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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. アサシン クリード 《ネタバレ》 ミラ・ジョボビッチの「バイオハザード」シリーズと同様、こちらもビデオゲームを原作とした作品である。ゲーム第一作を購入した時は、エルサレムを舞台にしたアクション・ゲームと思っていたが、いざ電源ONにするとアニムスやらアブスターゴやら近未来的な世界観にびっくりした覚えがある。 以降の続編を経て、もはや宇宙規模なんじゃないかというほど大げさになったストーリーは、まさにハリウッドで映画化するに相応しい。スモークマシマシでハッタリを効かせまくった中世スペインや、やたら進化した豪華版アニムスのデザインなどから、このゲームとハリウッド映画との相性の良さが見て取れる。 個人的に原作の好きな所と言えば、笑っちまうほど荒唐無稽なSF設定を、歴史上の人物だとか難しい科学用語とかで真面目かつ強引に押し通してくる世界観だ。 嬉しいことにここら辺は映画版でもしっかりと再現されていた。なにしろジェレミー・アイアンズ、マリオン・コティヤールが気難しい表情で意味の分からん絵空事を懇切丁寧に語ってくれるのだから、こういったトンデモ空気感の再現は上手く出来ている。 また映画化にあたり、アサシンVSテンプル騎士団の構図も、ハリウッドらしいアプローチで描かれている。自由意思と支配の確執、つまりは社会を形成するうえでどちらの主義をかかげるか。 無論、本作でテンプル騎士団は完全にイカれた集団なので、100%アサシン側に肩入れして観られる。しかし行きすぎた個々の自由は暴力や堕落を招くことも世の常。今回は導入編なのでシンプルな構成だが、これは同時に次作以降で深みを増すポテンシャルも秘めている設定である。(ゲームで言えば「ローグ」の部分か) 残念な点は、物語のほとんどが現代パートに集約されてしまっているため、過去パートがエピソードの羅列になってしまってることか。上映時間に限りがある映画故の決断か、過去パートをアクション中心で組み立てた潔さは買うが、強烈なキャラが過去編にいても良かったのではとも思う。 しかしアクションだけ見れば、パルクールの類が導入されて久しいハリウッドにおいても、なかなか良い出来だ。逃走からの剣戟など、ゲームのキモである部分も良く再現している。 原作ありきと言えど、映画シリーズ(になることを願う)1作目なので敷居は高くなく、それでいて原作の雰囲気も損ねていない。複雑さや深みは無いので批評家受けは悪そうだが、娯楽映画として2時間楽しませてくれたのは事実である。興行成績は振るわなかったようだが、続編は是非観てみたい。今後このシリーズがトンデモ方向に展開していくことを実は期待している。[映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2017-02-28 18:07:04)《改行有》 2. アデル/ファラオと復活の秘薬 《ネタバレ》 もともと僕はアメリカのコメディが好きだ。馬鹿で下品で不謹慎でシュールなアメリカの笑いが好きだ。なのでこのような、いかにもフランスっぽい、ウィットにとんだ優雅な、時に残酷な笑いは僕には合わなかったらしい。まったく笑えなかった。っていうか冒険物と思って観たので、そのスケールの小ささやくだらない脚本や喜劇的展開にも本気で笑えなかった。一つだけ笑ったシーンは、いや正確に言えばデヘッて感じでニヤけてしまったシーンは入浴シーンだ。これは万国共通なのか、突然のおっぱいに思わず笑顔。以上。[映画館(字幕)] 1点(2010-07-21 13:28:58) 3. アバウト・ア・ボーイ 《ネタバレ》 ヒューがはまり役でおもしろかった。演出もおもしろく飽きることなくと楽しめた。雰囲気も音楽もいい。[DVD(字幕)] 7点(2008-03-30 14:23:55) 4. アメリ 《ネタバレ》 思い切って飛び込んでみれば人生はきっと楽しくなる、もし失敗してもやり直すことはできる。独特の世界観と映像、音楽に彩られた「アメリ」は人生の素晴らしさを教えてくれて同時に心を幸福感で満たしてくれる。誰が何と言おうと胸を張って「大好き。」といえる映画。大好き。[ビデオ(字幕)] 10点(2008-03-11 09:19:32)
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