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プロフィール |
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894 |
性別 |
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自己紹介 |
ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。 「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。 映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。 目指せ1000本! |
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1. わたしは最悪。
《ネタバレ》 何者にもなれない30歳女性の惑い。
自分がどうしたいのか分からず、やりたいことも付き合っている男もとっかえひっかえで長続きしない。
確かに原題通り、リアルに付き合ったら面倒臭い"最悪な人"なのだろう。
とは言え、昔と違って女性の自由も選択肢も広がり、
元カノの風刺漫画家に「女を侮蔑している」と意識高い系のフェミニストが発言できるくらい、
ヒロインの悩みがあまりにも贅沢になってしまったように感じる。
清潔感たっぷりなオスロの街ではなく、発展途上国が舞台だったらこうも行かないだろう。
元カノの漫画家が別れる際に「君はいつか後悔する」と発言し、事実、彼はガンに侵され死ぬことになった。
自分はこのまま何者になれず母親に落ち着いてしまって良いのだろうかと悩んでいるうちに、
足に地をつけなかった不安定な心を救ってくれる人がいることに気付いていれば、
きっとガンの早期発見はあったかもしれない。
その一方で新しい恋人との妊娠にすぐ向き合っていれば、たとえ流産でも破局はなかったかもしれない。
人生とは後悔の連続で、選択の積み重ねでもある。
主役にもなれない取り留めのない人生だとしても、何かを掴んだ彼女の人生は今日も続いていく。
レナーテ・レインスヴェが多彩な表情で痛々しくも呆れながらも好演していたのが性的シーンの下品さを和らげていた。[インターネット(字幕)] 6点(2023-06-04 01:51:27)《改行有》
2. わたしは、ダニエル・ブレイク
《ネタバレ》 本当に受給されるべき人々が「まずはオンラインで書類作って」と冷たくあしらわれ、回りくどい方法で手続きするうちに諦めてしまう。深刻な題材を下手すれば過剰に描きそうなところを一歩踏みとどまって、ドキュメンタリーのように撮っている。税金を払っている人を助けるべきの制度が人を殺す制度になってしまったとき、国家は社会的弱者を搾取する存在でしかない。日本でも社会保障の崩壊危機や見えない貧困が取り沙汰されている以上、希望の持てる社会にしなければならないのに声をあげないでどうする? 誠実すぎる監督の怒りがあの落書きと手紙に集約されているのだろう。彼とシングルマザーの家族との交流が理不尽な社会の中での微かな救い。将来、人生100年社会と言えども、強者の論理が物を言う絶望的な日々が続くなら早死にした方がマシに思える。社畜だらけで「社会に迷惑かけるな」の日本らしい考えかもしれないが・・・[DVD(字幕)] 6点(2017-12-31 17:10:53)
3. WASABI
フランス版予告編だと、異文化コメディとして宣伝されていて、広末の出番すらなかった。日本版予告編との強烈な落差がこの酷評なのだろう。『レオン』みたいなものを期待していたら、あまりの軽さと薄っぺらさにいろいろ文句も言いたくなるさ。もっとも、それを差し引いても軽い気持ちで見るにはこちらが置いていかれるばかりで、俳優・スタッフが楽しんでいるのだけは分かった映画。[DVD(字幕)] 3点(2016-07-05 22:22:58)
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