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プロフィール |
コメント数 |
901 |
性別 |
男性 |
年齢 |
42歳 |
自己紹介 |
最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。 前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり 新しい映画ライフが充実しています。
昔ほど数はこなせませんが 趣味と生活のバランスをうまく保ちながら なるべくたくさんの映画を観て、 なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。 |
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1. 最強のふたり
《ネタバレ》 金持ち、貧乏、障害者、健常者。世間ではそういった要素ごとにバリア(障壁)があることが普通で、「人類みな平等」と世間では謳われているものの現実はそう言葉通りにいくわけではない。が、この二人の関係は見ていて心地良い。介護者と被介護者という関係でありながらお互いに気を使ってるようなところがなく、良くも悪くも明け透けに振る舞う。周りが聞いていてヒヤヒヤするような発言も二人の間ではストレートに届き、それを見ていた周囲も段々二人の相互理解を理解していく。そんな感じでした。
なぜこの二人はここまで「つながった」のでしょうか。それだけが最後までわからなかった。ドリスがフィリップのプライベートを垣間見たり、一緒に夜の散歩に出たり、段々と関係を積み重ねていって親密になっていったのはわかるんですが、「これ!」っていう出来事はなかったように思う。実話に基づいているということで、本当に映画で見たエピソードしかなかったのかもしれないし、実はもっと何かあったのかもしれない。車ぶっ飛ばして捕まったら「病院に急いでるんだよ!」はなんだか笑ってしまいましたが。でもあれ実際あったらたまったもんじゃないですね笑
結局フィリップが求めていたものはただ自分の世話をしていうことを聞いてくれる介護者ではなく、嫌がってるのに無理矢理文通相手と電話させたり、オーケストラを呼ぶような誕生日会でアースウィンドファイアーで踊り出すような「友人」だったんですね。ドリスの後に入った介護者の人が気の毒なくらい塩対応されてましたが、結局そういうことなんですよね。
世の中には肉体的・経済的・人間的な差が必ずあり、人と人は決して「平等」たりえないなと改めて思いましたが、人と人が「対等」になることは充分できるんじゃないか、そう思わせてくれた作品でした。[インターネット(字幕)] 9点(2021-06-14 22:17:04)(良:3票) 《改行有》
2. サイレントヒル
《ネタバレ》 もっと適当に終わっていくB級映画かと思ったら、けっこう深いな・・。自分、ゲーム版はやったのですが、あまりの難しさに序盤で放棄したことしかないので、前知識ほぼ0の状態で鑑賞しました。
まあ生前に受けた苦痛を呪い返すみたいな展開は、けっこうホラーでは定番な感じですよね。出てくる化け物もまあなんか見慣れた感じであんまり怖くなかった。仮面かぶった大剣振り回す大男には「か・・かっこいい!!」とさえ思ってしまった(笑)でもグロイの苦手な人向けではないかな。
ゲームでは結局どんな風に話が進んでいくのか全く知りませんが、このSILENT HILLって町は見事なくらいSILENTじゃないですねぇ。空襲警報みたいんワンワン鳴るし。てゆーか空襲警報鳴った時あんなに必死に教会にもどらなあかんのなら最初から出なきゃいいのに(←普通そういう人が圧倒的に多いはず)、でも教会になだれ込む人の数を見てたら、ずいぶんとみんなこんな町の中を外出するんだなーと、なんか違和感でした。
なんか話に脈絡がなくて、ちょっとついてけない展開がありましたがでも面白かったです。なぜか別次元から帰れず、一生分かたれた家族ってのも同情した。
でもゲームは知らず、これ単体でも十分楽しめる映画ですのでオススメです☆
[DVD(字幕)] 6点(2008-05-14 00:14:32)(良:2票) 《改行有》
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