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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 女優として絶頂期にありながら惜しまれつつ引退したグレース・ケリー、カムバックを期待したファンもさぞ多かったろう。ヒッチコックの誘いに一度は考えたものの、ついに公妃としての道を貫く。そのままの伝記ではなく、事実に基づくフィクションであり、愛の物語である。この映画はすべてラストの彼女のスピーチのためにあると言ってもよいくらいだ。中盤がちょっとだけ中だるみになるような気もするけど・・・。[映画館(字幕)] 7点(2014-11-10 19:32:48) 2. 黒いオルフェ 様々な仮装と衣装のパレード、強烈なリズムに乗せた音楽と踊り、これがリオのカーニバルなのか。これだけの騒ぎだから事故が起きても当然で、殺人事件が起きても不思議でない。オルフェとユーリディスの運命的な出会いはギリシャ神話の世界か、「後ろを振りかえってはいけない」はまさしくそれだ。だがあまりにも強烈なカーニバルによって物語がかすんでしまっているように思える。あとでわかったことだが、死に神を演じたのがかつての三段跳びの王者ダ・シルバだったとは大変驚いた。[DVD(字幕)] 5点(2014-07-18 05:59:42) 3. 狂ったバカンス カトリーヌ・スパークの魅力たっぷりの映画、中年技師のアントニオが少女フランチェスカにぞっこん参ってしまい、若者たちに翻弄される。前半はコメディっぽく結構おもしろかったけど、髭を剃ってからの後半はちょっとばかりかわいそう。[映画館(字幕)] 5点(2013-12-13 11:24:39) 4. クリスマス・ツリー(1969) 《ネタバレ》 何の予備知識もなく、ファミリーものとして見たけれど最悪だった。初っぱなの原爆に始まり、白血病、トラクター、狼とおかしなものばかり。原爆が落ちても動物園から狼が盗まれても問題にならないのは、映画だからと言ってしまえばそれまでだが、それにしても常識を疑われる。当時は米ソの核実験に加えフランスもまた核実験を行っていたし、原水爆の規模は広島長崎の数十倍の規模を持つものもあった。 そしてまた息子が不治の病だからといって、好きにさせ何でもほしいものを与えようとする心、これで感動できるわけがない。息子のために盗みを働くというのは言語道断だ。[映画館(字幕)] 2点(2013-03-14 07:46:17)
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