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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
21. ふたりのベロニカ 奇妙なストーリーや美しい映像に彩られたとても繊細な作品。彼女の歌声がこの映画すべてを象徴しているかのようだ。6点(2004-11-26 14:38:49) 22. 突然炎のごとく(1961) ナレーションが早すぎて字幕読むのが大変。フランス語が分かればもっと面白いかもしれない。たしかに決して美人ではないがすべての男が欲する女でもない。4点(2004-11-19 12:01:12) 23. 秘密と嘘 役者の演技は好みの分かれるところかもしれない。まぁしかしそんなことはどうでもいいくらい提起されている問題がすごく深くて考えさせられる。母親と娘二人のそれぞれの立場になって観てみると三様とも複雑すぎ。普通は~するものだとか、そういう道徳観があいまいな部分だ。何が正しいなんてものはない。なんで?と首をひねりながらも、こういうこともあるかもしれないなと勝手にやりこめられてしまう。いいとこついてる。結末は安易っちゃ安易だが、これはこれでいいもんだ。7点(2004-11-15 13:13:13) 24. グッドモーニング・バビロン! ストーリーはあるようでないようなものだろう。一歩引いた視点で出来の良くない昔話をかっこつけて撮ってるようにみえた。良い悪いは分からないけどどっちかいうと嫌い。男二人の粗野な性格が疲れた。ていうか馬車馬はどうなるんだよ。むごすぎる。5点(2004-11-15 12:49:24) 25. 大人は判ってくれない 蛋白な終り方のおかげでより内容を濃く感じさせられる。大人は判ってくれないのではなく子供は判っていないわけで、大事なことはその判るべきものは何であるかと認識することではなかろうか。つまり結局は大人もあまり判っていない。この映画で判るひとつのことは、信頼のおける友人は大事だということ。あの友人が社会人としていいわけはないが、バルザックの盗写疑惑での一連の行動は男らしかった。5点(2004-11-01 11:59:11) 26. 悪魔のような女(1955) ホラーやスリラーが好きな人には「恐怖を楽しむ」という人が多いんじゃないかと思う。この作品はそんな映画の原点を感じさせてくれた。遊園地のお化け屋敷でキャアキャア言うような、そんな楽しさ。名作だと断言します。8点(2004-10-27 15:10:15) 27. ブーベの恋人 この場合、ステファノを選んでいたとしても致し方ないような気がする。致し方ないというか普通は絶対ステファノを選ぶだろう。それでも私はブーベの恋人。いまどきそんな女はいねーぞ。それが劇的で美しいことかのように描かれている気がするが、どうかと思う。まぁ良いか悪いかはともかく珍しい人だ。情緒あるいい作品だということは認めます。6点(2004-10-27 15:00:29) 28. コーリャ 愛のプラハ なんのこっちゃよく分からなかった。最後は駆け足になりすぎだと思う。雰囲気がいいだけにもったいない。もう少し丁寧に説明して欲しかった。まぁともかくあの鎮魂歌はきれいだ。4点(2004-07-28 11:13:37) 29. バイオハザード(2001) 強く、美しく。ミラ・ジョボの魅力が炸裂。ゲームの映画化ということを考えると、とてもよくできている。駄作と決めつけていたのに十分面白かったのでちょっとびっくり。主人公が何者なのか徐々に明らかになっていく展開がいい。ラストも良い感じだがゲームやって無い人には分かりにくいかも。メタリックな世界にCGと音楽がうまく融合していて、ゾンビ映画なのにどこかしら涼しげな感じが新鮮。6点(2004-06-01 16:40:53) 30. パピヨン(1973) 淡々とした描写の中にパピヨンの人柄の奥深さを感じさせる。しかしただただ自由を夢見ているだけで自由を手に入れている場面がほとんどなく、全体的に陰鬱になっている。もう少し現実に自由を得ていられるシーンを増やして欲しかった。また、ダスティンホフマンのメガネはやりすぎだと思う。5点(2004-05-31 23:22:53)(笑:2票) 31. ドーベルマン(1997) 何をしたかったか分からないでもないが、鼻につく。なぜかリュックベッソンのタクシーを観た時に受けた不快感と同じものを得た。あっちはまだ面白かったけど…。フランスのノリが肌に合わないのかもしれない。