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1. シェルタリング・スカイ
うーん、疲れた、いろんな意味で。マルコヴィッチの知的で色っぽい雰囲気はわるくないけど。6点(2004-07-04 22:32:55)
2. ジョニーの事情
ベニーニに深遠な役は似合わない。
「気がいいだけがとりえ」という陽気で優しい役がぴったりです。
運転手をしている彼、なぜか美女に言い寄られ(そうです、いつも一緒に仕事してる奥さんのニコレッタ・ブラスキ)、まんまとはめられてしまいます。
しょぼくてかわいそうな役で、笑い所もけっこう定番の展開ですから、まあ「くだらない」と一刀両断に切り捨てる人もいるかもしれないけれど、私としてはこういうひたむきでかわいいだけのベニーニが好き。
7点(2004-05-30 20:44:50)《改行有》
3. 私生活
本作は、スキャンダラスな女優だったブリジット・バルドー自身を最も投影した作品、と言われていますね。
当時、フランス国内の映画賞もとったとか。
そもそも昔のこの人は、かわいくてセクシーでほっとけないキャラで、マリリン・モンローと双璧の人気だったと言っても過言ではないが、モンローが死によって伝説の人になったのと比べ、動物愛護でヒステリックに叫ぶオバチャンになってしまって、おそらくかつてのファンも離れ、すっかり過去の人になってしまったんでしょう。ザンネン。
でもそれで映画愛好者にも忘れられていってしまうのは、積年の末端ファンは少しさびしい。
本作は、たまたまスターになってしまいマスコミ攻勢につぶされていく、無邪気でコケティッシュな女の子がたどる運命ってことで、BBのかわいさ以外にさして見るところはないかもしれないのですが、ラストシーンのうまさ、きれいさ、残酷さが、なぜか私の脳裏に鮮やかに残っています。7点(2003-12-18 12:39:04)《改行有》
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