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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. カビリアの夜 《ネタバレ》 見た後にこの作品の事を調べているとテーマが魂の救済という事を知り自分の考えとのギャップに焦り、もう一度作品やテーマについて考えてみると確かに、カビリアがさすがに今回の件で男という生き物に対して幻滅してもう簡単に騙される事がなければ、もしくは誰も信じず好きになる事がなければ魂は救済されたと言えるかもしれません。はたまた森で出会った陽気な人達との関わりで心が救われるかも…。しかし、そのどちらもが一瞬の救いで、彼女の今までの行動を考えるとまた男に騙されないとは必ずしも言い切れません。ただ最後の彼女の笑顔からはこの先何があっても生きていけるであろう強い生命力を感じ取れ、思えばその予感だけで十分でその強さを持っている事が本当の意味での魂の救済になるのかもしれません。[DVD(字幕)] 7点(2008-03-05 20:27:23) 2. 華氏451 《ネタバレ》 消防士の仕事が火を消すことではなく、本を燃やすこと。人や家が燃えていても消火活動はなし。そんなゆがんだ世界で、人はテレビでの情報のみを受け取りそれが正しい事だと思い込んで行動している。家にアンテナがなければ変人扱いをされ、読書は反社会的行動とされ自らで想像することすら許されない画一的で弾圧的な世界は、個人の自由や権利が無視された、全体主義社会への批判のように感じました。想像することの尊さや、自分自身の考えをもって行動することの大切さも伝わってきました。絵的にも家の中の数々の道具や消防車の出動シーン、一枚一枚燃えていく本には見事に魅せらました。[ビデオ(字幕)] 6点(2008-02-10 10:02:03) 3. 髪結いの亭主 チラリズムが究極のエロスだという事に気づきました。[DVD(字幕)] 4点(2007-12-26 22:19:39)
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