とにかく主人公のキャラもストーリーも薄っぺらい。脇役が面白いけどそれだけでいいのだろうか。4点(2004-05-31 03:18:20) 32. 髪結いの亭主 幸せなまま死にたいって、せこいけど気持ち分かるなぁ。この奥さん美人だけど、実は養子を連れてきた奥さんのほうが個人的に好みだったりして、まぁあんまり話に没頭できるような映画じゃなかったっちゅうことで…。このユーモアセンスは悪くないと思うけどね。5点(2004-05-31 03:03:46) 33. シェルブールの雨傘 《ネタバレ》 馬鹿だけど可愛くて一途な女の子。「永遠に君を愛してる」なんてセリフを簡単に吐く男。前半の情熱的な愛の語らいと後半の侘しい現実との対比がすばらしく、ラストシーンはとても印象的なものになっている。一つの恋愛を描ききった完成された作品だと思う。悲しい話ではあるが、歌の効果で湿っぽくなっていないところがよい。9点(2004-05-26 23:26:40) 34. 鬼火(1963) 《ネタバレ》 「欲するものがない」だとか「アホどもが下劣な仕事に精を出している」だとか「怖い、怖い、怖い」だとか。そういう甘えとも取れる悲しい言葉の波。社会に馴染めない、適応できない孤独感、あるいはその中で生きていく苦しみをクールに表現していると思う。でもアランは、街を歩けばいたるところに知り合いがいる。もう少しがんばって欲しかった。やっぱりそれしか答えがないのか?と、気が滅入ってしまった。6点(2004-05-18 13:58:09) 35. 奇跡の海 エミリーワトソンは無垢な演技をしようとしている。いやそういう役柄なんだからそれでいいんだけど。無垢なふりをするというのは難しいんだろうなと想像はつく。若干無理してるように見え、わざとらしさ、あざとさを感じてしまった。特に序盤。しかしこの作品、ただ重いだけではなく強い引力を持っている。特に後半。チャプターで区切った意図は体現できていると思う。挿入曲もいいと思うけど、エンドロールの曲(曲名出てこない)が実は一番好きだ…。オチは気にせず。6点(2004-05-13 03:29:05) 36. ストレイト・ストーリー まっすぐまっすぐ進んで行くだけ。シシースペイセクがラブリー。ほのぼのとした味わいの中には、リンチらしいスパイスがまったくない。そりゃ今までのリンチを見てきた人は驚くだろう。やればできるってことを言いたいのかな。激しいロックバンドが突然聞いたことも無いような綺麗なバラードを作ったような気分。7点(2004-05-07 18:36:39) 37. 桜桃の味 車の外の景色、そして音。街の建物、荒地の砂埃、子供の笑い声、鳥の鳴き声、ヘリコプターの騒音。すべてが生々しく、活き活きしている。美しい世界を謳っているが、確かにそうだなと思わず頷いてしまった。こういう絵を撮れるのはすごい洞察力だと思う。これが本当の臨場感なのかもしれない。この街をトボトボと旅している気分になれる。難しく考えないでコメディとして見ればいいんじゃないだろうか。7点(2004-05-04 15:21:35) 38. 息子の部屋 想像よりさらっとしてた。突如開いた大きな穴を埋めるのは大変なことだ。姉の居心地の悪さに妙なリアリティがあった。まぁしかし、難しいテーマだからかもしれないが、監督の技量が少し足りない気がする。4点(2004-05-04 15:06:35) 39. 過去のない男 気力って大事。大事な人がいれば明るくなれる。明るく生きればいいこともある。生きる苦しみを背負って頑張って前に進めと。いつものカウリスマキでありながら、今作はかなり口当たりが良い。ギャグも音楽も冴えてる。8点(2004-04-29 14:57:27) 40. ロスト・ハイウェイ あいかわらず悪夢を作るのが巧い監督だ。インパクトのある映像だけど、決して高価なセットや凝ったSFXや最新のCGが使われているわけじゃない。小屋を燃やして逆回ししたり、単純に光源を落としただけだったり、モノクロのハンディカメラを使っただけだったり、実にチープ。俺にはセンスがあるから、金をかけなくても面白いものが撮れるぞ、といわんばかりで…。まぁ、それはいつものことだけど、この作品は音楽もまた良かった。ただ、ここまでストーリーがぼやけてしまうとはっきり言って疲れた。わけが分からないで片付けられても仕方ない部分もあると思う。5点(2004-04-27 18:00:19)(良:1票)
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