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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. マルホランド・ドライブ 《ネタバレ》 初見で後半に折り返した(ループした)瞬間の衝撃と言ったら・・・。ものすごい戦慄が襲ってきて、「そう!それだよ!」と、思わず立ち上がりました。ハリウッドの光と影とか、ナオミワッツの名演技とかそんなのは自分にとってはどうでもよくて、それよりも世界というものは自分が感じている通りのものではないかもしれない、ということに言及していることが衝撃だったんです。イレイザーヘッドやロストハイウェイもそうなんですが、とりわけ本作は完成度が高い。人生を変えた映画の一つですね。[DVD(字幕)] 10点(2009-09-02 15:17:31)(良:3票) 2. レスラー 《ネタバレ》 あろうことか、今現在今年一番の、、いや歴代映画ベスト3に入るほど自分の琴線に触れまくりっていうか切れちゃうくらい、号泣しました(笑)。 かっこ悪くて、だっさくて、しょーもない中年男。でも、たった一つだけ掛け替えのない栄光の過去を持っている。あの「グラントリノ」の親父には息子達には疎まれていながらも、我々観衆たちが共感を得られる所がいくつもあったわけですが、今作のミッキーロークにはまったくない!・・・はずが、自分にとってすべてが共感できてしまう。そんな思いをした人はあんまりいないと思いますが、自分の人生の中でのかっこ悪かったことや自業自得で失敗したことなんかを増幅させて見せられているような。 無骨で、まるでドキュメントなカメラワークや、ざっくりとした編集も完璧。もちろんキャスティングも。 ラストでガンズの入場テーマがかかった時の胸が締め付けられる感覚は一生忘れないと思います。 たくさん失敗や後悔もあったけど、たった一つでも誇れるものがあって奴は奴なりにいい人生全うしたと思います。自分もそうでありたい。[映画館(字幕)] 10点(2009-07-12 01:59:07)(良:1票) 《改行有》 3. メランコリア 《ネタバレ》 鑑賞直後の不思議なほど清々しい気分といったら! 前半でいかにジャスティンが常軌を逸していて、健常な人から見るといかに不快な女であるかを、不快なくらい長時間見せつけて観客をイライラさせるテクニックが良い。そして人類全体にメランコリア(ここは鬱病と解釈したい)が忍び寄るにつれて、健常だった人々はまさに鬱の症状を呈し、鬱病のジャスティンは全てを悟り健常に…。 そうか、鬱病ってもしかすると自分だけが苦労しているとか、不幸であるとかいう孤立感から引き起こされるのかも。だからジャスティンは人類はこの地球上にしかいない、そしてそれがもうすぐ根絶やしになると悟って生き生きとして、人類代表のクレアと旦那(と執事?)は鬱へと進んでいくんだね。 真実はどうなんだろうか…自分も人類は地球上にだけしかいないような気がします。 そして有史以来ずっと孤立していた人類が生み出した大きな大きな鬱がメランコリアとなってやって来たのかも。[映画館(字幕)] 8点(2012-04-17 16:21:14)《改行有》 4. ロスト・ハイウェイ 《ネタバレ》 主人公が「事実をそのまま記憶したくない」って言うんですよ。それわかるな~。荒唐無稽に見えて、実はすごくリアリティを感じる映画でした。[DVD(字幕)] 8点(2009-09-02 15:37:13) 5. ユナイテッド93 《ネタバレ》 特にラストの緊迫感は凄まじかった。観ている我々には結末がどうなるかはわかっている。それなのにどうしても勇気ある乗客達の手によって墜落から免れるよう応援してしまうし、だからこそ最後が近づくにつれ狂おしい程の無力感に襲われる。 観終わって初めて勝手に涙が流れていたことに気づいた。[地上波(吹替)] 8点(2009-01-14 20:18:54) 6. マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙 《ネタバレ》 たしかにメリルストリープの演技は素晴らしかった!! 最初は細切れのストーリーでちょっと入り込めなかったのですが、党首立候補のあたりからはみるみる釘付けに。作り方がうまいのか、サッチャーの人生がドラマチックなのか、、たぶん両方でしょう。 実際手放しでほめられる程何もかもうまくいった政治手腕ではなかったかもしれませんが、現代政治というものはそういうものなんだと思います。大事なのは国を良くしようという純粋な気持ちだと感じました。そういう人、日本にも出て来てほしいな~[映画館(字幕)] 7点(2012-04-10 20:30:43)《改行有》 7. レオン(1994) リュック・ベッソン否定派の自分も、悔しいけどこの映画だけは大好きです。ゲイリー・オールドマンは演技過剰でうざくて邪魔だけど、他は文句つけられないかも。ダストシューターからマチルダが脱出する場面は今でも鮮明に思い浮かべることができるくらい名シーン。[ビデオ(字幕)] 7点(2010-02-09 16:49:43) 8. ターミネーター2 1があっての2ではありますが、この2こそが自分にとってのターミネーター。続編映画のお手本どころか、映画史にも残るほどの出来栄えではないでしょうか。[映画館(字幕)] 7点(2010-02-04 17:06:17) 9. ショーガール 《ネタバレ》 酷評の割に結構好きな作品。 はねっ返りで、短気で、口元が下品でw、超感じ悪い主人公だけど、それはなかなか人生を思うように出来ないもどかしさから来たものだと思うと、すぐそばにいてほしくはないけど憎めない気がするんです。