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プロフィール
コメント数 211
性別 男性
年齢 34歳
自己紹介 日本は公開日が世界的に遅い傾向があるので、最近の大作系は海外で鑑賞しています。
福岡在住ですが、終業後に出国して海外(主に韓国)で映画を観て、翌日の朝イチで帰国して出社したりしています。ちょっとキツイけど。

Filmarksというアプリでも感想を投稿していますので、内容が被ることがあるかもしれません。ご了承ください。

これからも素晴らしい映画に沢山出会えたらいいなと思います。よろしくお願いします。

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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  アサシン クリード 《ネタバレ》 ミラ・ジョボビッチの「バイオハザード」シリーズと同様、こちらもビデオゲームを原作とした作品である。ゲーム第一作を購入した時は、エルサレムを舞台にしたアクション・ゲームと思っていたが、いざ電源ONにするとアニムスやらアブスターゴやら近未来的な世界観にびっくりした覚えがある。 以降の続編を経て、もはや宇宙規模なんじゃないかというほど大げさになったストーリーは、まさにハリウッドで映画化するに相応しい。スモークマシマシでハッタリを効かせまくった中世スペインや、やたら進化した豪華版アニムスのデザインなどから、このゲームとハリウッド映画との相性の良さが見て取れる。 個人的に原作の好きな所と言えば、笑っちまうほど荒唐無稽なSF設定を、歴史上の人物だとか難しい科学用語とかで真面目かつ強引に押し通してくる世界観だ。 嬉しいことにここら辺は映画版でもしっかりと再現されていた。なにしろジェレミー・アイアンズ、マリオン・コティヤールが気難しい表情で意味の分からん絵空事を懇切丁寧に語ってくれるのだから、こういったトンデモ空気感の再現は上手く出来ている。 また映画化にあたり、アサシンVSテンプル騎士団の構図も、ハリウッドらしいアプローチで描かれている。自由意思と支配の確執、つまりは社会を形成するうえでどちらの主義をかかげるか。 無論、本作でテンプル騎士団は完全にイカれた集団なので、100%アサシン側に肩入れして観られる。しかし行きすぎた個々の自由は暴力や堕落を招くことも世の常。今回は導入編なのでシンプルな構成だが、これは同時に次作以降で深みを増すポテンシャルも秘めている設定である。(ゲームで言えば「ローグ」の部分か) 残念な点は、物語のほとんどが現代パートに集約されてしまっているため、過去パートがエピソードの羅列になってしまってることか。上映時間に限りがある映画故の決断か、過去パートをアクション中心で組み立てた潔さは買うが、強烈なキャラが過去編にいても良かったのではとも思う。 しかしアクションだけ見れば、パルクールの類が導入されて久しいハリウッドにおいても、なかなか良い出来だ。逃走からの剣戟など、ゲームのキモである部分も良く再現している。 原作ありきと言えど、映画シリーズ(になることを願う)1作目なので敷居は高くなく、それでいて原作の雰囲気も損ねていない。複雑さや深みは無いので批評家受けは悪そうだが、娯楽映画として2時間楽しませてくれたのは事実である。興行成績は振るわなかったようだが、続編は是非観てみたい。今後このシリーズがトンデモ方向に展開していくことを実は期待している。[映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2017-02-28 18:07:04)《改行有》

