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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. アタック・ザ・ブロック 《ネタバレ》 彼らは常に一般人には見えない敵、たとえば貧困や差別や偏見と、団地=自分達の居場所を守る為に戦っているのだと思った。そしてその戦いは公に評価される事はない。エイリアンとの戦いにそれが全て象徴されていた。 BGMとシンクロするような短いカットの連続がテンポのよさ、若者達の行き場のない疾走感をうまく表現していた。[DVD(字幕)] 6点(2015-11-06 10:00:29)《改行有》 2. アメリカの友人 《ネタバレ》 列車での殺人と地下鉄での追跡の場面は見ごたえがありました。自分の死を悟ってから悪人が改心したり、人の為に善い事をするというような話はたくさん観た事が有りますが逆のパターンは初めてでした。よくよく考えてみれば、そんな人間がいても可笑しいことではない気もしました。[DVD(字幕)] 5点(2008-03-23 17:03:41) 3. 甘い生活 《ネタバレ》 どうでもいい人達のどうでもいい内容の話で全ての言動は、最後のポニーテールの少女の美しさや尊さを引き立たせるためだけの役目でしかありませんでした。入り江を隔てた隙間がマルチェロ達と少女の住んでいる世界の差。向こう側に行こうと思えば行けた距離と水位であったにもかかわらずマルチェロは行こうとしなかった。それによって、彼が友人の死や日頃の退廃的な生活によって人と向き合い会話をしようという、記者にとって大切なものを失ってしまったという事が表れていた気がします。また、死してもなお何かを見続けようとする魚と友の死から目をそらしドンチャン騒ぎをして現実を見ようとしなかったマルチェロの対比。悲惨な描写ばかりでしたが、ラストの少女の満面の笑みからはそれらの憂鬱さを全て吹き飛ばすほどの力強い美しさ、希望を感じ、それが唯一無二の救いになっていました。今作が初めて観たフェリーニの作品でしたが彼が「映像の魔術師」と呼ばれている理由が少し分かりました。[DVD(字幕)] 5点(2008-02-12 11:03:16)
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