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プロフィール |
コメント数 |
565 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。 ※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。 ※管理人様、お世話になっております。 ※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。
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1. 浮き雲(1996)
《ネタバレ》 リストラされレストランは潰れ、新しい仕事はダメで車に乗れなくなったり、レストランと呼べない店で働いて給料貰えなかったり、テレビや家具を差し押さえられてギャンブルで失敗と、悲惨な出来事の連続なのに前向きとは違うけど決して後ろ向きにはならない、挫けない夫婦の愛が素晴らしいです。妻「決して許さない」夫「帰ろう」妻「いいわ」のシーンなんか最高ですよ。彼らはほとんど言葉を発しなければ表情にも出さない。リストラをカードで決めるシーンやコックが治療費を払うシーン、レストラン仲間との別れのシーンなどの本来感情的な場面でさえ実に淡々と描かれています。それでも無言の中にある心の叫びがしっかりと聞こえて、喜怒哀楽をあまり見せてくれないのに観終わった後に心が温かくなるのがこの映画の凄いところです。色使いも素晴らしく、尻尾を元気良く振る犬が何とも可愛らしい。二人で始めたレストランに客が入ってようやく夫婦に晴れ間が訪れた時のあの様子の微笑ましさ。生きている事の幸せを静かに、だけどとても強く感じさせてくれる作品です。[ビデオ(字幕)] 9点(2006-05-23 18:26:15)
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