みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ラ・パロマ この奇怪で妖しい魅力こそが映画の魅力であると断言してもいいような、空前絶後の作品であることには間違いは無いが、その魅力を言葉で表現するのは困難である。冒頭、帽子をかぶった煙草を吸う女のクロース・ショットから始まるが、そこで繰り広げられるのはいかがわしいクラブの緩慢な日常である。カメラはあくまでのろのろと動き、人々は歌や踊りを繰り広げる。この序盤に注目すべきは、これこそが主役といっていいようなランプシェードであり、人間よりも目を引きつける存在である。そこから一転して死期の迫るラ・パロマ。鏡を使って一瞬のムダもなく入る医師は一目見るだけで診断してしまう。この荒唐無稽さこそがシュミットの演出の真骨頂で、映画であることの徹底なのである。同様に、母親がラ・パロマと同じくらい若く、息子と違ってフランス語を話すのもおかしいが、だからどうしたというのか。そして脈絡のない山頂でのデュエットは、一度観たら決して忘れることはできまい。なぜ歌うのか、なぜ二人で歌うのか、なぜ場所が山頂なのかは全くわからぬまま、その当惑と共に一生脳裏に刻み込まれる。そしてラストシーン。このマジシャンのセリフがこの映画を端的に表している。決して忘れることのない映画。[映画館(字幕)] 10点(2014-07-15 07:37:57) 2. ラルジャン 1回目は4点だったけど、2回目はその倍になりました。1回でその真価を見抜けなかった自分が恥ずかしい。[DVD(字幕)] 8点(2009-11-28 01:26:49) 3. ラストタンゴ・イン・パリ このセンス。傑作です。微妙なバランスの上に成り立っていた関係というのは大人じゃないと分からないのかな。エロティックではあったけど、あくまで何かの代償のように見えました。最後は切ない。 音楽といい脚本といい素晴らしいと思います。[DVD(字幕)] 8点(2008-07-18 23:47:24)(良:1票) 《改行有》 4. ランド・オブ・ザ・デッド ゾンビが川を渡り、銃を使い、組織的になるという進化がみられる。ゾンビの国が登場して外交を繰り広げる時代も近い。[DVD(字幕)] 6点(2012-10-31 01:03:05)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS