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1. イングリッシュ・ペイシェント
人を好きになるのに理由なんてなく、その為に周りの人々を傷つけ、その代償として全身ヤケドを負い、夫を亡くし、洞窟の中ではてようとも、二人はそれを、死をも受け入れてゆく・・砂漠の壮大さが〝不倫話〝をサラリとさせていたのでしょうか。彼がキャサリンを抱いて洞窟から出てくるシーンはまるで彼の花嫁さんのようでした。ビノシュの笑顔が時折観ている私の気持ちをホッとさせました。いくら好きで好きで仕方ない相手でも一緒になれないというのはとってもつらいし、〝運命〝という言葉だけでは割り切れないはかなさがありますね。8点(2004-05-09 21:51:32)
2. イル・ポスティーノ
とても美しい海と景色、ゆるやかに流れる音楽があまりに心地良くてちょっと最初眠たくなりそうな雰囲気だったのですが、後半からの展開は実に感動的になりました。詩人パブロ・ネルーダとの出逢いがマリオの人生に大きな影響を及ぼしたのでしょうね。マリオがパブロに島の音を集めて一緒に届けようとしたのはとても感動しました。自分の生まれてくる子供にも逢えずに逝ってしまったのはとても気の毒だと思いました。この作品は見終わった後にジワジワ感動が押し寄せてくるという気がします。主役の俳優さん(マッシモ・トロイージ)もこの後本当に亡くなってしまったというのを知ってしみじみとしてしまいました。8点(2004-02-16 22:28:49)
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