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1. 息子の部屋
《ネタバレ》 泣きたくって、この映画を観た人は、不満が残るでしょうね。彼女が訪ねて来てくれた時の、母親との感情の温度差に唖然としたのではないでしょうか。同情はするけど、悲嘆はしていない風な態度に。でも自分はだからこそモレッティが大好きです。ラストで3人はバラバラに彷徨うけど、ヒッチハイクの若い2人も、ガソリンスタンドで、これからどこに行けばいいのか、途方にくれている様だったじゃないですか。どこに向かったっていいけれど、靴箱の中にバスケ・シューズも、テニス・シューズも、ジョギング・シューズも揃えることは出来るから・・・。生きることの自由さと素敵さって、そこにあるんだよってことを言いたかったのかな、なんてね。(意味不明?)8点(2004-03-28 22:39:11)
2. 映画に愛をこめて/アメリカの夜
映画の撮影中、次から次へと発生するアクシデントに、監督はてんてこまいである。毎夜(?)悪夢にうなされる始末だ(中には、素敵なのもあったりして)。
恋の花はいたる所に咲き乱れ、結構ぐちゃぐちゃ、人生いろいろ、それでも映画は夜汽車のように進み続ける・・・。邦題は「監督はつらいよ」に変えたほうがいいかも。スクリプト・ガール役のナタリー・バイの魅力には参った。間違ってドアを開けた後の表情といったら! そこだけ後で巻き戻して観たことを白状します。 (劇中、間違ったドアを開けるアル中が登場しますが、その人とは違いますからねっ!)7点(2004-03-22 18:13:36)《改行有》
3. ブーベの恋人
歴史にうといので、1944年当時のイタリア人達の感情というものが、どういうものだったか分かっていたら、もうちょっと入りこめたかな。映画に登場するイタリア人たちは、とにかく、ドイツに燃えるような憎悪を抱いているのだ。J・チャキリスとC・カルディナーレの逢瀬のシーンになると、とにかくマイナー調の曲がバックに流れるので、最後はどっちかが死ぬな、と思っていたら・・・。ペルシャ猫のようなC・カルディナーレ。下品なふるまいさえも魅力にすりかえてしまった。4点(2004-01-12 21:55:46)
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