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1. ベティ・ブルー/インテグラル<完全版>
補い合うと同時に、削り合っている。痛々しい共依存の物語。9点(2004-02-20 18:19:13)(良:1票)
2. ベルリン・天使の詩
おそらく私はまだこの作品を受け止められるほどには成熟せず達観していないので、手に余ってしまうのだろうと思う。この作品の持つ潜在性を受け取り自分の中で処理するには、もっともっと老練した心が必要だと思う。もっと時間が経ってからまた観たいと思います。 “元天使”小津安二郎だって。ほんと、何て粋なトリビュートなんだろう。素敵だ。8点(2004-01-15 17:13:10)
3. ベーゼ・モア
やさぐれ女2人。「犯して殺すのは何も男の特権じゃないわ、暴力は男の専売特許じゃない、女だって何の崇高さも理念もなく堕ちる時は堕ちるのよ」というような潔いまでの堕落、退廃、刹那主義。「知らない男に付いて行くな」という言葉はあるけれど、「知らない女に付いて来るな」と言える女はなかなかいない。そんな境界線をいとも簡単に越えて行った彼女たち。ベクトルは負に向かっているけれど、それもまた監督なりに消化された1つのフェミニズムであるのかも知れない。個人的に考えることが多々あったので7点は下さない。まあ客観的に観た場合、どう転んでもやさぐれ女2人が何のポリシーもなく人を殺して回るだけの腐れ映画である、ということには何の変わりもないですが。ほんと、クソ映画です。そりゃ上映禁止にもなりますよ。ちなみに監督はインタビュー映像を見る限り、何だか感じが悪い人でした(笑)。しっかりしろ、日本男児、馬鹿にされてるぞ!彼女はギャスパー・ノエ監督の友達だということで、劇中で彼の作品の「カノン」が使われています。7点(2003-12-10 14:45:19)
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