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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. フレンチアルプスで起きたこと 《ネタバレ》 男であること、そして父親であること。その責任の重さは (雪のように) 積もり積もって、築いてきた信頼はたった一瞬で (雪崩のように) 崩れていく・・。つらいもんだね (泣) あの一瞬で多くを考えられるはずもなく、お父さんの行動って反射的ですよね。何となくですが、三人も一目散に逃げるだろう、って瞬時に考えたと思います。でも人によっては見捨てて逃げたと見えるだろうし、全ての親たちが同じ行動をとるとは思えませんよね。要するにこの映画って論点や着地点がぼんやりとしていて、何が言いたいのか捉えどころのない感じがします。男と女の行動特性の違いであったり、他のカップルを通じて結婚観・恋愛観などを問いかけたり、人それぞれってことでいいんでしょうか。しかし、お父さん。散財して雪崩にあって夫婦喧嘩して精神疲労して、ようやく帰路につくバスの運転手はまともじゃないなんて、とても楽しいバカンスでしたね![DVD(字幕)] 6点(2018-09-21 15:40:04) 2. 淵に立つ 《ネタバレ》 黒沢清監督の映画で感じる死(あの世)のにおい、デヴィッド・リンチの映画にあるような理屈の通じない不条理さ、をこの映画に感じます。オルガンの音色、はためく白いカーテン、四人で並んで収まる写真。本来ならば心地良さを感じさせるはずの"それ"は、むしろ不気味で不安や緊張を煽ります。終始、神経質な眼光の古舘寛治もよかったが、やはり登場した時から不吉そのもので、あの世の使いを連想させる浅野忠信の八坂がよい。タイトルと同じ色使いの彼の服装、それは白を基調にしていて、時折本性の"赤"が顔を出す時、不吉な何かが起きる。四人は、やがて八坂に導かれるように川へ。その川は三途の川、八坂はその水先案内人。ここは生と死のはざま、あの世とこの世の境目、四人(死人)でその淵に立つ。[映画館(邦画)] 8点(2017-06-17 23:08:19) 3. ブロークン・フラワーズ 《ネタバレ》 ストレンジャー・ザン・パラダイス、ダウン・バイ・ローあたりでは顕著だった、ジム・ジャームッシュの強烈な個性、作家性といったものはあまり感じられず、彼の作品群の中では、らしくない普通の映画だな、という印象です。想像力とセンスに満ち溢れたオープニングは秀逸でした。ドン・ジョンストンさんがとにかくモテます。モテる男はいくつになってもモテるということでしょうか。羨ましい限りです。[DVD(字幕)] 6点(2014-01-13 14:06:10) 4. ブラウン・バニー 主演が別の俳優であればもう少し評価が上がったと思います。この内容で監督、脚本、主演が同じだと何だかナルシストの自作プロモーションビデオにしか見えない。ちなみに、公開当時に私はある女の子との初デートでこの映画を観に行きました。 悲惨でした。映画館出たあと気まずくて仕方なかった。心に傷を負った彼女とはこれ以降会っていない。このトラウマも含めて0点になります。[映画館(字幕)] 0点(2013-08-16 21:06:35)
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