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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 道(1954) 《ネタバレ》 何十年も昔に見た映画、それを今回レビューを書くためにDVDで再鑑賞した。不思議なことに、ほとんど忘れていたと思っていたシーンが、次々と蘇ってきた。それだけ最初に見た印象が強かったのだろうと思う。 この映画は本当に切ない。頭は弱いが純真無垢なジェルソミーナと粗野で欲望のまま生きるザンパノは全くの好対照。前半は彼女が大変粗末に扱われ、もう見るのを止めてしまおうかと思うほどである。それが中盤サーカスの一行と出会ったあたりから少しずつ変わってくる。とくに綱渡り職人の「どんなものでも役に立たないものはない、たとえこの石ころでも・・・」という言葉は心に響く。 ジェルソミーナはザンパノから何度離れようと思ったことだろう。しかし彼女は「私がいなくなると、ザンパノは一人になってしまう」と言ってどこまでもついて行く。 このあたりになると、私は涙が出てくる。それに追い打ちをかけるのが、あの悲しげなメロディー。これがイタリア映画、これがフェデリコ・フェリーニという思いを痛烈に感じる。 このジェルソミーナを演じたジュリエッタ・マシーナが、フェリーニの奥さんであることを知ったのは、最初に見たときからずいぶん経ってからだった。[映画館(字幕)] 9点(2011-04-30 23:12:58)(良:2票) 《改行有》 2. ミルコのひかり 目が見えなくなったミルコに光を与えた1台のテープレコーダー、実話に基づくすばらしい映画だが、校長の「何をしたいかではなく、何ができるかです」も、盲人の厳しい現実を表していると思う。単なる感動の物語に終わらせたくない映画。[DVD(吹替)] 7点(2011-09-18 14:23:35) 3. Mr.レディMr.マダム オカマが出てくる映画はどうしても苦手なのだが、道徳党の党首が○○死したあたりから途端におもしろくなる。やっぱりコメディなのだが、さほどドタバタすることなく品よくまとめられている。ところで、情婦や未成年を問題視するのはわかるけど、黒人を問題視するのはお堅いじゃなくて、差別偏見だろう。[DVD(字幕)] 6点(2013-11-19 06:21:39) 4. ミラノ、愛に生きる 映像は確かに美しいし、衣装やテーブルに並べられる料理など目を見張るものがある。しかしそれはその方面に長けた人の場合であって、私向きな鈍感な男向きではない。何よりも、えっどうして恋に落ちたのだという唐突さが気になる。プールの事故だって、えっ!という感じで終わった。[映画館(字幕)] 5点(2012-06-18 17:02:01)
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