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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 隣の女 《ネタバレ》 困るよね。隣町なら大丈夫でも隣は困る。 フランス映画が描く狂気の愛はあまりにも激しくて、そんなたいそうな、とまずは思うんだけど、「彼らがそうなってしまうのもいくらかわかる。同じような気になることもあるけど多くの人はそこを持ちこたえているのよ」と考え直すと俄然現実味が増してくると思う。 無難な相手と結婚した場合は、他の存在が入り込みやすい、、と思う。 ドパやんの奥さんはアルダンと何もかも対照的で、いわゆる良妻タイプであるが、女の誰もが持っている恥ずかしい面(男性にとっては魅力となーる!)を端々に見せる。これがアルダンに走る男の心を援護してるように思えるわ、監督さん上手いわね。 それに今作は「迫られたら退く。退いたら迫りたい。迫ったら退かれる。退かれたらもっと迫りたい」なる基本中の基本を大柄な二人がこれでもかと見せてくれる、あーなんちゅう繊細で過激なこと。 トリュフォー監督は、後期になるとうんとわかりやすくなる。 これは監督が年を取り、年を取った私が観ている故だと思う。(思い過ごしかもしれんけど。)まぁとにかく吐く場面(←一瞬よ)までもが美しいと思えたのは今作が初めてでした。 ♪東京ロマンチカ「君は心の妻だから」が染みて、そばにいる人が1番でないかもしれないと密かに思ってる中年世代にちょっとだけオススメ。 【JAPANESE.551】様案:愛の公式に入れると・・今の私は「半分幸せ」です。昔の私は 「幸せ」です。あぁ、飢えてる。。 8点(2005-01-21 16:45:59)(良:2票) 《改行有》 2. 突然炎のごとく(1961) 挫折、わからない~のでした。駆けっことか、白いドレスが~、とか、観てる映画のスクリーン、のシーンに3人のゆくえを映してるのがとてもわかりやすいのに、肝心の3人の心理に同意できず残念です。キープしたい気持ちだけはわかるけれど。女から見てカトリーヌに全くいいとこがないしなぁ。ジムは普通だが最も酷いことを言ったので同情できず、ジュールには、負けは負けと認めてほしかったです。女々しさで締めるのが文学的なのかな? やっぱりわからない、恐れ多かった~。6点(2004-08-22 15:18:03) 3. 年下のひと またタイトルで釣られたわいな。ウハウハして見たら、思わず興奮な大波サーフィンだったという「11PM」の苦い経験から30年間全く成長してないではないか。 お話は、めちゃめちゃ文学的なセリフで愛を交わす19世紀のお二人でした。(彼の愛が冷めて自分が捨てられるくらいなら)彼がこのままずっと病気であれば良い・・とビノシュさんは言うておられた、おー、これくらい愛してみたい、きっと石橋でもベニヤ板の橋でも走って渡ることができましょう。フランス人、こんなん観るの?不可解です。源氏にでも出れそうなビノシュの不気味な容貌と、ラブシーンのやらしい左手に4点。4点(2004-01-08 16:43:29) 4. トリコロール/赤の愛 青→白→赤 という順で観たのは正解だったと思いますが、肝心のアタマがついていけませんでした。私もマルボロと割れたグラスが謎、嫉妬と絶望の表現?こればっかり気になりました。博愛とはこれ?→イレーヌの誠実さが、ジャンルイの心を解き、素敵な姿に戻してくれたのね。やっぱり最後に隣にいた彼は若いジャンルイと私は思いたい、彼にしなさい、電話の彼は別れましょうね。3話のめぐりあいは裁判かと思いきや、あらら意外でした。3話とも難解でしたが、いつか理解できる日が来るのかしら?と自分で期待しています。5点(2004-01-08 16:19:03) 5. ドライ・クリーニング 《ネタバレ》 私にとって何が一番コワイかというと、この中の奥さんを責められない自分に気づいたことです、あー恐ろしい。ラストも迫力あります、まともな決断でありますように、、ただただ願うのみです。//(04/6/29)フランスではどうってことないんでしょうか・・こんなお丼(寸前?)はフツー考えられません。元旦にたった一人でこんなん観たからかどうか、、↑私えらいこと書いてます、渇いてたのでしょう(タイトルに合わせすぎ)。7点(2004-01-02 16:06:50) 6. トリコロール/白の愛 難解!私わかりません。「白」=平等 =「おあいこ」?ってことかしらん?と思ったりしました。途中ジュリーが出てこなくなって寂しかったけど、最後にやってくれました、この愛の表現シーンは忘れられなくなりそう。。しかし、「カラダと甲斐性」に傾いたんか?という品のない疑問ももっております、、やはり私には恐れ多かったってことで…すいませんです。4点(2003-12-16 23:44:10) 7. トリコロール/青の愛 仏語3本はキツイので、とりあえず青から借りました。周囲に悪人いないのに、ヒロインをこんなに強く応援したい作品は少ないものです。ビノシュが目だけ、唇だけで演じる絶望…ちょい出のナースを優しい美人にしたりして、さらに彼女が可哀想なのよ。 皮肉な事実と彼女の寛大さが切り替えるきっかけなんて…ため息。 突然鳴り響く音楽と青色はちょィとシツコイか、、おかげで茶色が綺麗に思えました。女としてピンチ超えてきた熟女さんには、共感で胸一杯になれるおフランスではないかと思います。 8点(2003-12-12 20:55:30)
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