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プロフィール
コメント数 914
性別 女性
ホームページ http://ameblo.jp/cluttered-talk/
自己紹介 After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to.

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【製作国 : メキシコ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  苺とチョコレート 《ネタバレ》 〝革命〟とか〝ゲイ〟とかいう過激なものを扱っているわりに非常に冷めたというか浮ついたところのない、気負いを超えたある意味「達観」の境地に至らないと作れなかった作品と思います。 この作品世界では、誰の肩も持たず出来事を時系列で淡々と語るという難しい演出に成功していると思う。異性愛が正しいとも同性愛が正しいとも、革命が正しいともそうでないとも、言っていない。 反対の立場にある二人が、〝対話〟を始めて最後にはお互いを認めるところまで行く…という話です。 ディエゴにもダヴィドにも突っ込みどころが満載なのに、ここでは彼らはそのことが原因で深く悩んだりしません。 つまり、「見知らぬストレートの青年をベッドに連れ込めるかどうか賭けたりするディエゴの下品さ」とか「己の黒人蔑視に何の矛盾も感じないディエゴの鈍感さ」とか、「初体験を済ませたら(しかも年増の半分娼婦のような相手)、まるで憑き物が落ちたようにほがらかになってしまったダヴィドの単純さ」とか「結局女なら誰でもいいのか」とか…欠点だらけの彼らを批判することなく、そのまま終わるところが持ち味…ラテンの味? 特筆すべきは、ディエゴ役の俳優さんのオカマ演技の素晴らしいことで、これがなければ作品の魅力は八割がた低下していたと思う。ディエゴが魅力的なのに比べて、ダヴィド役の青年はガイコツ系で、ガリガリ過ぎてなんだかなあ。私は「栄養失調」とか「収容所」とかいう言葉が消えなかった。 オカマ演技が素晴らしいということは、ネイティブのオカマではないと私は思うんですよね。ハーヴェイ・ミルクにショーン・ペンが選ばれたのもそういうことだそうですし。 つまるところは「対話」を成立させることについての作品です。一見の価値はあります。 しかしあの「祇園・京都」とかいう変な浴衣はどうやって手に入れたんでしょうか…。[地上波(字幕)] 7点(2010-08-06 15:39:31)《改行有》

2.  永遠のこどもたち 《ネタバレ》 デル・トロ印の子供を扱った映画その?弾。 イマイチ。昔の因縁の明かされ方がどうもなし崩しで、「みんなでトーマスをいじめた」の背景や原因も感じられず腑に落ちない。それに続く「トーマスの母が仕返しに子供たちを殺して隠した」も、とってつけたように言われただけで、実感できるわけじゃない。 全体的に説明の仕方が下手で、よろしくない。説明はありすぎても無さすぎてもダメだけど、核心部分をぞんざいに扱っているのが良くない。 あと、HIV陽性と分かっている子供を養子に出したり、ましてやもらったりするのはいくらなんでも有り得ないんじゃないだろうか。それに、HIVの件がストーリーと全く関係ないところが余計に意味不明。…万難を排して養子を迎えたということを強調したいためなのかもしかして? 尺も妙に長い。これはあまり他人に勧めません。[地上波(字幕)] 5点(2010-07-15 18:26:04)《改行有》

3.  バベル 《ネタバレ》 ある日録画した。 「録画したから見なければ」と出だしの2~3分でげんなりしてやめる。 「見なければ」とさらに次の5分も行かないうちに力尽きる。 「あああいつをナントカしなければ」と悶々としつつ数日が過ぎる。 新しい録画はどんどん消化して消去していくのに、これだけがいつまでも残っている。 さあどうしよう。…というほど、私にとっては重いイニャリトウが。 これほど先に進めない映画とは。重い。重すぎる。 最近の私はハーベイ・カイテル「ブルー・イン・ザ・フェイス」のような映画こそ優れていると思うようになったため、シリアス度が高いからいいなどとはこれぽっちも思わなくなったのだった。 なぜなら、人は誰も死ぬ順番を待っているのだし、この世は不公平だし、そのためある程度生きると人は笑いが必要になるものだと気がついたので。なのでドシリアスなものにはリアリティを感じなくなる。 で、イニャリトウですが、彼の世界はシリアスだけで回っています。うっとうしいです。「そんなわけないだろ」と突っ込みたいです。 ひとつの銃で物語を回そうとしすぎて設定に無理が出すぎてしまい、とんでもないことになっています。日本の都会に住むリーマンのおじさんは、猟銃を買って自宅に保管したりしません絶対に。なので、その銃で妻が自殺することは有りえません。なおかつ、日本のお父さんは、モロッコまで行って鹿を撃ったりすることも一生ありません。ないといったらない。だいたい、猟銃を持って飛行機に乗れないし、モロッコの税関も通れるわけはない。もっというなら、娘のバレーボールを見にも行かないし、車で連れて帰ったりもしないし、ベランダで素っ裸になっている娘を発見してそっと手をつないだりもしない。 いいですか、これは、アメリカのお父さんを役所がやっているだけなんです。ワールドワイドな話にしたいばっかりに、間違って日本を巻き込んでしまった作り手こそ「愚か」です。 また、鍋での放尿シーンだとかノーパンで歯科医を誘惑する女子高生だとか、ショッキングなシーンで印象を強めようなどとは志が低いの一言。 ということで、ラストのベランダシーンにもなんの感動も感心もなく、げんなりしっぱなしでした。チエコ役は、「フルに脱げるか否か」という基準で採用されたのだと確信しました。 ちなみに、どうやって我慢して最後まで見たかというと、誕生日だからというドサクサでした。[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-02-21 20:53:34)(良:2票) 《改行有》

