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1. トロン
82年はアナログSFXの有終の美を飾る「ブレードランナー」と、CGによるVFXの先駆けとなる「トロン」が共に誕生した年。 「トロン」はBRほどの直接の影響力はなかったけれど、あまりに個性的だったからでもあると思う。 5人の主要キャラクターが擬人化プログラムとなるのはファンタジックで、初期のCG(とアニメ)で描かれた世界は今見てもレトロな魅力に溢れる。 ユニークなデザイン、ソーラー船の優美な美しさ。 ウェンディ・カルロスの音楽もこの世界にマッチしていてクール。 フリン(クルー)、アラン(トロン)、ローラ(ヨーリ)の三角関係はグリッドの中でも続き、その結果は「レガシー」で明らかに。[映画館(字幕)] 8点(2012-04-01 07:00:16)
2. グリーン・デスティニー
邦題にグリーンとつくだけあって、緑あざやかな竹林がワイヤー・アクションの舞台に。 チャン・ツィイーは「初恋のきた道」より時代物・作り物っぽい世界が合うと思いまふ。 殺陣もポーズもキマッてる! ミシェル・ヨーは「トゥモロー・ネバー・ダイ」より大人な女。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-07-03 02:47:23)
3. ラスト、コーション
《ネタバレ》 ワンとイーがともに痛ましくてならない。愛してはいけない男に情をかけた女と愛されて命拾いしながら手中の珠は失った男と。少女っぽい面差しのタン・ウェイが濃い化粧で妖艶なマイ夫人に身をやつし男の心に入り込んだその先は・・・当時の雑踏を再現した街頭シーンなど実在感のあるセット撮影がすばらしい。[映画館(字幕)] 6点(2008-05-18 06:08:23)
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