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1.  トム・ヤム・クン! 《ネタバレ》 詩情あふるる導入部、そして悪人の屋敷に文字通り飛び込んでくる主人公のアクションのキレ、小艇での追っかけのスピード感、いいぞいいぞと前のめりになって見た。舞台がオーストラリアに移ってややダルになったか、と思うと、ローラースケートやらバイクやら車輪軍団との倉庫での闘争でつなぎ、密殺料理店でのひたすら階上へと向かうワンシーンワンカットに至る。撮り直し・壊し直しが簡単にはできぬ長回しの緊張がびんびん伝わってくる。ちょっと階段の手すりから下をのぞくと、男どもがワーッと駆け抜けていくのがピタリのタイミングで見えたりして、まことに嬉しい。映画というものを侮っていない姿勢に感銘を受けた。悪漢どもが、ヒーローが活躍しているときに卑怯な飛び道具を使わない・一人ずつ順番に出てきて順番にやられていく、と礼儀正しいのも立派である。[DVD(字幕)] 8点(2007-12-08 12:18:15)

2.  チョコレート・ファイター 《ネタバレ》 組んで揉み合う柔道が草書体の格闘技だとすると、カンフーは楷書体。カドカドがきっちり決まってるキビキビ感がいい。この映画、女の子が一生懸命楷書で手本通りに習ってるようなところにジーンとさせられた。彼女のエイッエイッという声もかわいい。前半の起動は遅く、今回はダメかなと思い始めたあたりでヒロインの「ママのお金返して」の集金修行が始まり、ノッてくる。氷屋の青、倉庫のオレンジ、肉屋の赤とトーンを変えていくが、倉庫が上下の動きが生きる分、とりわけ楽しめた。積み上げた段ボールの天辺から向かいへ開脚で飛び移るのが気に入った。一番ワクワクしたのは、『キル・ビル』を思わせる日本料理店の場でトレーナー姿のメガネ男が登場したとき。手をクイックイッと痙攣させたり首をピクピクさせたりして出てくる、するとヒロインもその動きに同期させて向かい合う。アクション映画とミュージカル映画はけっこう脳の近い部位で鑑賞してるんじゃないかと常々思っているのだが、ここなんか、アステアロジャースの動作がシンクロしてきて踊り出す瞬間の興奮に近いものを感じた。限りなくダンスに接近した格闘。両者が空中で互いを巻き込むように旋回し最後の蹴りがはいる。そして飲み屋街(ガードとネオン付き)での壁面の戦い、ここでも上下がたっぷり生かされた。立ち上がりの物足りなさをおぎなう満腹感。[DVD(吹替)] 7点(2009-12-09 12:07:11)

3.  リサイクル -死界- 《ネタバレ》 ホラーで始まっていながら途中からファンタジー方面に行っちゃうので、こちらの心構えがちょっと狂う。没にしたアイデアに復讐される作家って設定は面白いんだから、それだけで押していっても良かったんじゃないか。それを“見捨てられたものたちの怨念の世界”に広げて、西洋風のゾンビみたいのまで出しちゃうのはもったいない。とはいえCGで造り出したいくつかの世界は魅力的だった。暗く深い路地・廃遊園地・冥界の図書室・中継点の宙に浮かぶもの。活劇よりも、見捨てられたもののうらぶれた哀しみを出す静かな場面で、CGが効果的に使われていた。[DVD(字幕)] 7点(2008-06-01 12:10:24)

4.  the EYE 【アイ】 《ネタバレ》 ただ不鮮明な映像という手だけでも、角膜手術後の視界という設定を重ねれば、ある程度不気味がらせることはできる。ぼんやり見えているものが、本当に向こうにあるものなのか、そうでない別のものなのか。また、この主人公が視力を失ったのは二歳の時で、手術後も視覚で認識するということになじめず、つい触覚に頼ろうとその不鮮明なものに手を伸ばしてしまう、という設定。鏡像は手で確認できないということでその設定はイキたが、怖がらせるのにもっと使い道があったような気もする。一番怖かったのは、エレベーターにいた背中向けてるじいさんだ。西洋のホラーでは力強いものが身をそらし爪を立てて襲ってくるが、こちら東洋では非力そうなじいさんがうつむいて怖がらせるのだ。[DVD(字幕)] 7点(2007-10-27 12:16:12)(良:1票)

