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プロフィール
コメント数 646
性別 女性
自己紹介 2006年のレビュー本数4本ってあんまりですわね。
2005年には「姑獲鳥の夏」まで見ていたクセに。
ってこういう使い方やっぱ邪道ですよね。来年こそは。

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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  シンプル・プラン 着想が素晴らしかっただけに実に惜しい出来だったが、ところどころでブラックな笑いが効果を発していたので個人的にはけっこう気に入りました。もうちょっと突出したものを期待していたのですが、あとちょっとのところでこじんまりとまとまってしまいましたね。でも乳飲み子を抱えてブキミな冷徹ぶりを発揮するブリジット・フォンダとか、腹黒い見どころはけっこうありました。あまりシリアスなものを期待せず、ハズしたブラックコメディだと思って観た方が楽しめると思います。でもハズし方が微妙にズレてたんですよね・・・本当に惜しい。つーかサム・ライミさん、アナタがコーエン兄弟の焼き直しをやってどうする。6点(2003-12-29 13:31:58)(良:1票)

2.  ジャンヌ・ダルク(1999) フランスが誇る不滅のヒロイン、ジャンヌ・ダルクを敢えて祈祷性精神病患者の疑惑を漂わせて描いたのがリュック・ベッソンだったというのが面白い。これをフランス人以外の人がやっちゃったら大変ですよ。実際のジャンヌ・ダルクが本当に神のお告げを聞いたのか?それとも単なるイカれた姉ちゃんだったのか?というある種のタブーを取り上げた、非常に興味深い映画だったと思います。ただし私は異常に戦争映画が好きなので、この映画でもジャンヌが「Follow me!」と叫んでダーッと軍隊の先陣を切るところですっかりコーフンしてしまい、必要以上に面白がってしまったという意味では公平な判断が出来ているのかどうかもう一つ自信がありません。女性が軍隊を率いて闘う戦争映画って普通あんまり観られませんので、戦争映画好きの女性という立場からはこれがそこそこ面白いのは当然なのではないかと。ただし後半、妄想なのか神なのかはっきりしないダスティン・ホフマンの執拗なささやきなんかは、あーこれは狂気を扱った映画なんだと気づいてちゃんとそれなりに興味を持続できました。おそらくこの映画では、ジャンヌ・ダルク精神病患者説を主に主張していると思えるのですが、それで勝てちゃうプラシーボ効果みたいなものもまた否定できない事象ではあるので、歴史物としても戦争物としても、ある程度のクォリティは保てていると思います。実は私、公開当時この映画が気に入って3回観ました。後で周りの評判を聞いたらすごく悪かったので驚きましたが、よっぽどウマが合ってしまったのでしょうか。8点(2003-12-20 03:51:11)(良:2票)

3.  白い家の少女 原作者自らシナリオを書いているのだからギャップが少ないのは当たり前だが、小説から喚起されるイメージがここまで裏切られないというのは極めて稀少な例と言えるだろう。少女役のジョディ・フォスターも彼女がモデルではないかと思えるほどのハマり役。美しいカナダの田舎町を舞台に、父親の死を隠して一人で暮らす少女の孤独な日々と彼女に思いを寄せる若者の幼い恋、そして彼女が自由を守り抜くために犯して行く殺人を、ショパンのピアノ曲に乗せて綴る異色サスペンス。詩的な情景、甘酸っぱい初恋の香りと、連続殺人という極めて異質な組み合わせが、何故か不思議なノスタルジーをかもし出す、どこまでも美しい映画。秋の夜長にビデオ鑑賞を決め込むには、なかなか味わい深い作品かも知れない。8点(2003-12-06 01:14:22)

4.  JFK 渾身の、という表現がこれほどふさわしい作品もないでしょうね。オリバー・ストーンは文字通り命賭けでこの映画を撮った。というよりむしろ、この映画を撮るためにあらゆることをやってここまで這い上がって来た。JFK暗殺でアメリカが何を失ったのか、その全てがここにある。1度でもこの映画を真剣に見たことのある人なら、マイケル・ムーアの何が甘いかわかるだろう。Rolling Stonesが「Sympathy For The Devil」の中で歌う、「Who killed the Kennedys? When after all, It was you and me.」の意味がわかるだろう。ブッシュは再選し、テロとの戦いは続く。大統領が殺されてしまう国で、人々にいったい何が出来るのか。誰も死にたくはない。あなたも私も、出来れば死にたくはない。「これは正義の問題ではなく、システムの問題なんだ」。そのシステムが一握りの正義を殺すことによって、この国は生き延びて来た。あなたも私も、その恩恵に与って来た。あなたも私も、心では戦争に反対しているが、湯水のように電気を使い、石油化学製品に囲まれ、温室で育てられた、空輸された野菜を食べて、1人1台が携帯を持ち5人に1人が大学に行けるこの生活を続けることで全員が戦争に参加している。11月22日、アメリカの正義が死んだ日が、今年もまたやって来る。9点(2003-11-29 02:45:17)(良:1票)

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