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プロフィール |
コメント数 |
262 |
性別 |
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自己紹介 |
現在の技術で作られた映画を観る目線で過去の映画を見下すようなことは邪道と思っている。できるだけ製作当時の目線で鑑賞するよう心掛けている。 |
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1. 太陽はひとりぼっち
《ネタバレ》 ミーナの歌う主題歌に引き込まれる。名曲。
株価の変動を追い求める人々の心は、喧騒であればあるほど孤独が引き立つ。喧騒と対照的に、都会の静寂な朝が印象深い。
やや冗長気味だが愛の不毛や無常観は感じられる。主役M・ヴィッティのアンニュイな表情が作品の主題を体現して秀逸。対してA・ドロンは引き立て役だが、株の仲買人をうまく演じた。
ラストは核戦争勃発のニュースで現代の不安感を描出。愛や経済がどうであれ「核で一巻の終わり」という虚無感が暗示される。[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-06-20 21:42:33)《改行有》
2. 太陽がいっぱい
主人公トムの野心と若き日のドロンの野心がオーバーラップする。
貧しさから這い上がろうと渇望感を持つ主人公。鋭い眼光を放つトムの表情が冷酷な内心も表し、映画全体をピシリと引き締めている。
財産と女を手に入れた絶頂の瞬間に待っている奈落の底。この演出が巧みだ。トムとフィリップの微妙な関係(愛憎相半ばの感情)が作品に深みを加えている。哀愁を帯びた音楽も心に残る。まさに名曲。[CS・衛星(字幕)] 10点(2019-01-06 14:17:34)《改行有》
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