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プロフィール
コメント数 646
性別 女性
自己紹介 2006年のレビュー本数4本ってあんまりですわね。
2005年には「姑獲鳥の夏」まで見ていたクセに。
ってこういう使い方やっぱ邪道ですよね。来年こそは。

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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  哀しみのトリスターナ 女と不幸と足に執着するルイス・ブニュエルの作風の中でも、カトリーヌ・ドヌーブの美貌が異常なまでに輝きを見せる最高傑作。男性の従属物として養われることでしか生きて行けない古い時代の圧倒的な価値観の中で、あくまでも尊厳を保ち続ける一人の孤児の生涯。受動的でありながら精神的に隷属せず、自嘲的になりながらも自棄にはならない、孤高の美女トリスターナの姿に人は究極の女性の強さとしたたかさを見る。誇り高き貴族として社会から尊敬を集める紳士ロペは、養女トリスターナに対しても理想的な養父でありながら同時に彼女の美貌に翻弄される弱さをあわせ持ち、その老醜を嫌悪して一度は若き画家と駆け落ちしながらも片足を失うという無残な姿で戻って来た彼女に対し、地にひれ伏してその愛を乞うのである。権威の失墜、愛の呪縛に翻弄される老人、美醜と相反して力関係の逆転する支配者対被支配者の関係の中に、人間の感情の持つ様々な矛盾、執着が人間に負わせる従属の悲しさ、ひいては人間という存在そのものの惨めさを、美と富の密室で展開される男と女の「生活」というミニマムな環境に凝縮させて描き切り、なおかつ彼らに象徴される背後にあるものの存在の大きさを様々な比喩や余韻で雄弁に語らせることにも成功している。「女の一生」的な興味本位での見方でも充分楽しめる仕立てになっており、映像としての美しさ、ドヌーブの美貌の鑑賞的価値の高さも幅広い層に満足の行くものであると思われ、1から10まで幅広い尺度から楽しめる作品として、この時代のヨーロッパ映画の中では個人的に特に好きな作品でもある。10点(2004-01-24 11:58:50)(良:1票)

2.  カサンドラ・クロス 当時立て続けに作られたパニック映画の中でも、着想、ストーリー共に秀逸と言ってよい傑作。飛行機やバス、豪華客船などあらゆる入れ物を舞台にパニック映画が生産されていたが、地味に列車で攻めて来たところに好感度が高い。生物化学兵器に冒された列車というSF的な味つけも他のパニック映画に比べて非常にオリジナリティがあって良かった。走る密室を舞台に、じわじわと広がって行く感染症の恐怖と、行く先のわからない不安が高まって行く中で、何とかして事態を食い止めようと必死の努力を続ける医師。パニックから無謀な行動に出る若者、そして機密を守るため事件を列車ごと葬り去ろうとする軍司令官。様々な思惑を乗せて、30年間無人状態の鉄橋「カサンドラ・クロス」へと列車は絶望的な走行を続ける。パニック映画のお約束であるオールスターキャストもリチャード・ハリスやソフィア・ローレン、リー・ストラスバーグなど渋めの顔ぶれ。善意の民間人を犠牲にしてでも機密保持に力を注ぐ国家の冷徹ぶりを描いたこの作品は、同じ年の「大統領の陰謀」や翌年公開された「カプリコン・1」と並んで、74年ニクソン辞任で終結したウォーターゲート事件による国家への不信感を如実に反映した作品とも言えるだろう。 10点(2003-12-11 23:01:27)

3.  カサノバ(1976) 高校生ぐらいの時、どういう映画か全然知らずに近所の名画座で観ました。フェリーニと言えば教育テレビの「道」しか知らなかったので、完全に別な世界に入り込んでしまいとてもびっくりしました。同時上映だった「8 1/2」よりはストーリーがわかりやすく眠くなりませんでした。あまりにもあっけらかんと衆人環境で展開されるセックスシーンに、この後ずいぶん長い間イタリア人に対する誤った先入観が抜けませんでした。子供心に、タマゴみたいな顔のドナルド・サザーランドがなんであんなにモテるのか不思議に思いました。それにしても「カサノバ観に行くから」と言う娘に映画代をくれる私の両親って大物だったと後になって思います。6点(2003-12-11 22:42:45)

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