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プロフィール |
コメント数 |
1000 |
性別 |
男性 |
年齢 |
60歳 |
自己紹介 |
レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。
皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。
※変更要望は出すかもしれません。 |
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1. 怒りの用心棒
《ネタバレ》 いやぁ、まさかマカロニウェスタンで政治劇が見られるとは思いませんでした。ガーフィールド大統領暗殺事件と思わせておいて、実はケネディ大統領暗殺に材をとり、なかなか渋い政治ドラマを展開しました。
本作の面白い点は、主人公のビルは、あくまで父や友人を殺された復讐として敵を追っています。彼から狙われるピンカートン一派は、伝統的な南部の価値観を遵守しようとする保守派で、州知事や保安官も一枚噛んでいます。そして大統領や側近のマクドナルドは、もちろんアメリカという国の行く末を視野に入れて行動しています。こうした価値観の違い、個と公との視点の違いが、全編にわたって物語を支配しており、そこから生まれてくる齟齬や腹の探り合いが面白い。ある時は対立しまたある時は手を結ぶという展開は、マカロニらしいと言えるでしょう。
もちろんそれだけではなく、アクションも適度に盛り込まれてあります。ただ、主役であるジュリアーノ・ジェンマの見せ場は、意外と多くありません。ここでのジェンマは、あくまで「主要人物のひとり」という立場です。しかしそれが逆に、物語に厚みを持たせています。彼を助ける新聞社の2人もいい味を出していました。なかなか見ごたえのある拾いものです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-03 19:49:17)《改行有》
2. イングリッシュ・ペイシェント
見終わってネットで調べた結果、アルマシーがハンガリー人だと気づきました。これでは内容についてきちんと理解できたかどうか、心許ないわけですが……。長時間でも見られましたが、それは撮影と音楽のおかげでしょう。時間に見合った作品だったかどうかは、「?」が付きます。[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-11-03 09:37:19)
3. 怒りの荒野
《ネタバレ》 あいかわらずリー・ヴァン・クリーフが渋くてかっこいい。本作では、いずれ若者に追い抜かれるであろう中年男のわびしさや、そんな若者を利用する狡猾さもうまく出していました。対する ジュリアーノ・ジェンマは、本当はガンマンに向いていないナイーブな若者役が合っています。最後に銃を捨てるところは、ジェンマだからサマになります。彼の映画は、ああいう甘さがあるところが特徴のようで、製作者も俳優をよく見ているということでしょう。
本作では、必ずしも簡単な善悪の対立構造図になっているわけではありません。正義を行使しようとしているのは、保安官の任に当たった2人くらいでしょう。あとの人物は、だいたい私利私欲で動いています。スコットにしても、マーフを殺された怒りからタルビーと決闘したわけで、街を守ろうとかいう気持ちはあまりなかったでしょう。あと、判事の娘があっさりタルビーについていったりと、現実的な面もしっかり描いています。そのあたりが単に甘いだけではなくてよかったと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-03 18:17:47)《改行有》
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