|
1. ポーリーヌ
《ネタバレ》 ワンシーン・ワンショットが実に穏やかで心地良いです。映像は質素でありながらも優雅で美しい。徐々に交流を深めていくのではなく、最後に失ってからようやくその大切さに気付くというところでこの監督さんは上手いなぁと思いました。出てくる役者さんたちも知らない人ばかりだけど皆ベテランの気質があった。スローペースですがしみじみと良さが伝わってくる素晴らしい作品です。7点(2005-03-05 13:21:33)
2. ぼくのバラ色の人生
《ネタバレ》 映画を観ている時は「どうして両親はこの子を気持ちを理解してあげないんだろう」と思いましたが、もし自分の息子が女の子になりたいとか、もしくは友達が自分の息子と結婚したいなんて言ってきたらやっぱり「う~ん…」と考えさせられてしまうと思います。最後の方で男の子の格好をした女の子が出てきて、「これで解決!」なんて思ったけど時すでに遅し、彼の心は深く傷付いていたのでした…。リュドヴィック少年の言う神様がXYを投げ入れてXだけが入らなかったというのは、あながち間違ってもいないんじゃないかと思いました。ああなってしまった以上、現実を見つめていくしかないのですね。7点(2004-10-15 23:29:41)
|