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プロフィール |
コメント数 |
895 |
性別 |
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自己紹介 |
ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。 「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。 映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。 目指せ1000本! |
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1. 輝ける青春
《ネタバレ》 もう一つの『1900年』と呼んでいいかもしれない。中流家庭の40年史の割に歴史に翻弄されるというわけではないが、それでも左翼活動にのめり込む妻に、複雑な弟の自殺と波乱万丈で、一度バラバラになるも再生していく過程を丁寧に掬い取る。流石に後半40分くらいは睡魔でウトウトしてしまったが、弟の幻影が主人公と弟の妻を祝福するシーンが美しく心に沁みてくる。序盤のシーンに立ち返る結末にしみじみ。大河小説を読み終えたような充実感は相当なものだ。[DVD(字幕)] 6点(2017-07-03 19:38:35)
2. 隠された記憶
《ネタバレ》 ◆「盗撮テープが送られてくる」という筋書きから引き込まれる。しかし、ハネケは犯人探しには興味なく、誰にでもある忘れ去りたい"疾しさ"を抉り出したいようだ。無意識に葬った罪の記憶。それを洗い出す過程で最後まで流れないBGM、盗撮映像と同化した長回し撮影によって、弛み切った辺りで挿入される中盤の自殺が最大限に発揮され、焼き付けられる死の瞬間と後悔を刻み付ける。背景には、かつての宗主国フランスとかつての植民地アルジェリアの関係が大きい。移民問題で露わになった憎悪が原因か? しかし、ギクシャクした親子関係も影が深く、それを象徴するのがあのラストシーン。息子同士の共謀なのか第三者による盗撮なのか分からないまま、正体不明の悪意が最後までひた歩く。観客の心にそっと囁くように……。◆当然だがフランスとアルジェリアの確執を持ち出しても日本にはピンと来ないだろう。もし発言が許されるのであれば、日本人と在住朝鮮人の関係に置き換えれば、結構分かりやすい映画かもしれない。どちらが真実かはこの映画同様、"隠された何か"(Caché)しかない。では、あなたの黒歴史は?[DVD(字幕)] 5点(2015-04-28 22:56:32)
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