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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ボヴァリー夫人(1991) 《ネタバレ》 どうして道楽野郎のスケコマシの手に堕ちるかなぁ・・ 満たされなかったとはいえ、あまりに辛い・・ そこからだらしない女になり、分不相応な買い物に走り、 借金漬けになってしまう。 最後は、悲惨である。 ボヴァリー夫人の若い頃が描かれていると、より説得力を増す。 イザベルユベールは、「ピアニスト」でも弱い女性を演じている。 印象的な顔立ち。 美人なんだけど、ガラスみたいな、割れそうな顔立ちなんですよね。[DVD(字幕)] 8点(2023-11-27 09:19:19)《改行有》 2. ぼくを葬る(おくる) 《ネタバレ》 フランソワオゾンは、自分をさらけだす性を同性の男性にしたひとたちだ。 この世の2つしかない性別の1つで完結している。 だから生命の光が輝きにくいのだろう。 かくして、この映画のゲイの青年も余命少しの設定である。 彼は子どもが嫌いだった。 ところが不妊のカップルからセックスをして欲しいと頼まれる。 その営みのあと、彼は母乳を飲む赤ちゃんに慈愛の目を向ける。 そして彼が自分を葬る場所に選んだのは、健康的な海水浴場。 彼は世界と一つになり、往く。 フランソワオゾンのセンスには下をまく。 見事なラストだ。[DVD(字幕)] 7点(2019-05-25 14:55:16)《改行有》 3. ぼくの伯父さん 《ネタバレ》 もう前のレビュワーの方もおっしゃってますけど、ほんとチャップリンです(笑) デザイン重視のモダンな生活にふりまわされる人間たち。 デザインに合わせて、生活をする金持ちたちと、マイペースでのほほんと生きてる伯父さんの対比が絶妙です。 デザインとは何のためのものか?と見直される前の感覚のデザインが笑いを誘います。 犬がまた元気でね。犬と子どもたちが活き活きしてます。 終始、のんびりしたBGMがリラックスした気分にさせてくれます。 こんな牧歌的な人たちももういなくなりました。 観終わって、少し寂しい気持ちになりましたね。[DVD(字幕)] 7点(2018-02-18 15:41:50)《改行有》 4. ホーリー・モーターズ 《ネタバレ》 同じリムジンものでも「コズモポリス」より良かった。同じようなテーマなのだが、生きてる実感を欲望で満たす「コズモ」よりも、アレックスは強く、女性に対してキチンとしているので観てて安心感がある。謎の仕事でいろんな「人間」を行っていく話なのだが、最後の仕事が家に帰ることであり、そこには「家族」が待っている。しかしどの仕事もエピソードがふるってて、生きてる実感がすごい話ばかりである。「コズモ」と比較するのも何だが、「ポンヌフ」で生きてる実感大爆発だったカラックスの本作品は、どのエピソードも人間を描いててふるってる。しかし彼の中に虚構の世界の空しさが押し寄せてるのは間違いない気がする。これは俳優論なのかもしれないとも思った。[DVD(字幕)] 7点(2014-02-05 07:52:58) 5. ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン! 《ネタバレ》 面白いと思うが、何も残らない。品のない映画オタクの作品って感じ。アイデア満載だが、こういう美学のない遊びだけの作品はもういい。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-25 12:17:17) 6. ポンヌフの恋人 《ネタバレ》 純粋な愛だなぁと思いました。ボロボロの二人が花火の中で戯れる橋の上。CGでは感じられない美しさがありました。この映画の見ごたえ十分さには、人には教えたくない名作だって気がしました。公開当時は、ずっとロングランだったらしいけど、今の若者はこんな映画体験、あまりしないだろうなぁ。うふふ、とっておきの一本だ。今ではDVDもあって、女性なんかにプレゼントすると、ポイントアップって感じの作品です。[ビデオ(字幕)] 10点(2012-11-13 02:22:15) 7. ボーイ・ミーツ・ガール 初めてのレオスカラックス作品。せっかくだから、彼の青春三部作の最初から観ようと思い、この作品を観た。ドラッグなしのパーティでもこんなに夜の闇を描く事はできるんだ。悩める巴里っ子はどんな時でも詩情を忘れない。とても洒落てて、これからの「汚れた血」も「ポンヌフの恋人」も楽しみだ。[ビデオ(字幕)] 7点(2011-08-20 12:25:23) 8. 僕を愛したふたつの国/ヨーロッパ ヨーロッパ 《ネタバレ》 これは面白かった。主人公に危機が迫ると流れるBGMが可笑しかった。主人公をとにかく追いつめる、この監督、面白がっているなと思っていたら、実話!?ですか?一番気の毒だったのが、好きな彼女を抱けなかったこと。紐で縛る、っていうのは、想像するだけで痛々しい。この主人公の俳優、いい味出してる。もっと有名になってもいいのでは?と思った。[ビデオ(字幕)] 8点(2010-03-02 15:46:36) 9. ボーン・アルティメイタム 《ネタバレ》 面白かった。映画館で観たいと思いつつ、いつの間にか上映が終わってしまい、レンタルされるのが待ち遠しかった映画です。内容も期待を裏切らない映画でした。あのテンポのいいBGMで、これからゲームが始まるぞ、といった感じで、ぐいぐい画面に引き込まれました。相手の上をいく読みで行動するボーンに、気がついたらニヤニヤしてる自分がいました。レンタルのDVDには、監督が映画と同時進行で解説を入れてる特典映像があります。映画を創りたいと思ってる人にはいい勉強になるのでは?点数は、殺し屋ボーン誕生の瞬間が、あれ?と思ったので、そこに1点減点しました。[DVD(字幕)] 9点(2008-03-06 17:38:58)
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