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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ボルサリーノ アラン・ドロンの映画は何本も見たけど、この映画は好きでない。やっぱりヤクザ映画だからだろうか。テーマ音楽は好きなんだけど。[映画館(字幕)] 4点(2014-04-07 21:38:48) 2. 望郷(1937) 「モロッコ」「カサブランカ」に続いて「望郷」を見たが、こちらはフランス版でジャン・ギャバンの主演。前者の二つよりさらに異国情緒感が強く、入り組んだカスバの街並みは印象的。ペペがどうしてギャビーに惹かれたのか、宝石ではなかろうし、同郷のよしみというのもあったろう。私個人は捨てられたイネスの方がエキゾチックで魅力的だったけど・・・。それにしても主人公の名前を採っただけの原題を「望郷」とよくぞ名付けたものと感心。ところでけん玉というのは世界各地にあったんだなあ。[DVD(字幕)] 7点(2013-12-17 06:31:02) 3. ポワゾン 見始めてから、昔見たド・ヌーブの「暗くなるまでこの恋を」によく似ていると思ったらやはり同じ原作だった。つまりこの映画はリメイクということになるのだが、前半はストーリー的に同じでも、途中からオリジナルと雰囲気がまったく違ってくる。こちらはあくまで悪女でだます女である。そしてまた悪女と知りつつだまされる男の方は、愛情というより肉欲に負けたただの男にすら見える。そう何もかも安っぽい、しかしこれが現実に近いのかもしれない。 [DVD(字幕)] 5点(2012-08-10 10:45:06)《改行有》 4. 冒険者たち(1967) 夢とロマンを追ってたどり着いたのが海に浮かぶ要塞、宝があっさり見つかってしまうがええーっという感じだが、流れる音楽が印象的で実に良い。終盤の銃撃戦は嫌だけど・・・。昔見た映画だったけど、DVDで再鑑賞して新たな発見。前半の日本料理屋が出てくるあたりで「戦場にながれる歌」のポスターを発見。[映画館(字幕)] 7点(2012-02-06 20:27:24) 5. ボヴァリー夫人(1991) 以前のボヴァリー夫人に比べ、原作に忠実でそのまま映画化したようにさえ思える。(ジャン・ルノワールは見てないが、ヴィンセント・ミネリは見た) 表現がより細やかで、小説を読まなくても読んだ気になるくらいだ。しかしどうも配役がなじめない。主役のエマは美しいが、表情が硬く見えるし、ロドルフも好色の美男子にはちょっと・・・。[DVD(字幕)] 7点(2011-10-26 08:40:41)《改行有》 6. ボッカチオ'70 《ネタバレ》 ボッカチオが書いた「デカメロン」 デカというのは10であり、デカメロンは10日という意味だそうだ。日本では十日物語として訳されている。(アラビアンナイトには及ばないが) この映画はさまざまな「愛」をモラルと対比させ、4話のオムニバスとして作られている。4話はフェデリコ・フェリーニら4人の監督が担当したが、計200分を要する映画は上映時間の長さのためか名前の薄いモニチェリの第1話は省かれてしまった。 私がスクリーンで見た時も、3話しかなくしかも順番も違っていた。それがようやく10年ほど前に第1話も含めて完全版となり、DVDにも収められた。それで今回見たのはそのDVDである。 4話はそれぞれに監督の特徴が出てどれも素晴らしいと思われるが、私が好きなのは第1話と第2話。いったん省かれた第1話「レンツォとルチアーナ」は、他の作品と比べ変わっている。ヌーヴェルヴァーグというものらしい。結婚式を仕事の合間に行ったり、夫婦が昼と夜後退で寝るというような、切実な生活の中の愛を描いている。実に斬新であり、訴える力がある。 それと第2話「アントニオ博士の誘惑」フェデリコ・フェリーニの脚本監督であるが、巨大広告の中の女が飛び出してきて、博士を誘惑する。この博士と巨大女の対決がまた何とも言えない。 第3話と第4話は前の2話に比べるとやや平凡。[映画館(字幕)] 7点(2011-08-02 06:15:49)《改行有》
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