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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 919
性別 女性
ブログのURL //www.jtnews.jp/blog/20084/
ホームページ http://tiaratiara.exblog.jp/
年齢 70歳
自己紹介 前からありましたっけ?[この方のレビューを非表示にする]とカスタマイズできる機能。最近ですよね? 知らないうちに進化し続けてますね、このサイト。また来ようと思います。

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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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41.  扉の影に誰かいる 夫婦だったチャールズ・ブロンソンとジル・アイアランド(ブロンソンより確か先に亡くなってしまった、かわいい女優さん)、そしてトニ・パキの共演。タイトルからわかる通りの、サスペンスものですが、同じくブロンソン主演で大ヒットした「雨の訪問者」などと似た路線かと思うと、これはそうではありません。「サイコ」風味がちょっと交じり合ってました。内容にあまりそぐわないタイトルだったような気がします。細部はよく覚えていませんが、トニ・パキとジルのほうが夫婦役で、ブロンソンが記憶喪失者、という配役がなかなかオツだったと思います。かなりハラハラしたので、7点にしておきます。7点(2004-01-14 10:20:08)

42.  ふたりの女 《ネタバレ》 ソフィア・ローレンが、名作「ひまわり」(70年)と同じく、ヴィットリオ・デ・シーカ監督と組んだ、60年製作の反戦映画。戦時下の、母と娘がたどる運命を描いた、やりきれない、悲しい映画です。ソフィア・ローレンが、母。今回の相手役は、マストロヤンニではなく、 ゴダール作品の常連、ジャン・ポール・ベルモンドです。彼は今ではそういう特定の監督の作品のイメージが色濃いかもしれませんが、けっこう多彩な監督、共演者と仕事をしていました。本作でも、なかなかのハート・ハンサムを演じていた記憶です。二人がたどった運命は実に悲惨で、「ひまわり」以上に苛酷な描き方でしたが、「ひまわり」が音楽に華麗に彩られた作品であることに不満がある方には、本作をぜひお勧めいたします。男は殺され、女は陵辱される・・。戦争を端的に象徴しています。きれいごとは一つもありません。美しい反戦映画からはうかがいしれないものが、ここにはあります。でも、忘れてならないのは、現実はこの映画以上に悲惨だということです。最近の映画作家がつくる戦争物は、私たちの日常から戦争の実感が薄れているのに比例して、絵空事ばかり。そんな中、つらくても目をそむけずにこういう映画も、観てみてほしいものです。ソフィア・ローレンは、本作と、「ひまわり」の出演の経験が、エットーレ・スコラ監督と組んだ「特別な一日」(77年)の、静かですが確かな演技で反戦を伝える名演へと結びついていったような気がします。 7点(2004-01-10 22:50:01)(良:1票) 《改行有》

43.  ポンヌフの恋人 2回見たけれど、私にとってはいまだよくわからない映画の1つ。かといって6点じゃあんまりだから一応7点にしておきますが、何か点数をつけることを拒否されてるような気がする作品の1つです。私は何と評していいのかわからないのでありますが、友人(偶然同じ頃に「道」を見直し、似た感想を持っていてお互いにびっくりしたこともあるその人です)はこの映画に心酔しているのです。どのくらいのほれぶりかというと、BSはついているもののWOWWOWは未加入のためザーザーのあの画面でもこの作品は見たいとスイッチをいれ、全時間、見切った、というからすごいじゃありませんか。ザーザーの画面でも、ほとんどすべてをそらんじている彼女にはどの場面かわかって、泣けたんだって (そんなに好きならビデオを買えばいいじゃん、というツッコミはこの際なしにしてね)。ここまで書いてしまうと、個人のプライバシーの漏洩かなあ・・。でも1つの映画をそこまで愛しきれる人がいる、そこまで愛されてる映画なんだ・・と知って私は心底びっくりしたんで、やっぱりふれずにはいられなかったのです。私、愛に関してはきっとおこちゃまなので、この愛の深さがわからないのかもしれないなあ、と思う次第です(←最近の口ぐせ)。 7点(2004-01-05 17:18:57)《改行有》

