|
プロフィール |
コメント数 |
746 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
私は名画もミニシアター系の作品も好んで観ます。 でもでも、B級SFや昔の特撮映画がとてもとても好きなので(ワクワク)驚かれることが多いです。 女性でそういうジャンルのファンが居るとは思わなかったと(笑) 映画の詳しいうんちくをお聞きするのが大好きなので、皆さんのコメントを楽しみにしています。 |
|
1. 英国王のスピーチ
《ネタバレ》 王室に生まれたものの宿命。
人々の注目、視線。
見られる者の切なさが、素晴らしいカメラワークで淡々と描かれていきます。
カメラと人物の距離が実に良い。
ヨーク公が不幸な場面でもカメラは視線を外そうとせず、じっと見続けます。
最初は他人事のように見ている私が、次第に物語にはまって行きます。
あたかも隣ではらはら心配して見ている錯覚におちいります。
そしてカメラは国民も忠実に映し出します。
スピーチに期待し、しかし落胆であったりあきらめであったり、庶民の素直な感想もしっかりと伝えます。
今だったら録音して再生という手が使えますが、そのころは大変だったのだなと。
しかし逃げられないからこそ、成し遂げられ充実したのかもしれない。
王の誠実な人柄と、先生や夫人の素晴らしい助力によって、ここまでやりとげられたこと。
静かにじわじわと、私の心をしっかりとつかみました。
ジョージ6世は素晴らしい王であったと知ることが出来ました。
もういちど見直したい秀作。[CS・衛星(字幕)] 10点(2014-10-13 16:44:21)《改行有》
|