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1. ゴダールの決別
この8点は興行としての8点とは違いますが、かなり魅力的で挑戦的な作品だと思います。内容や引用がわかるかと言えばわからない、面白いか面白くないで言えば面白い。字幕にも様々な位置付けを持つものが現れ、映像をつくることへのメタな言い回しも出てきます。監督が映像をつくることをどこか斜に構えていながら挑戦的に遊んでいるように感じました。[DVD(字幕)] 8点(2016-03-31 12:19:20)
2. 勝手に逃げろ/人生
《ネタバレ》 ゴダールの挑戦的な実験映像とゴダールの商業的守りの映画作りのバランスが良いと感じた。
随所に散りばめられたスローなシーンは画面のみの操作で音声のいじりはない。効果的かつラディカルだ。
話しも比較的わかりやすい方で最後に各人間の風景が御都合主義のように地味に合わさっていくのもゴダールらしさを感じる。
ただそれが大衆映画よりずっと地味で、この映画にとって何のご利益もないテイストが面白い。[DVD(字幕)] 7点(2016-07-22 00:41:13)《改行有》
3. 気狂いピエロ
初ゴダール作品。おそらく彼の中には言語にできなくとも大まかな規則性があることはわかった。わかるかわからないかで言えば、わからない。面白いか面白くないかと言えば、面白い。画面は美しかったが時代的にひと昔前のセンスかなと感じる。それだけその後に影響を与えた作家であるかなと思った。[DVD(字幕)] 7点(2016-03-18 13:41:40)
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