44.  勝手にしやがれ 30年以上見直してないので、中身はきれいさっぱり忘れているが、ベルモンドの、特にラストでの「カッコ悪いんだけどカッコいい」、奇妙な魅力は覚えている。ダラダラとつまらない、現代と比べたらはるかに刺激の乏しい我が日常の中で、これは衝撃だったわけです。「カッコわる・イイ」という価値観じたいがもうすでに既成のものになってしまった現代の若者が見て、「マジに面白い」と思ったら、それはかえって変かもしれませんな。相当ムリしてんじゃないの?と 私も思ってしまいます(でもそれはあくまで「観る側」の問題。監督や作品の価値を左右するものではありません)。ところで原題を初めて知って、「え? スフレの何とか、という意味? Boutて点じゃなかったっけ、違ったっけ? もし合っていたら、スフレの点て何よ」と思ったら、そうではなくて、これ一つで成句で「息切れ」とかっていう意味なんですってね、直訳だと。ネット時代になってほんと便利だけど、「勝手にしやがれ」と「息切れ」じゃ、かなり印象にも違いを与えるんじゃないかしら。点がつけにくいなあ。ま、仕方ないからふつうに7点ということで。あ、平均も7点なんだ。(見直したら、またレビューを書き直します。これについてはほかのゴダール作品よりはわかりやすかった記憶があるのですが、今見たらどうなんでしょ~???) 7点(2003-12-23 16:35:20)

45.  赤ちゃんに乾杯! 冒頭のゆりかごか何かの映像が、とても美しくて印象的でした。全体に、アメリカ版である「スリーメン&ベビー」ほどマンガチックではなかったような気がします。こっちのほうがやはり本物?と思いますが、見た人は圧倒的に少ないでしょうね。残念。役者になじみがないから、見てもアメリカ版のほうに親近感を持ってしまうかもしれませんが。ところで、数ヶ月前に、セロー監督が本作の続編を発表したという記事を何かで見たのですが、まだ日本上映の話は聞かないですね。赤ちゃんの20年後?のパパたちやママとの関係を描いているらしいんですけど。 7点(2003-12-21 00:08:06)《改行有》

46.  Mr.レディMr.マダム こ、このページの、この異常さは何なんでしょう?(笑) 「○○が好き」(変更前のレビューへの投票かとは思いますが)という書き込みだけで(笑:2票)のきのこ様、急にオネエ言葉になっているなるせ様、いつもの理論派をかなぐりすててるSTING大好き様、フシギすぎます~。でも、今テレビでかかっている「北の国から」の再放送をBGMにこれを書いてる私も、かなり異常(しかも場面は蛍ちゃんの結婚式という、チョ~クライマックス!不謹慎、ごめん。)ほんとうに、偶然は残酷だわ~(←これじゃ、つなげたことにならないって!?)。いや、私も少しはマジメになろう。ほんとに本作はなるせ様がおっしゃるように「上質のコメディ」で、STING大好き様がおっしゃっているように手ばなしで「ホントに面白い」といえる映画です。つけ加えたいのは、彼=ウーゴ・トニャッティの伊達男ぶりと、この彼を愛するカノジョ=ミシェル・セローの愛の深さ、その表現のいじらしさ、かな。そこがアメリカのリメイク版とは、大きく違う点です。色っぽさも、さすがフランス+イタリア映画。 7点(2003-12-18 23:04:01)

47.  私生活 本作は、スキャンダラスな女優だったブリジット・バルドー自身を最も投影した作品、と言われていますね。 当時、フランス国内の映画賞もとったとか。 そもそも昔のこの人は、かわいくてセクシーでほっとけないキャラで、マリリン・モンローと双璧の人気だったと言っても過言ではないが、モンローが死によって伝説の人になったのと比べ、動物愛護でヒステリックに叫ぶオバチャンになってしまって、おそらくかつてのファンも離れ、すっかり過去の人になってしまったんでしょう。ザンネン。 でもそれで映画愛好者にも忘れられていってしまうのは、積年の末端ファンは少しさびしい。 本作は、たまたまスターになってしまいマスコミ攻勢につぶされていく、無邪気でコケティッシュな女の子がたどる運命ってことで、BBのかわいさ以外にさして見るところはないかもしれないのですが、ラストシーンのうまさ、きれいさ、残酷さが、なぜか私の脳裏に鮮やかに残っています。7点(2003-12-18 12:39:04)《改行有》

48.  昨日・今日・明日 私と同世代で、雑誌「スクリーン」など読んでいた人にはよく知られていたことですが、ソフィア・ローレンは不妊に長いこと悩んで、妊婦姿に大きな憧れを持ち(「映画の中だけでも・・」・・と言ったかどうかは定かではありませんが、そんなエピソードも雑誌に出ていた記憶あり)、そんなきっかけがあっての第一話だったようです。当時の観客は(女性だけ?、あるいは私の個人的感情?かもしれませんが)、そんな境遇にありつつこういうコメディをかっとばす彼女に、偉大さを見出していたように思います。その後お子さんを一人もうけられ、その方ももうさぞや大人になっておられることと思いますが。 7点(2003-12-09 11:47:33)