2.  フライト・ゲーム 《ネタバレ》 最近、飛行機を利用する人が、自分は何処に行くと言った後に「落ちなかったらね」と冗談を付け加えるのをよく耳にする。統計学的にみると安全らしいが、こうも立て続けに墜落のニュースを聞いては、少しばかりは不安を抱いてしまうもの。心のどこかで、ほんの少しだけ、ナーバスな気持ちを感じてしまう。そんな不安にさらなる拍車をかけてしまいそうなのが本作「フライト・ゲーム」だ。 監督は「アンノウン」でもリーアムと組んだジャウマ・コレット=セラ。ホラーだったり、サッカー映画であったり、いろんな作品を撮っている彼だが、一貫して安定感のある演出を見せてくれるため、個人的には気になる監督だったりする。 そんな彼の新作は飛行機パニックもの。よくもまぁ定期的に作るもんだ。ネタは出尽くした感があるジャンルだが、本作はその原題どおり、ミステリとスリラーがまさにノン・ストップで展開する佳作に仕上がっている。 いや実に巧い。恥ずかしながら、まったく犯人の目星を掴むことなく映画が終わってしまった。いや正確に言えば、犯人を捜すための時間すら貰えなかったというのが正しいか。なにしろ、容疑者は紛れもない自分(リーアム)。ダイ・ハード並みに孤立無援、乗客VSリーアムのパワーゲーム。時間制限のある中、いかにスマートに嫌疑を払拭するかに、手に汗握り、引き込まれてしまう。 冷静に考えることが出来たなら、犯人が分かったかもしれないし、脚本の粗を探したり出来たかもしれない。しかしこうも矢継ぎ早に展開されては、考えることもままならない。そんな状態ではいられない。そんな心理的なパニックに自然に導く、「緻密」な力業が、本作の巧いところだろうか。まさにノン・ストップな構成に、完全にやられてしまった。 犯人が分かったときの「おまえかー!」って感覚、なんだか久しぶりって言うか新鮮で、素直に楽しかったなぁ。[映画館(字幕)] 8点(2014-09-17 00:33:21)《改行有》

3.  エクスペンダブルズ3 ワールドミッション 《ネタバレ》 クライマックス、悪党を成敗し、崩壊するビルの屋上を駆け抜けるスタローンが、仲間の待機するヘリへ決死の大ジャンプを試みる。爆風と粉塵にかき消されたスタローンの行方を、固唾をのんで見守るエクスペンダブル達がスクリーンに映された瞬間、再度思い知らされる。 「すげぇなこの映画。」 ヘリの中には、ステイサム、バンデラス、ジェット、スナイプス、ラングレン、ハリソン、シュワだ。 ヘリを墜落させかねない程の質量、密度、空気、そして筋肉。 もちろんスタローンがタイトロープを握りしめていることなど予想はつく。 しかしながら、粉塵が晴れ、彼の無事を確認した瞬間、エクスペンダブルズと一緒にガッツポーズである。 大味な作りだが、集結したスーパースターにバランスよく見せ場を設けており、これだけの筋肉をよくまとめられたなと感心する。意外にもコメディリリーフとして登場するバンデラスをはじめ、新キャラには、ハッカーやバイク乗りなど、分かりやすい設定が与えられており、容易に受け入れられるのも好印象。 ストーリーが緻密とは絶対言えない。新兵のリクルートに時間をかけすぎるのもスマートではない。 しかし「エクスペンダブルズ」を観に来たお客さんに対しては、木曜洋画劇場テイストの感動を、おなかいっぱい味あわせてくれるであろう逸品だ。 とんでもない描写でも、荒唐無稽な展開でもいい。スターの魅力と筋肉で「すげぇな」と思わせてくれれば。 封切日のレイトショー終了後、映画の興奮も冷めやらぬ中、スタッフのおっさんが「どうだった?」声をかけてきた。 「クソすげぇ!」とだけ伝えると、おっさんはニヤニヤと嬉しそうな表情を見せて掃除をはじめた。[映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2014-09-14 00:17:29)(笑:1票) (良:2票) 《改行有》

4.  96時間 リベンジ 《ネタバレ》 タイトルにある通り、前作でパパにやられた奴らが復習に来るわけだが、ちょっと敵サイドの動機を描きすぎたか。なんか、殺された仲間のために戦ってる感を出しすぎな気がする。前作通り、敵は死んで当然のクズどもでいいと思うが。観客100人いたら100人がパパサイドに全力で感情移入するような作りでないと。 アクションの面はちょっとカット割りが激しすぎるか。格闘シーンは、他の映画に比べて、戦い方・武器の使い方・間合いの取り方など多くの情報が与えられているのに、それを目で追えないほどのスピードで見せてしまっているのが残念。それでもパパの超絶捜査は無双ぶりは健在。そこん所はやっぱり面白い。 面白かったので駄作とは言わないけど、前作がどれほど合理的にスマートに演出されているかに気付いた。 ちなみにプールに行くとき、キムが聞いている音楽は「A Real Hero」、キムをタクシーに残してパパがレノーラを捜索しているときに流れる音楽は「Tick of the Clock」という曲。どちらも「ドライヴ」という映画に使われている楽曲なんだけど、監督はドライヴが好きなのかなぁ。[映画館(字幕)] 6点(2013-01-15 23:27:06)《改行有》

