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プロフィール |
コメント数 |
914 |
性別 |
女性 |
ホームページ |
http://ameblo.jp/cluttered-talk/ |
自己紹介 |
After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to. |
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1. ぜんぶ、フィデルのせい
《ネタバレ》 ガブラス父の映画で特別好きなものそれは「背信の日々」…パーソナルトップ10に必ず入るあの名作。
ガブラス娘の才能の豊かさにはおどろきました。センスがいい。
説明しすぎない、編集のしかたも潔い、誰の肩も持たない、いや~なかなかこの境地にはたどりつけないと思います。
ストーリーの白眉といえるのは、ずっと伏せられていた「パパの出自」が、かなり最後のほうになって明かされるあたりですね。しかも「伯爵家」だって、まあ笑えます。
アンナは、美男美女のうえ上流階級の父母が「たまたま」愛し合って生まれた子供でした。さて、父母は「たまたま」恋に落ちたのか。…それは育ちがいいものどうし、通じ合ったからですって。パパにしても、ママにしても、労働者階級出身の相手とは恋に落ちなかったわけです。面白いです。生まれや育ちが決して消せないものだということの証明が、彼らが自由意志で選んだはずの「結婚」なんですから。
そのへんのことを、決して説明せずや~んわりと観客に悟らせるあたり、本当にセンスがいいです。
パパの姿にはついゲバラを思い浮かべます。坊ちゃん育ちだからこそ、「下降欲」というヘンなものが持てるのです。私のような貧乏人の娘や大多数の非金持ちにとっては、己の少ない財産を惜しみなく他人に分け与え、わざわざ生活の程度を大幅に落とすなんてことは考えられません。つまり一般人には「上昇欲」しか理解できないのです。「下降欲」を持てるのは、もともと「高み」に居た人だけです。…それがアンナのパパやママ。この作品は「子供」の行動に沿って描かれているけれど、実は「大人が何をやっているのか」を見せたかったのです。「まんま」を見せるより、「子供の行動」の合間に見せるほうが効果があり印象が高まることを実証したと思います。
パパ役がハンサムでかっこいいです。しびれます。
弟のフランソワの扱いもいいですね。アンナの高慢さを中和してくれてます。
ガブラス娘、タダものじゃないです。ソフィア・コッポラなぞとは雲泥の差だ。[地上波(字幕)] 9点(2010-07-15 17:09:01)《改行有》
2. セマナ -血の7日間-
《ネタバレ》 「運命の女」でオリヴィエを発見したため、ふと手にとったこれも見てしまう。
ふと見てしまったために、スペインの現代史について思い悩むこととなる。
現在のスペイン映画は「内戦」と「フランコ」抜きには成立しないようですね。だって、見てもわからないもん。その後「デビルズバックボーン」も見てしまい、いよいよその感強まる。
しかしまあー、同じ国の国民どうしで、よくここまでひどいことできるなあ。「肉食」と関係あるのかな。この後、スペインが「フランコ」になった理由は、この映画に描かれているそこらへんの事情が関係していそうだと推測している。だって、「フランコ」はこの「ひどいことしてる」やつらを駆逐したらしいから。はっきりいって、気持ちの強くない人は、これは見ないほうがいいですよ。
[DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 23:26:30)《改行有》
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