49.  大盗賊(1961) ごめんなさい。「大海賊」と同様、「すっごくおもしろかったー」ということしか覚えてません。ただなぜか、クラウディア・カルディナーレが最後のほうのシーンで、からだを張って恋人のジャン・ポール・ベルモンドを助けるシーンがあったと思うのですが、ストーリーの詳細よりも、そのシーンのクラウディアのボンキュッパのナイスバディーばかりやたらと覚えています。(実は私はオバチャンではなく、オヤジだったか!?)7点(2003-12-08 10:27:40)

50.  天使の詩 《ネタバレ》 私が中1か中2のとき(記憶がよみがえってきました・・確か中1が終わった春休みだったような気が・・)にロードショーで見た本作を、クロエ☆さんのお母様は私と同じ年頃に、でもTVの深夜放送でご覧になったわけですね。きっと公開から何年かは経って以降のことですよね。^_^; お母様とさえ世代ギャップがあるとは・・ちとショック! までもそれはさておき。昔、なぜか私の周囲で流行った記憶のあるこの映画。その頃の十代向けの(特に女の子向け)雑誌でキャンペーンしたのではなかったかなあ、と。悲劇の主人公役の少年が繊細な美しさを持っていて、編集者たちがそこに目をつけたんじゃなかろうかと思います。昔の少女マンガの「お目々キラキラ少年」の系譜という感じ。しかし本作は実は子どもや若者向けではない、大人が見るべき映画ではないかと思います。母親をなくした悲しみに耐えながら、父親が病弱な弟ばかりを心配する様子にも耐え、それどころか自分も弟を一生懸命かばおうとする。でもそんな気丈さの裏でこの長男が激しい孤独につらい思いをしていることに気づかない父親。そのコミュニケーションギャップが、ちゃんとしたディテールをもって語られていた・・たった一度、40年近くも前に見た映画ですけど、場の空気、緊張感は、覚えています。でも、終盤の悲劇的展開は、本当にいたたまれない。最近はどの国の映画もある意味で似通ってきてしまっていて、ここまで救いのないストーリーは、作られなくなっていると思います。それがいいことなのかどうなのか。とにかく最近の「どこかには救いがある」ストーリーになれきってしまっている私たちにとり、衝撃の展開であることは確か。原作のタイトルも「誤解」らしいですね。イタリア版タイトルももしかしたらそうなのでは? 私はイタリア語の素養はまったくないけど、「Incompreso」というらしいですよ。公開当時の日本では「誤解」というタイトルじゃヒットしなかったかもしれないけれど、少年のガラス細工のような繊細さを描いた本作に、死を美化するようなこの邦題をつけるとは、よく考えると怒りさえ覚えます。 7点(2003-12-07 22:49:19)

51.  ターミネーター2 1を作ったあとでシュワちゃんが大物になってしまい、今さら1のようなダークな役をやらせるわけに行かなくなった、というご都合主義から出発した企画だったんでしょう?きっと。それにしちゃほんとによくできたストーリーでしたよね。(まあ大物になったからこそ、次の作品を 作ることになったんでしょうけどねえ・・)カーチェイスのところのスタントマンの顔がロコツにシュワと違ったりといった、アラも見えたものの、全体はエンタテイメントとして上出来だったと思います。私は妙にコネタに反応してしまうとこがありまして、犬の名前をごまかして相手を確かめたりといったコワザがうまいなー、なんて感心したのでありました。まあそれにしても、あのストーリーの顛末で、3をつくるなんてほんと厚顔無恥だと思うけど、商売なんてそんなもの。私ももっと若い頃だったら、「ゆるせない」と憤慨したでしょうけど、「勝手にやって」という感じ。ただ、私は3なんて絶対に見ないけど。 7点(2003-12-04 01:55:44)《改行有》

52.  ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版 私は完全版のほうが好きです。理由は「日米公開版」のほうに書きました。おそらく、監督が自作と認識していらっしゃるのはこちらのはずです。何らかの理由(この当時、日本やアメリカでは、長い上映時間の映画はヒットしない傾向にあったとか? 案外そんな理由だったのではなかろうかと思います)で、製作会社(配給会社?)からの要請によって、監督はあちらのヴァージョンを作らされたのでしょう。監督一人の権限がどれぐらいかは、その監督が培ってきたキャリアにもよるのではないでしょうか? 本作公開時はまだそこまで自己主張できるお立場にはなかったのではあるまいか、というのが私の個人的な予想です。問題は、映画作家を大切にしない映画業界のほうにあると思いますが、一方、映画産業という言葉もある通り、特に現代においては、映画はビッグビジネスです。監督個人の主義主張だけで作れるものではないことは、日本人の監督さんの発言などの中にもときおりうかがい知ることが出来ます。私は映画業界内部を特に知る立場にはないシロウトですが、おそらく一番権限を持っているのは、製作会社、次に製作者で、監督はナンバー3くらいなのでは? どんな業界も、お金を出す組織や、お金を動かせる立場にある人が、一番力を持っているのではないでしょうか。最初からこのヴァージョンだったら日本であれほどヒットしなかったのではないかとも思うものの、私個人はこちらで公開してほしかった、と強く思います。映画はもちろん監督だけで作るものではないけれど、トータルで考えれば、もっと監督の権限が強くなってほしいものです。7点(2003-11-01 21:45:37)

