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1. ロシュフォールの恋人たち
《ネタバレ》 ♪ミファソラ~ミレ レミファソ・ソ・ソ・レド~(双子姉妹の歌)
・・あぁ、いつ歌ってもほんと幸せ気分になれるミュージカル。
ドヌーブに似た女優よう探したな、と思ったら、柔らかな肌持ちのお実姉ちゃん(合掌)だったり、柴田勲みたいなおじさんがえンらい踊り上手いで、と思ったら大御所ジーン・ケリー様だったり(合掌)、初見の時は嬉し死にしそうでした。
それはまぁオーバーとしても、まず!鉄橋(?みたいなもん)をぐんと遠くからひいて撮る出だし見ただけで、これはカメラが魅せてくれる、と確信。
↓↓みなさんがおっしゃる通り、カメラの腕前にただただため息ばかり・・・踊り横切る人間パステルカラーの美にクレージュファンなら倒れるでしょう(まだオーバー)。
とにかく出てくる全てがオシャレで美しくそれはもう楽しく動くのです。
~雨傘を何箇所も早送りする人(=私のことです。)でも本作はきっと大丈夫。全編隅々までニコニコできます。ゆったりとご覧下さいませ。
本作はチャキリス、ケリーというミュージカルの貴公子(ちゃうか?)と神様を呼んだことで、米仏いいとこ取りの恋愛群像歌劇に仕上がったとも信じております(甘いかな)。恋する若者たち、パリで幸せになるのよ~おフランス万歳!。
(さらに余談)毛THINも大好き な私は、英国ショーン・コネリー氏、米国スタンリー・つるッチ氏と並んでここのムッシュ~ミシェル・ピコリにぞっこんLOVE。彼みたいな人だったらピッコリでもピッコロでもいいわ、迷わず嫁ぎます。ちなみに「藤夫人」とか「奥さん家の奥さん」とかも昔はいいと思ってました(お気楽すぎ・・でもダリューの乙女心もわかりすぎる。どっちよなぁ)。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-14 17:39:45)(良:3票) 《改行有》
2. ロング・エンゲージメント
《ネタバレ》 M→めっちゃいっぱい人が出てきて、M→まるでわからん、M→もうちょっとヒゲ男と火薬量を減らしてもええんちゃう? と、まずはこの感想。
登場人物の姓と名の翻訳も混ざっていたように(違ってたらごめんなさい。私は普段から松浦美奈さんの字幕がわかりよくて大好きです。フラ語わからんけど。)思います。
でもね、この映画、とにかく上から下から斜めから遠くから、カタキのように巧みな技術と美しいセットで魅せてくれる映像(厳しいシーンの連続だけど、決定的に残酷な画をうまく避けてるとこも多々、、うまいわっ!)の数々、、これを観れただけでもよかったと思えたのデス(考えたら劇場でのおフランスは30年ぶりだった。さらにカンゲキ)。
トトゥ(マチルダ役)が愛する青年を演じたギャスパー・ウリエル君は仏映画の新しい星ですね(「かげろう」ではさらに生き生きと演じてまして、今後ももっと期待できますわよん)。
マリオン・コティヤール(ティナ役)も激情を行動で示す女を演じていつものように良かったんですが、、ジョディ・フォスターが出てきたが為にちょっと損したかもしれません(顔も同系統やしなぁ。↓ジョディ要らんかもなぁ)。
貫禄ジョディ様にはもうため息でございます。ジェローム・キルシャー(バストーシュ役)とのシーンはそのやりとりのうまさ、雰囲気に思わず涙(←泣いてたのたぶん私だけ)。落ち着いた語りも良かったです(フラ語わからんけど、part2)
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/(余談)偶然なのですが「エイプリル・フール」というセリフが出てきて場内びっくり。1日デーでも映画館は空いていました(哀)。私の隣に十代の女性が二人で観に来てらして、なんと彼女たちはわざわざ前と後・2列に一人ずつ席を移し(シネマさん許してね)、各々スクリーンに集中してとても静かに鑑賞なさっていたのです。上映後にロビーで「ややこしかったけど~~(~ちゃんと聞こえなかった~)~~やったなぁ」と話し込んでいるお嬢さんたちを見て、私は「映画ファンってええなぁ」と心底うれしく思える4月1日を過ごせたのでした。どうもありがとう。(これほんまです)。[映画館(字幕)] 7点(2005-04-01 23:58:44)《改行有》
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