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プロフィール |
コメント数 |
418 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
http://onomichi.exblog.jp/ |
年齢 |
55歳 |
自己紹介 |
作品を観ることは個人的な体験ですが、それをレビューし、文章にすることには普遍さを求めようと思っています。但し、作品を悪し様にすることはしません。作品に対しては、その恣意性の中から多様性を汲み取るようにし、常に中立であり、素直でありたいと思っています。 |
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1. グッドモーニング・バビロン!
ロードショーで観たのは、高校生の頃でしたね。その当時、グリフィスもイントレランスも知らず、ただ黎明期のハリウッドを描いた青春映画との印象を受けました。彼ら<主人公の2人の兄弟>は、夢を描いてハリウッドを目指し、兄弟同士の葛藤やら、恋愛やらを経験しながら、成功を手にし、自らの行く末を一歩一歩固めていきます。しかし、戦争という不条理が2人の運命を決定的に狂わせて。。。あー、僕らは夢もなければ、不条理もない。。。なんて、哀しい感想を当時の僕が残したかどうかは不明ですが、映画としては、当時のキネマ旬報ベストワン作品だけあって、わりと観応えがありました。9点(2003-10-13 17:59:54)
2. グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版
とても好きな映画。僕が観たのは「グレートブルー」(THE BIG BLUE)でしたが。映像と音楽がとにかく素晴らしいですね。シチリアの白い大地と青い海、青い空のコントラスト。まるで海が奏でたような、静謐でいて躍動感溢れる音楽。ジャックのライバルであり、友人でもあるエンゾのキャラクター造形も何ともいえない味があります。ジャックにとって海とは、父親を奪った悪魔でありながら、常に自らを優しく包み込み、安らかな一体感を誘う大いなる(母なる)存在であったのではないか。その海がまたしても友人であるエンゾを奪った時。。。彼は悩みながらも、最期は海に誘われるがまま、海と同化することを選びます。そこに本当の答えがあると信じ。。。彼の中では自分こそ人の命を奪う海であり、悪魔だと思ったのかもしれませんね。彼にとっては避けられない結末だったのでしょう。彼はジョアンナという素敵な女性に恋をし、普通の生活を始めようとした矢先でもありました。簡単に言ってしまえば、男のロマンということになるのかな?? 大いなるものに導かれ、己の信じる運命に抗えず、自分の本当を確かめる為に、あなたを振り切って出ていこうとする彼氏に対して、ジョアンナのように「Go and see my love.」と言って送り出すことができるだろうか? どうでしょう、女性の皆さん。まぁ現代の普通の男性にとって、可愛い彼女と子供以上に大切なものなんてないだろうけど。10点(2003-09-07 18:11:09)
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