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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. サンドラの週末 ボーナスか解雇かという非情な選択も小規模な会社が経営難に陥ればあり得ないことでもないと思う。だがその選択を従業員の投票で決めるのはとんでもない話だし、解雇の当事者が他の従業員の家を説得に回るということは到底考えられない。たとえ職場復帰できたとしても人間関係がぎくしゃくしてうまくいかないだろう。そんなありえない設定にも関わらず、人物描写もいろいろで堂々と映画にしているのには恐れいる。これで何も得るものがなかったらつまらない映画になっていたかもしれないが、再投票の結果サンドラは何かをつかんだと思う。少なくとも鬱病は克服できたのでは・・・。[DVD(字幕)] 6点(2017-07-25 16:35:38) 2. サスペリア(1977) PART2がサスペンスならば、これはまさしくホラー映画。残酷なシーンは大嫌いで見たくないはずなのにまたまた見てしまったのだが、嫌いな映画なのに私を惹きつける何かがある。人はゴブリンの音楽だというが私にはうるさいとしか感じられないし、ジェシカ・ハーパーの魅力かな。[ビデオ(字幕)] 5点(2017-05-18 15:47:23) 3. さらば恋の日 17歳の少年と年上の女性、それに少年に思いを寄せる少女とくれば、ストーリーはほぼ予想できる。これに金持ちのプレイボーイが一枚絡んで・・・となるのだが、親戚一同が集まるので登場人物が多く少々雑多な感じを受ける。もちろん目を引くのは、妖艶なジーナ・ロロブリジーダ、もう少しエロティックに迫るのかと思ったら少しものたりなかった。[DVD(字幕)] 5点(2014-04-06 07:32:02) 4. サマータイム・キラー オリビア見たさに見た映画であったが、結果的には記録的大失敗だった。もともと殺し屋というのが嫌いな上に、ストーリーもまったくおもしろくない。誘拐した娘と恋に落ちるという設定も安易だ。 ところでクリス・ミッチャムだが、ほんとに親父に似ている。いや親父以上に甘いマスクだ。それゆえ黒眼鏡をはずしたらまるで殺し屋に見えない。また警察側のカール・マルデンもさえないし・・・。[映画館(字幕)] 3点(2011-08-31 21:22:57)《改行有》 5. サスペリアPART2 《ネタバレ》 この時代のホラー・サスペンス、「キャリー」「オーメン」とともに好きな映画である。もともと残酷なものやオカルト的なホラーが嫌いな私が好きになった理由は、サスペンス的要素が強いからだ。中でもこの「サスペリアPART2」はホラーとサスペンスがほどよくミックスされ、秀作だと思っている。 この映画を見たのは30歳を過ぎてから、キャリーやオーメンより先に制作されたにもかかわらず日本公開が遅れ、直接関係のない「サスペリア」の続編であるかのようにして上映された。 この映画のあの奇妙で印象に残る独特な音楽とからくり人形は、予告編からして私を引きつけるのに十分だった。そして本編ももちろんのこと・・・。 むろん殺され方が残酷な場面もある。特に犯人の身体が切断されるところでは、思わず目をつぶった。だが何という映画構成だろう、随所に伏線がちりばめられている。それだけでなくDVDでくり返し見てみればわかるが、最初の事件の鏡のように親切にも犯人は○○ですとちゃんと描かれている。見事である。 ところが逆に、えっあの人が犯人? どうして主人公より先回りができるのだ、どうしてあの男まさりの力が出るのだ、ありえないという疑問も出てくるだろう。私も最初はそう思っていた。 しかし後年DVDで何度も見ているうちに、なるほどこれがホラーなのだ、これをサスペンスとしてしか見ないから疑問に思うのだということがわかった。 最初に被害に遭った女性が超能力の持ち主であったように、犯人もそうだったと思えば辻褄が合う。そもそもの発端は、超能力のため変人と思われ、無理矢理精神病院に入れられようとしたので夫を殺害した。そして、その現場を見た子どもがトラウマになったと解き明かされているではないか。 [映画館(字幕)] 8点(2011-05-14 05:21:49)《改行有》
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