|
プロフィール |
コメント数 |
730 |
性別 |
男性 |
年齢 |
34歳 |
自己紹介 |
初心者です。7点を中心に見事な二次曲線を描く点数分布。しかし映画の評価は点数に還元しきれぬもの。点数と心中の差をいかにレビューで表現できるか。とはいえ適当なレビューも多数(笑 |
|
1. ゴーストライター
《ネタバレ》 二流の政治サスペンスに成り下がってしまった。ポランスキーは雰囲気を作り出すことにかけては一級品だが、どうもそれが他の要素とあいまって昇華することが少ないように思う。脚本の問題かもしれないが…。ラスト近くのシーンは素晴らしい。ブレッソン「スリ」を思わせる手紙の手渡し、事故が起こった後の紙吹雪(?)は美しい。が、それ以外において雰囲気だけはあるものの、低俗さばかりが目に付くつまらない映画になっている。[DVD(字幕)] 6点(2013-03-23 12:11:20)(良:1票)
2. 告発
《ネタバレ》 傑作です。ケビン・ベーコンの熱演と実話を基にしたという脚本の、圧倒的なリアリティがこの映画の軸になっています。そういう意味では法廷シーンや、証人が襲われるシーンなんかはいまいちですが、ヘンリーが普通の妹を思う人間であり、それがあんな異常な状況下で虐待を受けていたというショッキングな内容がダイレクトに伝わってきます。そして単なる勝訴に終わらないラストシーンは感動的ですし、ありがちな勧善懲悪でめでたしめでたしというパターンでもなかったのは素晴らしかったです。凛とした表情で副所長に啖呵を切るヘンリーに、本当の勝利を勝ち得たのだなぁと感じましたし、それだけにラストは悲しかったです。[DVD(字幕)] 9点(2007-09-26 00:30:09)
|