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1. 自転車泥棒
映画のジャンルというかテーマ・背景で私の苦手なものに「貧乏」があります。おそらく折角身銭を切って見るのだから、せめて映画の中では夢物語を味わいたいという欲求が根底にあるからでしょう。じゃあこの作品を見るなってところですが、名作の誉れ高いこともあって、10年以上も前になりますが機会があって見たものです。正直言って、見てよかったです。確かに好みのテーマではないのですが、考えさせられるものが多々ありました。抜け出すことの出来ない貧しい状況に自分が陥ったとしたら、それをどうやって打開すればよいのでしょう。子供の前で品格を失わずにいることができるでしょうか。誰しも情けない親ではいたくないものです。答えなどないのですけれど、ラストにはちょっと救われる思いがしました。[ビデオ(字幕)] 6点(2010-08-13 20:04:05)(良:1票)
2. 食人族
《ネタバレ》 当時、キワ物映画の中では破格のヒット作でした。串刺し女性のでかい看板絵が映画館に掲げられ、気になって仕方がありませんでしたが、とうとう見に行く勇気はありませんでした。確かに人の興味をそそる部分が多々あり、公開当時はそこをうまくついた宣伝が功を奏したといえます。さて、25年の歳月を経て、やっとお目にかかれました。まことに悪趣味です。けれど、自分の映画鑑賞史(大げさですが)の欠落部分を補えた感じがして、鑑賞後は奇妙な満足感ありました。「わかっていても見てしまう」映画ですね。見てしまった以上私の負けです。はい。[DVD(字幕)] 3点(2007-01-13 14:27:03)
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