4.  パンズ・ラビリンス 《ネタバレ》 悪の化身のように描かれている大尉側の事情でちょっと考えて見ますと、「立派な父」は死ぬ際に時計に時間を留め、息子にこれを遺した。これはどういうことかというと、「オレと同じようにおまえもいつか必ず死ぬぞ」という呪いをかけたということですたぶん。 「いつか死んでしまう」ことに激しい恐怖を抱きながら残りの人生を生きろ、というのが父の呪いだったのですね。だから、他人に時計の事を聞かれた大尉は「時計なんて知らない」とウソをつきます。 「いつか死ぬ」ということに対して、知らないフリをしていたい、という意味です。 呪いをかけた父は、「悪い父」です。では、「良い父」はどこにいるかというと、地上にはすでに居なくて、命を失ってからでないと行けない地下の王国に居る。 一方で、「母」なるものはどうなっているかというと、「弱い母」は原始的な生き方をする母です。 美しさで男性を引き寄せ、セックスをさせて妊娠することによって、恒常的な男性の庇護を得ようとする、それが原始的な生き方です。実は大尉はそんなことわかっていて、罠にはまったふりをしていますが、目的である息子を得るまでは騙されたふりをしているのです。そして、「弱い母」の罠をとても憎んでいます。これが「女性嫌悪」です。本当は女の股などから生まれたくないが仕方ない、ということです。大尉が子供のオフェリアをためらいもなく射殺する場面では、これが強くあらわれています。 「弱い母」だけが登場するかというと、そうではなくて「強い母」メルセデスがいます。彼女は「意思を持った母」で、「悪い父」と戦います。正確に言うと、悪い父に呪われた男とです。 オフェリアは父なるものの庇護を受けられず、かといって「弱い母」に教えられた生き方もしたくない。「強い母」と一緒に戦う道を選ぼうとしますが、〝この時点では(内戦の時代)〟それは適わず最終的には「良い父」の待つ王国へ行く。 「呪われた男」大尉が最期にしなければならなかったのは、自分の息子にも呪いをかけて、「呪いのチェーン」をつないでいくことだった。けれどそれは「強い母」によって、阻止されます。 女性を嫌悪する男が意思を持った女に敗北した瞬間です。 スペインにはこの後も「良い父」が存在しない時代が続いたようですが、デルトロは「強い母」の存在を強調していますからスペインというのはそれで「もっている」国なのかもしれません。[DVD(字幕)] 8点(2008-07-01 16:50:08)(良:3票) 《改行有》

5.  タブロイド 《ネタバレ》 90分台という時間的な制限のためか、脚本の問題か、ベニチオの二面性への踏み込みが浅いように感じる。 冒頭の沼での沐浴場面などはミステリアスで興味をそそられるが、収監されてからは彼が犯人であって、マノロを騙して利用しようとしていることがどんな観客にも分かっているので、「ベニチオの言うことは本当か」「誰が犯人か」というところ以外に盛り上げる要素を作らないとダメ。 それは当然「切り込むマノロとはぐらかすベニチオの手に汗握るやりとり」でなければならないのだが…。残念ながら大不満である。せっかくダミアン・アルカザールという食えない役者さんを起用しながら、持ち腐れの感。 巨乳の姉ちゃんがプロデューサーというありえない設定のうえ、どうでもいいようなセックスシーンを意味ありげに入れてみたりして時間を無駄にし、肝心のところに手を抜いている。こういうストーリーで、サービスエッチなんていらないんだよ。ほんとに。ハードに行けハードに。 カメラマンやプロデューサーが、良心の呵責に悩まされてマノロとぶつかりあったり、個人行動に走るような展開もあってしかるべき。(だって、女の子の死体があるのを知っていながら誰にも言えない状況なんですよ?) また、生真面目な警部の絡ませ方もわざとらしく、意外性のかけらもなくうまいとはいえない。 エンディングのもっていきかたは、アメリカ映画では絶対に不可能な展開で、ある意味余韻を残す。(森の中の建物の内部を一切見せないで、「ああまたやっちゃったなあ。しかも義理の息子を。」と観客に分からせる。) 自分以外の男のタネによる子供を殺し、同時に家ではベニチオ本人のタネによる赤ん坊が誕生、なんだか、ライオンのオスの乗っ取り行動に似ていますね。大変皮肉です。 しかしなんにしても力不足。 レグイザモはそれなりにイカしていたんだけどなあ。あの巨乳は本当に必要なかった。 [DVD(字幕)] 6点(2006-10-15 12:10:53)《改行有》

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