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プロフィール |
コメント数 |
894 |
性別 |
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自己紹介 |
ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。 「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。 映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。 目指せ1000本! |
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1. ミスティック・リバー
《ネタバレ》 犯人捜しのサスペンスとして期待すると肩透かしを食らう。
どちらかと言えば重厚な人間ドラマ寄りの作りで、その割に緩慢に感じてしまうくらい話の筋が分かり辛い。
それでも、あまりのタイミングの悪さとすれ違いで負のスパイラルに陥ってしまう不条理に苦虫を嚙み潰す。
怒りに赴くまま復讐に走り続ける男、過去から逃げられない苦しみに怯えた男、
ただ傍観するしかない男がもしあの日立場が違っていたらと思い返してももう遅い。
自分の行った"復讐"を妻から肯定された男はひたすら"贖罪"という名の自己満足を続けるだろう。
それはまさに正義を標榜してきたアメリカそのものであり、自己責任と片付ける貧困と格差社会が強くリンクする。
スクリーンで悪人を裁いてきたイーストウッドによる自戒と諦念がそこにあった。[映画館(字幕)] 6点(2021-08-06 21:36:20)《改行有》
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