5.  エスター 《ネタバレ》 僕はロリコンではない。しかし映画を観ていると子役の女の子に「かわいいな~。」という感情を抱くことがある。特に最近のお気に入りはダコタの妹であるエル・ファニングである。いや、ダコタも好きなんだが個人的にはあどけなさの残るエルがお気に入りなのだ。そういえば「キックアス」のヒットガールの女の子もかわいかったなぁ。僕は決してロリコンではないが映画を観てそんなことを思ってしまうことがある。そういう時はこの映画のコトを(特にお父さん役のピーター・サースガード)思い出して、気を引き締めようと思う。[映画館(字幕)] 7点(2011-06-29 01:04:20)

6.  パリより愛をこめて 《ネタバレ》 「96時間」の超過保護溺愛パパに続き、この監督は正直失笑を買うような設定で、非常に真面目に映画を作るところがすごい。普通アクション映画は敵が主人公側より強く、またタイムリミットや人質などの圧倒的なアドバンテージを握っていれば、知恵を絞って仲間の犠牲を払ってやっとのことで敵の陰謀を食い止めることが出来るというものだ。しかしこの監督、この作品はどうだ。激しい銃撃戦から繊細な近接戦闘まで柔軟にこなし、捜査でも鋭いセンスを発揮すれば、重火器も使いこなす男が仲間にいる。ヒゲでハゲのチェスまでこなす最強の巨漢が主人公のバディだ。そんな彼らがお粗末なテロリスト(主犯格二人?)と闘うというならば、これはもはや負ける見込みはない。安心してトラボルタの凶行の数々を楽しめる。「主人公が最強(すぎる)」というある意味ずるい設定で強すぎる故の爽快感はなかなかのもの。その効果的な設定が、だれることない王道的なバディムービーと組み合わさることで、何も考えずに鑑賞するにはちょうどいい佳作へと昇華した。[映画館(字幕)] 6点(2010-07-21 13:36:04)(良:1票)

7.  アデル/ファラオと復活の秘薬 《ネタバレ》 もともと僕はアメリカのコメディが好きだ。馬鹿で下品で不謹慎でシュールなアメリカの笑いが好きだ。なのでこのような、いかにもフランスっぽい、ウィットにとんだ優雅な、時に残酷な笑いは僕には合わなかったらしい。まったく笑えなかった。っていうか冒険物と思って観たので、そのスケールの小ささやくだらない脚本や喜劇的展開にも本気で笑えなかった。一つだけ笑ったシーンは、いや正確に言えばデヘッて感じでニヤけてしまったシーンは入浴シーンだ。これは万国共通なのか、突然のおっぱいに思わず笑顔。以上。[映画館(字幕)] 1点(2010-07-21 13:28:58)

8.  シルク(2007) 《ネタバレ》 雰囲気や世界観は良かった。危険でミステリアスな日本に蚕を求め旅をするという展開は美しい景色も見ることができ魅了される。がしかしこのジャンルの映画にしては上映時間が短いと感じた。エルヴェが日本で何故あの女性に惹かれたのかが説明不足な気がしたし、その女性の行動も腑に落ちない。きっと深い理由や心情が隠されていたんだと思うが、僕にはまだ理解できなかった。またじっくりと鑑賞したい。それでも楽しめたのは美しい景色と雰囲気、役者の演技のお陰と思う。マイケル・ピットは今までにも印象的な演技をみせてきたが今回もよかった。[映画館(字幕)] 6点(2009-05-20 14:26:58)

