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プロフィール |
コメント数 |
2102 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、 悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、 笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。
2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。 この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。 管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。 これからもよろしくお願いいたします。 2018.11.19 |
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1. 世界の始まりへの旅
《ネタバレ》 イタリアの名優マストロヤンニの遺作。演じる役はポルトガルの老いた映画監督、マノエル。これはマノエル・デ・オリヴェイラ監督の分身というべき役。マノエルは3人の男女と車に乗り込み、記憶を辿り人が自らのルーツを辿っていく旅に出る。旅の先々で幼少の頃、若い頃を振り返っていくマストロヤンニの非常に静かな演技が味わい深い。訪れる思い出の場所は今では朽ち果てた廃墟となり走る車の前に広がってくる景色が映し出される事は無く、カメラはリアウィンドウから後方に遠ざかっていく景色を捉え続ける。遠くに過ぎ去った過去を振り返る旅であるとともにこの旅の目的地はマノエルの同行者のフランスで暮らす男が初めて訪れる彼の父の故郷。今の自分が存在する始まりの地。これはまさに自らの世界の始まりの地への旅。そしてオリヴェイラ監督の平和への祈りや、老いや死を意識させる台詞が随所に登場する。オリヴェイラ監督、この時89歳。しかしオリヴェイラ監督は2009年にも映画を撮っているようですし100歳を超えた今なお現役。まだまだ現役で映画を撮り続けて欲しい。[DVD(字幕)] 7点(2010-04-01 19:16:25)
2. 絶海9000m
こういうB級パニックものは、前置きはできるだけ手短にしていただいて、早くパニくっていただきたいのですが、
それまでがめんどくさくて長い。登場人物に全く共感や魅力を感じない。
いかにも軽薄そうな男と女が3人ずつ。めんどくさいやり取りが延々と繰り広げられる。
出航する頃には30分が経とうとしていた。それでも、ようやく出航してくれたと思ったのも束の間、
出航してもなお、船上で中身の無いやりとりがしつこく繰り広げられます。
「ベイビー、俺にローションを塗ってくれ。」
「あなたが私に塗りなさいよ。」
「早くしろよ。」
いやいや、お前らが早くしろよとツッコみたくなってくる。
全員がパニック状態に陥ってからは結構な絶望感ですが、それも単調なので飽きてくる。
まあ、90分で終わってくれたのでまだよかったです。[CS・衛星(字幕)] 3点(2019-04-20 21:35:04)《改行有》
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