みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 桜桃の味 車の外の景色、そして音。街の建物、荒地の砂埃、子供の笑い声、鳥の鳴き声、ヘリコプターの騒音。すべてが生々しく、活き活きしている。美しい世界を謳っているが、確かにそうだなと思わず頷いてしまった。こういう絵を撮れるのはすごい洞察力だと思う。これが本当の臨場感なのかもしれない。この街をトボトボと旅している気分になれる。難しく考えないでコメディとして見ればいいんじゃないだろうか。7点(2004-05-04 14:57:10) 2. オール・アバウト・マイ・マザー この監督は女装が趣味なんだろうか。オカマの撮り方には一目置くべきものがある。年齢やみてくれに関係なく、人生にまっすぐ向かう女(?)の強さと美しさを教えてもらった。[DVD(字幕)] 6点(2005-10-08 01:13:24) 3. 鬼火(1963) 《ネタバレ》 「欲するものがない」だとか「アホどもが下劣な仕事に精を出している」だとか「怖い、怖い、怖い」だとか。そういう甘えとも取れる悲しい言葉の波。社会に馴染めない、適応できない孤独感、あるいはその中で生きていく苦しみをクールに表現していると思う。でもアランは、街を歩けばいたるところに知り合いがいる。もう少しがんばって欲しかった。やっぱりそれしか答えがないのか?と、気が滅入ってしまった。6点(2004-05-18 13:58:09) 4. オープン・ユア・アイズ バニラスカイを先に鑑賞。雰囲気がエキゾチックで素晴らしいのでむしろこっちのほうが出来がいいとは思うが、トムクルーズの存在感無しでは物足りなさを感じてしまった。ただオリジナルはこっちなので、バニラスカイに贈った賛辞の大半はこの映画に贈ったものになるんだけど。6点(2003-12-18 07:08:39) 5. 大人は判ってくれない 蛋白な終り方のおかげでより内容を濃く感じさせられる。大人は判ってくれないのではなく子供は判っていないわけで、大事なことはその判るべきものは何であるかと認識することではなかろうか。つまり結局は大人もあまり判っていない。この映画で判るひとつのことは、信頼のおける友人は大事だということ。あの友人が社会人としていいわけはないが、バルザックの盗写疑惑での一連の行動は男らしかった。5点(2004-11-01 11:59:11) 6. 王妃マルゴ 宗教に対する嫌悪感からか、こういう作品は見下すような視点からしか観ることができない。これが史実だというのだから、ただただ空しさがつのる。イザベルアジャーニの美貌は認めるが、気高さは感じられない。3点(2003-12-09 17:47:26)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS