|
プロフィール |
コメント数 |
133 |
性別 |
|
ホームページ |
https://ameblo.jp/igou507/entry-12591735689.html |
自己紹介 |
鑑賞した映画を批評する為というより作品の評判を知る事と見方・感じ方・批評の仕方を学ぶ目的で参加させてもらっております。『見る価値無し。』だの『つまらん。』だの、『別に見たくも無い映画だったが誘われて仕方なく見てやった』だのいう、子供じみたくだらない、ご覧いただいた方や映画自体にも無礼で不快になる様な書かない方がマシなレビューにならない様に心がけてます。 1本120分平均の映画を1000本以上も見て書いた人も大勢いて驚きです。毎日1本以上映画見る人って凄いね…。 |
|
1. あん
《ネタバレ》 キャストと原作者を知った公開当時から、こりゃ観るのに体力使って努力しなきゃなと思ってましたが予想通りでした。展開が大きいわけじゃなく淡々と進む。役者はボソボソとしか喋らない(そういう演技しかできず余計な色氣が出せない少女を主要キャストに選んで正解)。風景から情景を読ませようとする演出。そういう原作者とは知っていたしフランスとドイツが制作に関わっているので、そういう系統の文学的作品なのも納得。
でも努力して見終えた甲斐は大いにありました。味わい深いです。
やはりこの原作者さんは、人に、特に生きる事に混乱した若者に語りかける事が上手いし、心の声を聞くのも上手いです。
大騒ぎして観客に感動を強要するような映画は嫌いな性分な私なので、鑑賞に努力を要するようなこういう映画は久々で嬉しく、素直に泣けました。
お約束ではあるけれど、逝ってしまった者が遺された者に送ったメッセージには泣かされます。
但し、この映画の場合は、生きる意味についてもう一つ踏み込んでいて、心に沁みました。
素直に高得点。[地上波(邦画)] 9点(2019-12-30 05:03:02)《改行有》
|