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[2010年8月23日] か…かわも…
(゚Д゚;)ノ
…映画界は今日終わった…。
[2017年7月16日] 猛暑の夜、amazonで映画ではなく『幼女戦記』を寝ないで通し鑑賞。 大局的な戦略から入って行くという、かつてない架空戦記アニメでありながら、その悪夢性を出し切った感がすごかった。 最終話はテーマ的にポエニ戦争から対テロ戦争まで、膨大な戦争のイメージを深く広く全面爆撃して吹っ切れる展開に。 スピルバーグの『宇宙戦争』はバクテリアに仮託してその地獄自体を救いと説いたわけだけど、このアニメはそんな所まで引いて俯瞰する気がサラサラないってのがスゴイです。 |
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1. スーパーマン リターンズ
オープニングは素晴らしい。劇場でなければ意味を成さない美麗CGのスペクタクル。
それ以外は…。
ここで、すんません。オイラはリチャード・ドナー版観てません。つうか実写スーパーマンは一作も観てません。代わりにフライシャー版はビデオが擦り切れるほど観て、今はお気に入りの作品がすぐに呼び出せるよう、名作の mpeg 動画がPCに収まってます。
で、フライシャー版のロイス・レインに激似のケイト・ボスワース。すげえ。額から眉から髪型からよく真似したもんです。そこに1点。あとは『スパイダーマン』で言ってるテーマの繰り返しでしかありません。
そもそもスーパーマンは呪われた映画シリーズ(初代俳優は自殺、二代目は半身不随で寝たきり→死亡)であり、今回の製作タイミングもえらい不謹慎(クリストファー・リーヴの死亡直後に製作開始)で、時期も悪い(アメリカ史上最悪の正義なき戦争中)。よほど気合を入れて作らなければ、過去に付けられた負の勲章である「スーパーマンは現実無視のダメ映画」の烙印を返上できない。これだけ重荷を背負ったヒーロー映画もないもんだと思うが、ワーナーはダメ押しで完結していない『Xメン』のブアイアン・シンガー監督を引き抜くという暴挙に出た。これでかなりファンの怒りを買ったはずだ。
まるで、最初からコケるために生まれたような映画だ。
製作の時点からワーナーの意図は、アラン・ムーアの影響を受けて路線変更した90年代版のDCコミック『スーパーマン VS バットマン(&ロボコップ)』の話へ持っていくのがミエミエで、オイラが観に行った(というより劇場で確認したかった)のは、この90年代版スーパーマンの構図の中に「イラク」という記号がどうあしらわれるのか、という一点にあった。
この点での評価はゼロだ。いや、『人類への対峙者』という新たなスーパーマンのイメージを打ち出せなかった意味ではマイナス点でもいいくらい。
「古き良きアメリカ」は本当にダメになったのかもしれない。「スーパーマン」という記号を腐らせてしまうほどに。2時間半の間、ロイス・レインの眉以外に特に見るべきものはなかった。ある意味ではすごいかもナ。
札幌では公開二日目なのに、映画館では10人しかお客がいませんでした(レイトショーだけど)。[映画館(字幕)] 1点(2006-08-21 01:25:34)《改行有》
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