9.  エリザベス:ゴールデン・エイジ 《ネタバレ》 豪華絢爛!!服装から建物、髪型まで当時のイングランドを再現した美術は見事だ。圧倒され目を奪われる。緩急をつけた音楽も素晴らしい。ケイト・ブランシェットは人格に優れ威厳にみちた女王を見事に演じきった。前半で語られる恋と葛藤を終盤の大海戦前に集約し嵐の中で女王がどう輝くのかを描く展開も魅力的である。実際、大儀の為暗躍するアサシン達、スペインの画策、エリザベスとべスのローリーに対する恋心などの思惑や陰謀が絡み合う序盤から中盤は見応えがあり面白い。そして暗殺未遂と女王の死刑をきっかけに物語は一気に世紀の大決戦へと加速していく・・・わけだが戦前、戦争中の描写の仕方はそんなに巧いとは思えない。女王が戦地に赴くまでがクドくて間延びした感じがあり女王自らが士気の下がった兵士達を鼓舞するシーンにも今ひとつ迫力に欠ける。世界に名を馳せたスペイン無敵艦隊をイングランドが打ち破った歴史的大戦である。焼き討ち船だけでなくもっと大スペクタクルで押してきて欲しかった。全体的には絢爛なヴィジュアルと重厚な演技を堪能できるので十分満足できる。続編が製作されたある意味では異色の歴史大作だ。[映画館(字幕)] 6点(2008-09-14 01:12:41)

10.  ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン! 《ネタバレ》 おバカだけど非常に丁寧な作りのコメディ。署名で劇場公開を勝ち取ったのも納得。映画好きが面白い映画を作りましたっていう手作り感が気持ちいい。最後の銃撃戦や空に向かって発砲するところなんか笑いまくった。映画好きなら是非鑑賞をお勧めします。[映画館(字幕)] 7点(2008-09-12 23:14:05)

11.  ハプニング 《ネタバレ》 冒頭の異常な光景(怖かった。マジで。)からラストまで突発的なハプニングでグイグイ引きこんで離さないみせ方は評価したい。またジョン・レグイザモとマーク・ウォールバーグが撮影の妙もあり演技が際立っていたのもいい。なので個人的にジョンが途中で退場してしまうのが残念。あっけない感じもあるが死のリスクを負ってまでエリオットがアルマのもとに向かうシーンも良かった。アルマが「彼は絶対諦めない。」と言っていたが、エリオットが外にでたのは絶望的な状況で「生きること」を諦めたのではなく、妻を愛することを諦めたくなかったからであろう。できすぎなシチュエーションと展開、凄まじい幕開けの割りに妙にあたりさわりのないラストなど確かによくないと感じる部分もあるがそんなにこき下ろす必要もないかな。[映画館(字幕)] 6点(2008-07-31 15:05:21)

12.  つぐない 《ネタバレ》 監督とキーラが前回組んだ「プライドと偏見」は脚本が古典的なわりに演出に目立ったところもなかったので少々物足りない印象を受けたが本作「つぐない」では脚本、演出に面白みがあり自分としては十分に満足できる大河ロマンだった。しかし感情面に訴えてくる事がなく、感動が薄い感じがした。この題材ならばまだ感動的な作品にできたはずであるが展開が遅く冗長になってしまっている。つくりはとても丁寧だし、環境音がそのまま溶け込んだ音楽も独創的で美しい英国の風景の撮り方も巧いし構成もおもしろい。テクニカルな部分が強く印象に残った。なかでも浜辺の長まわしは圧巻だった。主要キャストの演技も良かった。[映画館(字幕)] 6点(2008-05-19 11:01:02)(良:1票)

13.  ターミネーター2 《ネタバレ》 この映画はまさに「ターミネーター」という存在同様、今後どのような傑作にも負けることはない。[DVD(字幕)] 10点(2008-04-10 20:49:12)

14.  アバウト・ア・ボーイ 《ネタバレ》 ヒューがはまり役でおもしろかった。演出もおもしろく飽きることなくと楽しめた。雰囲気も音楽もいい。[DVD(字幕)] 7点(2008-03-30 14:23:55)

15.  マイ・ブルーベリー・ナイツ 《ネタバレ》 あまり詳しくないのだがノラ・ジョーンズはこの映画を観た限りでは主演女優としての魅力が希薄な気がした。演技の方もまったく巧いとは思わなかった。またこの監督についてもあまり知らないのだがそれほど演出に技巧を感じられなかった。ロマンチックな展開の狙いすぎで、観ていてシラけるような幼稚でひねりのない演出をしている。脚本もけっこう強引で大まかに分けられた各エピソードの中でのドラマは内容があるようでまったく無く中途半端な仕上がりになっている。エリザベスはこの旅を経て成長しましたよってことをナレーションで説明するラストも安易すぎるのではないか。演技に定評のある豪華な共演俳優たちは良かったものの脚本や演出の面が弱すぎた。 [映画館(字幕)] 3点(2008-03-22 20:36:12)《改行有》