クリスタルが彼女に階段から突き落とされても許したのは、そんなところが若い日の自分によく似ていたからだし、むしろそれが可愛らしかった(色んな意味で)のでしょうね。下の人間から見ると超むかつくでしょうが、上の人間から見るとかわいい。そんな人意外と周囲にいますよね?[ビデオ(字幕)] 7点(2010-02-03 20:53:27)《改行有》 10. Dr.パルナサスの鏡 《ネタバレ》 テリーギリアム作品で一番好きです。パルナサスの鏡よろしく彼の脳内の妄想、幻想が存分に表現されていて素晴らしい映像美。そしてなんといっても苦肉の策であったはずの4人1役が、みごとにこの映画の設定にはまってさらに素晴らしい効果を生み出しています!3人の心意気と、テリーギリアムの機転に拍手ですね。 この作品の隠れた鍵がタロットの「吊られた男」。ダイレクトに首を吊られたヒース自身でもあるわけですが、このカードの意味は「忍耐、献身(正位置)」なので、タロットをひいたパルナサス本人にしてみれば、あの「ステラ」を思わせる(笑)ラストシーンにうまくつながっているという見方もできますね。 ちなみにわたしが22歳の頃にミラノへ旅行した折、公園にジプシーの移動遊園地が来ていてお化け屋敷に入ったんですが、先に入ったはずの友人が自分が出てきた時にいなくなっていて、非常に焦ったのを思い出しました。(実はお化け屋敷の暗闇の中で道が分岐していて、友人はより長距離の道を進んでいたようで無事再会できました)[映画館(字幕)] 7点(2010-01-25 17:36:50)《改行有》 11. マリー・アントワネット(2006) 《ネタバレ》 ここでの評価が低いのはとてもよくわかります(笑)。でも、自分は大好き!! ソフィアコッポラならではのイマドキリアル女子っぽい表現が新鮮で、とても共感できました。そういう意味ではキルスティンダンストっていうキャスティングも素晴らしい。批判を恐れずにこういう視点で歴史物を制作したっていう姿勢も好き。そしてこういう史実を詳しく描かない作りだからこそ、最後の暴動を起こした民衆をバルコニーから見下ろしてのパフォーマンスがとてもとても胸を打つ。もーアントワネットに共感しまくり。 っていうか当時のアントワネットも歴史とか興味ゼロで、周りの大人から中身がないとか表面的とか退屈って言われてたに違いない。で、「はぁ?別にいいじゃん。あたしおしゃれ大好き!」みたいな(笑)。[映画館(字幕)] 7点(2009-09-03 15:03:49)《改行有》 12. インランド・エンパイア 《ネタバレ》 リンチファンですが、これは期待しすぎたせいもあって微妙です。なんと言ってもDVカメラで撮影したことによる(そしてその映像を後加工で拡大していたりすることによる)映像の画質の悪さが耐えられない。ストーリーは悪くはないけど、ちょっと意地になって破綻させているようなフシが散見されるのも気になる。とはいえこの世界観がまた味わえたことには素直に感謝してます。裕木奈江最高だし。[映画館(字幕)] 7点(2009-09-02 15:32:09) 13. ファウスト(1994) 初めて観たとき、この世界の誰もが気づいていてあえて語らない本当のことを語っているような気がして戦慄を覚えました。そういった意味ではリンチ的な人でもありますね。シュヴァンクマイエルの中では一番好きです。[DVD(字幕)] 7点(2009-01-14 20:53:18) 14. やわらかい手 《ネタバレ》 観終わって、しみじみと素朴でいい映画だったな~って思いました。周囲の目とか世間体とか先入観に振り回されずに、歳をとっても自分をしっかり持って生きるってすごくかっこ良くてすごく難しい。[映画館(字幕)] 7点(2009-01-14 20:36:31) 15. ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン! 《ネタバレ》 これ気の合う仲間と映画館で観たかったな~。。。ギャラクシークエストのポリス版ですね。下品な声で何回も笑ってしまった。単純に楽しかったです。特にいきなり銃撃戦になる所は最高~!![DVD(字幕)] 7点(2008-12-11 20:44:11) 16. ファム・ファタール(2002) エロティックサスペンス…(笑) でも悪くないです。特に冒頭が好き。[地上波(吹替)] 6点(2010-08-12 21:11:26)《改行有》 17. ベティ・ブルー/愛と激情の日々 愛するあまりの狂気って、なんて美しいんだろう[ビデオ(字幕)] 6点(2010-05-24 15:40:42) 18. ニキータ なんとはなしにフランス映画っぽさも漂っていて、意外に良かったです。そもそもこの設定にワクワクしました。[ビデオ(字幕)] 6点(2010-02-09 16:40:14) 19. ロスト・チルドレン 当時はまだ珍しいダークファンタジーでなかなか面白かったけど、やっぱジャン=ピエール・ジュネにとってはこの規模の映画は既に役不足的な気が。。。映像美に頼りすぎだし。[映画館(字幕)] 6点(2010-02-02 15:34:27) 20. デリカテッセン このくらいの規模の映画を作るのが、彼らにとって丁度いいのでは???ジャン=ピエール・ジュネの中で一番良くできてると思います。サントラも好きー[映画館(吹替)] 6点(2010-02-02 15:31:54)
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