょっとした運でトラブルが拡大していくのは彼らの映画の定番。 そういう意味ではまさにコーエン兄弟らしい映画だと思うし、変に雰囲気重視の過去作品よりよほど面白いと個人的には思います。何しろ話題が身近で地に足がついてるとこがいいです。いやCIAは身近じゃないけど、男女関係とかリアルでみんななにがしかの経験がある事ばかり笑 少なくとも僕個人は途中でダレるしなんかスノッブで楽しい気分にもならない「ファーゴ」や「ノーカントリー」より、あの椅子で爆笑できるこの映画の方が面白いし、好きです、ええ。 てか今自分のファーゴのレビューを読んだら「いい映画だろ感がハナにつく」と書かれてました。さすが自分、筋が通ってます笑[インターネット(吹替)] 7点(2023-08-24 11:31:43)《改行有》

18.  ダンケルク(2017) ダンケルクの撤退戦は戦史に詳しい人ならだれでも知ってる有名な撤退戦なわけですが、一方で、一般的な日本人はその存在すら知らないと思うんですよね。 歴史上数多く行われた撤退戦の中では3番目か4番目くらいに成功した、そしておそらく一番規模の大きな撤退戦です。 こんなにボロボロなのに成功した方なの?と思われるかもしれませんが、基本的に撤退戦というのは成功してもボロボロなのです。 そもそも完全に成功した撤退戦といのは歴史上一つしかなく、旧日本軍が実施したキスカ島撤退作戦がそれです。 キスカの奇跡と呼ばれるその作戦について興味ある方はwikiをご覧ください。 …と、なんか話がそれてしまいましたが、戦史上有名にもかかわらずあまりにも日本人になじみがないため、このダンケルク撤退戦について多くの方が根本的な勘違いしてる可能性があります。 25年くらい前、ウッチャンナンチャンのウリナリで「ドーバー海峡横断部」という企画をやっていたのを覚えていらっしゃる方もいるかもしれませんが、実はこの映画で描かれる海はまさにそのドーバー海峡、つまりテレビのバラエティ番組で「泳いで渡っちゃおう」という企画をやっちゃう程度の距離でしかないのです。 劇中、イギリスから小さな遊覧船が助けにいくわけですが「芸人が泳いで渡れるかも」というくらいの距離だからそれも可能なのです。 なんなら遊覧船でも片道3時間とかです。 逆に言えばそれくらい近いのに、どうしても帰れない…その歯がゆさがこのダンケルク撤退戦のキモなのです。 と、映画本編と関係ないとこでやたら文字数使っちゃいましたが、映画の内容ですね。 地味な映画だと聞いてましたが、実際観てみたら(陸)1週間、(海)1日、(空)1時間という3つのパラレルなストーリーを途中で交差させる凝った構成には素直に感心しました。ちゃんとした娯楽映画じゃん! って映画本編の感想みじか![インターネット(字幕)] 7点(2022-11-26 21:18:16)《改行有》

19.  ザ・フォーリナー 復讐者 私がこの映画をわざわざ吹き替え版で観た理由はシンプル。 ジャッキーチェンの声はやっぱり石丸博也じゃないと!だからです。 世代的にこのイメージはもう絶対固定なのです。 石丸博也もジャッキーも当然のように年を取ったわけですが(なにせ石丸博也は来年80歳)、しかしその健在っぷりは観ててうれしくなります。 で、映画ですが、ジャッキーらしいコミカルな動きのアクションはこの重厚な内容とちょっと折り合いが悪いかな、と思ったりもしますが、真摯な作りで合格点。 私が観たのは日本(中国)公開版なのですが、劇中に出てくるIRAがなぜかUDIという謎の組織名に置き換えられていたので頭の中で「UDI→IRA」という変換が必要なのが困り物でした。 西洋公開版ではそのままIRAらしいのですが、なぜアジア版は名前変えてるんでしょうか??不思議です。[インターネット(吹替)] 7点(2020-11-19 04:17:13)《改行有》

20.  ファイナル・スコア ダイハードは大量の安直模倣映画を生み出したわけですが、しかしその多くは当然のように駄作です。 そもそも「マネしよう」という志の低さの時点で傑作が生みだされるわけがありません。 しかしそんなダイハードパクリ映画の中にも「意外と悪くない映画」という映画が少数ながら存在します。 で、この映画はまさにそれです。 スタジアムを舞台にしたダイハード模倣映画といえばヴァンダムが消防士のアレを思い浮かべる方が多いと思いますが、この映画は少なくともアレよりは格段にマシな映画になっていて、いくつもの伏線の回収やらお約束のキャラ展開やら、もはや既視感の嵐のような内容ではあるのですが、しかしお約束は強し。 恥ずかしげもなくベタなキャラを配置しまくった本映画は、結果的にダイハードフォロー映画の中では一番面白い映画になってるんじゃないでしょうか? それにしても重要キャラである姪っ子の魅力の無さには驚くばかり。そんなとこでリアル追及しなくてもよくないですか?[地上波(吹替)] 7点(2020-09-24 15:55:10)《改行有》

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