53.  ブルジョワジーの秘かな愉しみ 昔むかし、その当時のカレシに連れて行かれ、何が何だかさっぱりわからないながら、一本道をただ歩く人々とか変な劇場みたいなシーンとか、幾つかの場面を妙に覚えていた映画です。【ドラえもん】さん、【STING大好き】さんの解説で、何となくわかったような気がしました。特に、【STING大好き】さんのは、コムズカシ系の映画を見るときの極意が的確に語られていて、スゴイ! 勉強になりました。もう一度見たら、何かすごい発見ができるかも!?!7点(2003-08-23 13:43:24)

54.  かくも長き不在 コラ・ヴォケールの「三つの小さな音符」が好きで好きで、それで映画も見ました。でもごめんなさい。映画の感想はよく覚えてません。がっかりした覚えもないので、この点数です。コラ・ヴォケールが日本にきたときコンサートにも行ったのですが、さすがにもう死んじゃったかなあ・・? 皆さんの熱心な書き込みを読んでいて、久しく忘れていたこの曲を思い出しました。しんみり・・。7点(2003-07-28 11:04:11)

55.  天井桟敷の人々 あまりにも有名な作品ですが、設定やストーリーは、現代人の感覚で見ると、変。 ゴージャスなディテールを楽しむ心構えがないと、おそらくがっかりするでしょう。 単に美しいだけの映画とももちろん違うわけですが、たとえて言うなら、現代の映画とは文法が違う感じ。 仕方なく7点をつけましたが、ほんとはこういう名画に点数をつけるというのはおそれおおいことだと思います。昔の名画はほんとに点数付けが困ります。 ガランスを演じたアルレッティのゴージャスさ、バチスト役のジャン・ルイ・バローのマイムの美しさ、舞台の完璧さ。ため息が出るほどでした。それぞれは間違いなく120点です。(ちなみに、最近になってCSでも見ましたが、大画面で見たバチストの美しさは、TV画面での再現ははっきり言ってムリでした) 本当の主役とも言うべき「人々」(=群集)の描き方も、まことにダイナミック。 その意味からも、本作はディテールをこそ堪能すべき作品だろうと思っています。 これがナチス占領下にあったとき作られたんだからすごいよね、といった見方も、間違ってはいなんでしょうけけれど、ほかの映画と公平に見比べていない気がして、私はそういう見方は好きじゃないんです。 今でもたくさんのシーンが脳裏をよぎる、それこそが私にとっての名画の証だろうと思います。 「これは見ておいたほうがいいよ」と知人から勧められ、20代のときに映画館で見ておけたのはラッキーでした。(期間きわめて限定の特別上映でしたが、ほかのレピュワーさんの中にも、映画館で観た人、決してまれではないんですね。ビックリ)[映画館(字幕)] 7点(2003-05-10 14:14:23)《改行有》

56.  ニュー・シネマ・パラダイス 公開中に映画館で2度観たくらいですから、当時はかなり好きでした。但し、ビデオで後から完全版を観たら、やっと腑に落ちた気がしました。決して人にほめられるような人生を歩んできたわけじゃないからこそ、愛した人と、心ならずもうまくいかなかった、そういう人生半ばの苦い思いを持ちながら、美しい映像、それも一瞬のきらめきをとらえた映像を見ているからこそ、感慨もひとしおになるのだと思うんです。そういうプロセスを公開版では描いてないので、彼の涙のわけがいまいちわからない。それもあって、私は、本作が「きらい」「わからん」という人の気持もわからないではないんです。私はこれは実は「カルト映画」で、「普遍的大作」じゃないと思っています。おすぎがほめまくったことが、多くの人を勘違いさせたんじゃないかしら。おすぎは映画産業の振興には貢献してるかもしれないけれど、映画を見るときの適切なアドバイザーじゃないですね。おすぎのほめる映画には、すぐに行かないほうがむしろいいかもしれません。今もバンバン、コマーシャルに出ていらっしゃいますが。あれは「広告」。忘れないようにしたいですね。ここをご覧になっているような方には、「釈迦に説法」だと思いますが・・。 7点(2003-04-06 19:09:49)