16.  メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 《ネタバレ》 かなり特異なシチュエーションのロードムービー。個人的には楽しめたがどうもキャラクターの描き方が甘い気がする。まずマイクは極悪人ではない事が疑問。メルを殺してそれを隠した事に変わりないがあれは事故であり、彼の意思ではない。マイクが国境を越えた女性の鼻を折るというシーンがあるがあまり機能してない。自分の意思で鼻は折るが自分の意思で殺しはしないだろう。またピートに関してもメルとの友情の描写が唐突で彼の動機に疑問が残った。前半の時間軸の複雑な構成も、斬新ではあるが理解しがたい。中盤、終盤は普通に話しが進むので必要なかったのかもしれない。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-03-21 12:56:22)

17.  アメリ 《ネタバレ》 思い切って飛び込んでみれば人生はきっと楽しくなる、もし失敗してもやり直すことはできる。独特の世界観と映像、音楽に彩られた「アメリ」は人生の素晴らしさを教えてくれて同時に心を幸福感で満たしてくれる。誰が何と言おうと胸を張って「大好き。」といえる映画。大好き。[ビデオ(字幕)] 10点(2008-03-11 09:19:32)

18.  潜水服は蝶の夢を見る 《ネタバレ》 序盤はほとんどが一人称視点で思いを伝える事ができない潜水服の中で生きる事の辛さが強く感じられた。それでも記憶と想像力で潜水服を脱ぎ捨てられることに気付き本の執筆にとりかかる場面からは彼の思い出や自由な想像が画面を彩りインパクトがある。「ミュンヘン」で初めて知った俳優のマチュー・アマルリックの演技は素晴らしい。突然の悲劇に見舞われた男の人生を豊かなイマジネーションと独特のユーモアで綴り「生きる」という事の素晴らしさを謳った秀作。[映画館(字幕)] 7点(2008-03-01 21:48:41)(良:1票)

19.  ボーン・アルティメイタム 《ネタバレ》 前作、前々作と観てきたが今作が間違いなく最高傑作だ。ポール・グリーングラスの演出は見事としかいいようがない。役者とカメラの間を物で遮りつつその表情を捉えるカメラワークが凄まじい臨場感とリアリティを醸し出している。それでいて激しい格闘、追跡、カーチェイスといったアクションでスピードを落とすことなく物語りはラストまで加速し続ける。ロシア、モロッコ、アメリカなどの世界を駆け巡るが緊張感がそがれる事はない。また今作でのボーンのスマートさも見所の一つだろう。行動の一つ一つから彼の知性を感じ取れる。マット・デイモンは素晴らしい演技をしていたし、絶妙のキャスティングもいい。extreme waysが流れる中ニッキーがニヤリとするラストが最高。素晴らしい完成度を誇る傑作。[映画館(字幕)] 9点(2008-01-20 23:50:12)(良:1票)

20.  パフューム/ある人殺しの物語 《ネタバレ》 サスペンスというよりはダークなファンタジーかと。嗅覚をつかって鑑賞した映画は始めてだ。ほんとにスクリーンから匂いが発せられているようだった。香りを表現するための、芸術ともいえる美しくも醜悪な画面作りには大満足。そして香水、究極の香り、香りの消失などを表現しきった音楽には脱帽だ。台詞の少ないグルヌイユの心情を表す手助けにもなっていたと思う。音楽に負けず主演のベン・ウィショーも非常に良い。驚愕の才能を持ちながら、人としての感性にかけ、それでいてどこまでもピュアなシリアル・キラーを独特の存在感で怪演している。ストーリーは非常に新鮮に魅力的に感じた。究極の香りが起こす奇跡、グルヌイユが最初に殺した少女を思って涙するシーン、そしてグルヌイユ自身が消えてしまうというラストも良かった。あの死刑台の広場でのシーンは説得力があった。演技、音楽、脚本、演出、そして香りと色々な要素を楽しむ事ができた。[映画館(字幕)] 9点(2008-01-17 23:23:03)(良:1票)

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