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1. 魅せられて(1996)
《ネタバレ》 この原題は「眠れる森の美女」のパロディですよね。辺り構わずフェロモンを撒き散らし、男心を“steal”しまくる当時19歳のリヴ・タイラー演じる生娘は、つまり眠ったままな訳です。周りの軽薄な大人達が見当違いのちょっかいを出しても、目覚めることはありません。唯一この眠れる美女を目覚めさせることが出来るのは、王子様の接吻ではなく、ウブな童貞男との性交…って、こりゃかなり陳腐なロスト・ヴァージン・ストーリー。一体、彼女の父親探しはこの物語にどう関わったんだ? そういうことで、初体験から積極的に感じまくるリヴの片パイに+1点、4点献上。[ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-15 00:08:18)(笑:1票) (良:1票)
2. みんな元気(1990)
《ネタバレ》 恥ずかしながら「ニュー・シネマ・パラダイス」の何十倍も感動してしまった。本作のマルチェロ・マストロヤンニが近視眼的な人物だとは思いません。息子の一人が「何でも直ぐに見抜く」と言っていた様に、子供達を愛してるが故に、わざと騙された振りをしてきたんだと思います。しかしそれ以上に、妻にも先立たれ、自分も先が長くないことを自覚している老人として、一生を捧げてきた子育てが失敗していたと認めたくない思いが強かったんだと思います。親にとっては子供が年老い、幸せに死ぬまでが子育て。「何をしたかも、刑務所の名前も言うな。いつ出てくるのかだけ教えてくれ」という台詞に、親の持つ無償の愛情を感じました。「子供達はみんな元気だ」とは、自分に言い聞かせる言葉だったのです、8点献上。8点(2005-01-11 01:11:22)(良:1票)
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