57.  フラッド モーガン・フリーマンはかなりこの悪役を気に入って出演したらしいんですが、途中でキャラを変えられちゃったらしいですね。ご当人もそれは残念だったらしいし、元のままだったほうが、私達観客にとってももっとイイ映画になったでしょう。ザンネンです。でもそこに目をつぶれば、けっこう面白かったと思うんですけど。 <追記:皆様のレビューを読んでいて気づいたことが。スレーターが期待はずれでガッカリ、という方もがいらっしゃるのでは? 彼の出演作は、「告発」以前、それ以後でずいぶん違うように思われます。一言で言えば前半のほうが多彩で多芸。ところが後半、つまり最近はパッとしません。暴力事件などの報道もされていますよね。私は「マンハッタン花物語」で思いきりがっかりし、スレーター低迷!を強く感じていました。だから、何も期待せずに本作を見て、むしろかつてのスレーターの雰囲気がやや戻ったな、くらいに感じました。ところが、前半期のスレーターのカッコよさやキレのよさがバッチリ記憶に焼きついている皆様には、まったく満足できないレベルだったのではないでしょうか? これから見る方は、はっきり言ってかつての彼の輝きはかなり薄れた、ということを覚悟の上でご覧になったほうがよろしいかと・・。> 7点(2003-04-05 18:45:09)(良:1票)

58.  青いパパイヤの香り 最近、CSで再見。現実逃避で美しいものを見たいときにはオススメ。でもただそれだけって感じもする。少女がほんとに魅力的で、あの少女のまま終わらせてほしかったなという気もします。[ビデオ(字幕)] 6点(2011-10-11 22:22:31)

59.  グリーン・ゾーン いまだにイラク戦争を正当化しようとする政治勢力だってかなりあるはずなのに、こういう映画が作れちゃう、その点はアメリカってすごいわ。昔からアメリカのメディア全体はそういう「一方の意見、立場に対してもう一方の意見、立場も尊重する」というスタンスを持っている、と色々見聞きしてきたけど、その伝統は今も守られてるのね、というところには感服します。でもって家に帰ったら、TVで「地雷除去されてないのはいけないでしょ、それって戦争は終わってないってことでしょ」って番組をやっていて、呆れた。どうして日本のメディアっていつでもそうやって戦争を「対岸の火事」扱いするんだろ。いや実質的に「終わったこと」扱いしてるんだから、「対岸の火事」以下か。但しこの映画、音楽が常に過剰で、そこはうっとおしかった。もっと緩急をつけてくれたらいいのに。画面のブレは殆ど気になりませんでしたが(お断りしておきますが、ブレがすごく気になり、それがためにガッカリした作品だってもちろんありました。いつでもブレが気にならないわけではありません。この作品に関しては、ということです、念のため)、音楽には終始イライラ。人によって気になるところって違うもんですなあ。<追記>一緒に見に行った友人曰く、家に帰ったら家族の本棚に原作本があったそうな。アメリカ国内で優れたノンフィクションに贈られる賞を獲得した本だということです。[映画館(字幕)] 6点(2010-06-02 22:31:56)

60.  クリクリのいた夏 書いたつもりで書いてなかったのがここにもあった(アセッ)。皆さんのおっしゃる「タイトルがおかしすぎ」にまったく同感。クリクリは十分にかわいいから、ボバンさんのおっしゃる通り「沼地の人々」にして、写真の中では少しクリクリを目立たせたら、「このかわいい子がいる沼地ってとどんなところだろう、そういう場所でこの子を取り巻く人間関係ってどんなかしら」とかきたてられることになるはず。そういう想像力のない方々が映画の公開の仕事をなさってるのかと思うと、ほんとに(わるいけど)腹立たしいくらい。で、私もタイトルとの違和感、終盤に文句があるので、この点です。のどかでとりとめなくて、味わいは悪くなかった。映画としての完成度はそこそこだと思うけれど、あののんびりした光景にまたふれたくなって見たくなる可能性はあるかもしれないなあ。カエルのエピソードが面白かったですね。(でもさ、Les Enfants du MaraisのMaraisが沼地なの? Enfantsって子どもたちよね? うーん、もしかしたら邦題をつけた人たちって実は映画を見ていなかったりして????・・ありうると思わない?)6点(2004-05-08 09:03:47)《改行有》

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