5.  ブンミおじさんの森 《ネタバレ》 夏の夜の感じ。背後では虫の声が続き、夕涼みをしている部屋でぼそぼそと語り合う親族一同。そこにふんわりともう一人、すでに亡くなった親族が現われてきてもおかしくないような夜。一年中こういう夏の夜の感じが続いているのなら、さらに毛むくじゃらの猿の精霊となったせがれも、階段をゆっくり上がって来ることがあるかも知れない。ちょっとは驚くが、あとはすんなり状況を受け入れて会話は続いていく。「ずいぶん毛が伸びたのね」。すると次に美貌を失った王女さま(?)と輿かつぎの若者の悲恋っぽい話になり、それを見守るナマズが慰めたりする鏡花にでもありそうな世界に唐突に切り替わる。バックの滝が美しいが、こちら観客はその展開にただ呆然とする。するとさきのブンミさんの話に戻って幽霊との洞窟探検になり、分かりやすく判断すれば亡妻に死の国へ導かれたような図だが、そういうおどろおどろしさはない。いたって淡々とブンミさん死んで、淡々と葬儀に移り、画面では香典の金勘定をやってる。王女さまのおとぎ話の対極のような世界。お寺が怖くて睡眠不足だった坊さんはシャワーを浴びTシャツに着替え(坊さんがシャワー使ってる光景なんてたぶん人生でこれ一回見るきりだろうが、だからってなぜこう丹念に見せられるのか)、さて飯でも食うか、と出かけるところで最後のサプライズが来、観てるものの呆然を残して映画は終わる。ついついこちらは「アジア映画」というものを「素朴な良さがある」「癒しの」世界という心構えで観てしまっていた。題名もなんかそれっぽいし。ところが前衛映画ってやつだった。エピソードのひとつひとつは奇譚として面白いんだけど、それがどう関係しているのかが分からない(前世ってこと?)。もうちょっとヒントくれてたら心穏やかに観られたのに。アジアの映画も、そう「癒し」ばかりじゃなく、むかし見たバングラデシュの『車輪』っていうのは、行き倒れの死体を遺族の村に運ぶように頼まれた男の話で、なかなか目的地の村にたどり着けず(村の名前を間違えていたり、結婚式をやっていて不吉だと追い返されたり)、しだいに死体には蝿もたかり、死者の幽霊が「俺の村を見つけられるかな」とからかってきたりと、なんかブニュエルを思わせるような傑作だった。アジア映画が、「癒し」「素朴」の方向で享受される時代はとっくに終わっていたことを悟らされるこの『ブンミおじさん』ではあった。[DVD(字幕)] 6点(2012-05-26 10:23:21)(良:1票)

6.  少年義勇兵 《ネタバレ》 1941年12月8日って聞くと、もう真珠湾しか出てこなくなってるけど、マレー半島上陸ってのもあるんだよな(マレー沖海戦は10日)。歴史の記憶って、どうしても太字で記されることしか残っていかなくなっちゃう。でも細字の歴史もやっぱり歴史なんだ。タイはすんなり日本軍に道をあけてくれたわけでなく、半日の戦闘があった。他国の軍隊が通過するにはそれなりの屈辱があったわけだ。別に反戦映画ではないので、そこにのみ焦点が当たってるわけではないが、このけっきょく無意味だった戦闘の徒労感が重く残る映画。弟の学資のために日本人と結婚している姉という設定など、微妙に現在にまで通じているモチーフなのかもしれない。中盤にあるのどかな軍事演習シーンが、後半の手持ちカメラ多用のドキュメンタリー的な戦闘シーンに向けて、対比の効果を挙げていた。[DVD(字幕)] 6点(2008-02-09 12:21:58)

7.  心霊写真 《ネタバレ》 心霊写真の楽しみは「どこかなーどこかなー、あっ、いたー」っていう空間への集中、ホラー映画の楽しみは「でるぞーでるぞー、わっ、でたー」っていう時間の切迫。もともと種類の違うもので、心霊写真を題材とする映画では怖さをどう配分するのか、と思ってたが、まあごく普通のホラー時間が経過していくのだった。ただ終わりのほうで、数枚のスチール写真をパラパラめくるとその動画のなかで霊体が動いて見えてくるってのがあって、ここで写真系の怖さと映画系の怖さがちょっと重なりかけたか。[DVD(字幕)] 6点(2007-07-25 12:19:05)

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