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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. インドシナ 長大いや壮大なドラマだった。見ているうちに有吉佐和子の「紀ノ川」を思い出してしまった。大きな川(河)と美しい大自然、母と娘の思いが交錯するところは共通点があるし、大河ドラマ的要素も似通っている。ただ「紀ノ川」が日本伝統と因習が背景だったのに対し、こちらはフランスの植民地政策やベトナム独立運動が背景になる。冷徹だったバチストが愛によって変わっていくのにも惹かれるし、男勝りの強い女性を演じたドヌーヴも良い。[DVD(字幕)] 8点(2013-06-15 07:32:35) 2. 居酒屋(1956) 前半は原作に忠実というか、原作以上のすばらしい演出。ジェルヴェーズを初めとして周囲の人物もリアルに描かれていて名作の予感。 だが後半の転落ぶりは、悲惨さだけが目につき、じっくりと描かれていない。原作をつまみ食いし、駆け足でストーリーを追っているだけのように思える。 この物語の続編として、娘のナナが娼婦となるわけだが、予感させるようなところで終わるのが印象的。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-14 21:14:25)《改行有》 3. イル・ポスティーノ 《ネタバレ》 韓国映画「永遠の片思い」の中で、この映画を知った。それほど好きという映画ではないが、チリ国内の状況や実在の人物パブロ・ネルーダについて知ることができる。 後にノーベル賞の文学賞も受賞し大統領候補にも挙げられた人だが、1948年に始まった共産党弾圧によって国外退去を命じられ、イタリアに亡命していた。映画では隠喩に長けた詩人として紹介されている。 それゆえ映画の中では、私たちは主人公マリオとともに詩のすばらしさを学ぶことができる。この主人公マッシモ・トロイージは、心臓が悪く手術が必要な状態であったにもかかわらず撮影を続け、終了後に亡くなったという。映画の中で集会デモの中で死んだことになったはそのためかもしれない。[DVD(字幕)] 6点(2011-07-06 16:12:21)(良:1票) 《改行有》 4. インティマシー/親密 前半はセックスシーンがやたら多いし長い。それだけ必要なのだろうか。また後半は後半で主人公男女の心理状態がどうもよくわからない。映画祭では評価されているようだが、私にはその価値が理解できない。[DVD(字幕)] 4点(2015-04-14 19:04:40)
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