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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ミクロコスモス ミクロとマクロは表裏一体で、全ては逆説的に機能する。覗き見たこの極小の世界には、畏怖すべき宇宙があった。世界は何て広いのだろう、とため息が出る。虫たちの体を構成する1つ1つの細胞、節、流線。恐ろしいことに全く何の無駄もない造形美。それら1つ1つを見ていると、「この世には無駄なもの、意味のないものは何もない」という理想主義のキレイごとすら、疑いようのない真理のように思えて来る。この世界には、あんなにも美しい者たちが、惜しげもなく当たり前のように存在している。この世界は何と広く、贅沢で、シュールなのだろう。私は、こんな恐ろしい世界に生きている。8点(2004-02-12 16:14:31) 2. ミミ ギャスパー・ノエ大好きっ子の私としては、彼の公私に渡るパートナーであるルシール・アザリロヴックの監督作は見逃せないので手を出した。やっぱりギャスパー色が強いな、という印象。あの人の作品を観ると、フランスはこんなに病的なの?といつも思う。都会の大人という狼に狙われた、赤頭巾ちゃんならぬ、黄頭巾ちゃんの物語。7点(2004-01-16 16:07:58) 3. 魅せられて(1996) いやいやいや、単純にこの映画、おかしくないですか?変な映画です。主人公も周りの人間のキャラも変です。ジェレミー・アイアンズのキャラなんて、特に変ですよ。日本に置き換えてください。あんなに自分の性経験に関して周りの大人に心配されたり聞き耳立てられたりするなんて冗談じゃないです(笑)。何なんだ、あの人たち。記憶が正しければ、リブ・タイラーの大事なとこが修正なしに出ていたような…?びっくりしたような覚えがあるんですけど。違うかな。 4点(2003-12-14 19:29:25)(笑:2票) 4. 耳に残るは君の歌声 本当なら2時間半から3時間強位かけて丹念に描くべき大河ドラマ的内容を、たった1時間半に簡略化してしまった、ある意味実験作。雰囲気も悪くないし、キャストも良い。なのに単純にストーリー展開が物足らず、あっけなさ過ぎる。「え!?もう終わり?」という感じ。もっと紆余曲折があるべきではないでしょうか。クリスティーナ・リッチ目当てで見たのに、断然ケイト・ブランシェットの方が目立ってしまっていた。本当にあの人はカメレオンアクトレスだ。映画ごとに別人になる。凄い。私の中で、ケイトの評価を上げてしまった一作。5点(2003-12-10 14:20:08)
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