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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 望郷(1937) 《ネタバレ》 極めて面白そうなカスバの町並みが、装置として期待を超えていかないのは不満ですが、これはそれぞれの町を体現している女優の映画です。まるでカスバのように影が差し汗臭さすら感じさせるイネスに対し、宝石どころか服までピッカピカでパリを彷彿させる華やかなギャビー。あれほど眩しかったら目がくらむのも当然で、登場時点でイネスには100パー勝ち目が無いと分かり可哀相になってしまいますが、ギャバンの喜び様を見るとパリへの甘美な誘惑はいかんともしがたいものです。[DVD(字幕)] 7点(2011-07-08 18:44:53) 2. 冒険者たち(1967) 《ネタバレ》 甘美な香りが漂い近づくと棘が刺さるような夢物語であり、私にとっては失われてしまった甘酸っぱい青春を再び体験できるような珠玉の作品で、時々ふっと観返したくなってしまいます。とにかく何もかもが美しく、海ではしゃぐ三人の姿、海に沈むレティシア、海上の要塞、アラン・ドロンの撃たれた時の動き、一人残されたリノ・ヴァンチュラ…などなど記憶に残る良いシーンが目白押しであり、涙腺が詰まってなければきっと観る度に泣いています。[ビデオ(字幕)] 9点(2007-10-05 18:26:14) 3. 掘った奪った逃げた 《ネタバレ》 ミドルエイジ・クライシスから始まったまるでルパンのような泥棒物語・・・というと楽しそうですが、基が実話だからか地味でリアルな問題を地味でオーソドックスな方法で解決していくので物足りなさを覚えてしまいます。いわくありげに登場した仲間たちも詳しい人物描写がなされていないので、これといって印象が残りません。ただ主人公スパジァリとシャルロットや〝‘68〟との戦友と呼べるような間柄を見ていると何だか良いなぁと思います。それにしてもこの邦題『掘った奪った逃げた』は、あらすじを実に簡潔にして明瞭に要約した完全なる・・・ネタバレですね。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-06-06 18:17:35) 4. ぼくの伯父さん 《ネタバレ》 作品全体に流れる雰囲気や一つ一つの絵、散りばめられた笑いは好きなんですけれど、割と話が単純なので少々長く感じてしまいました。題名から勝手に期待していた事ですけど、伯父さんと子供のからみが思っていたより少なかったですし。きっとただ目にするだけで十分という事ですね。最後にユロ氏に感化された義弟がイタズラをして息子と手を握るシーンはちょっぴり心が温まります。走り回る犬や、窓に光を反射させ小鳥をさえずらせるシーンが微笑ましく、軽妙な音楽が耳に心地良いです。オール電動の義弟の家も面白いけれど、やっぱりユロ氏の住むアパートに住みたいなぁ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-03 17:55:32)
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