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1. 黒猫・白猫
えっ、これどっかで観たことあるぞ、このやたら発砲しながらブラスバンドを従えて行進する一人でハイテンションな口髭のキャラクター…。そうか、やっぱり「アンダーグラウンド」(大傑作)のエミール・クストリッツァの作品なんだ。にしては皆さんご指摘の、前半の余りのつまらなさはいただけないぞ(前半の苦痛を我慢して初めて得られる後半の至福)。しかしユーゴスラビア人って皆こんななの?(必ず発砲しながらブラスバンドで行進するの?) 因みにクストリッツァとすると言語はセルビア語だと思われます(確信無し)。ということで、6点献上。6点(2002-04-13 14:21:33)
2. アンダーグラウンド(1995)
ジュネ+キャロ作品に近い作風で綴る「フォレスト・ガンプ」のアンチテーゼ(?)。第二次世界大戦から現代までの旧ユーゴスラビアが辿る悲劇的な歴史を、滑稽なる大河ドラマで体感させてくれるカンヌ映画祭パルムドール受賞の傑作。しかし惜しい、惜しすぎる! 最後の最後まで完璧だったのに…。この映画のメッセージは映画自体でいやと言うほど解るので、ラスト3~5分程カットしてくれていれば文句なしの10点。だからと言って傑作に変わりはないですけど、すんなり終わらせて感動に浸らせておいて欲しかった私としては、残念ながら9点献上。9点(2002-02-24 19:07:57)
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