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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
21. こうのとり、たちずさんで 美しくもあり哀しくもあり、そして静か。 圧倒された私は、言葉もありません。 物語の背景を良く知れば、深く理解できるのでは?と思わせられました。[CS・衛星(字幕)] 10点(2005-12-09 23:35:32)《改行有》 22. サンダーパンツ! 《ネタバレ》 ルパート・グリント君が出ているから・・と笑うつもりで観たのです。 ところが思いがけず、子供が本当の姿で描かれ、嘘いつわりの無い友情物語に胸がじ~んとしました。 大人が真剣勝負で作っている姿勢も良い。 ポール・ジアマッティさんって、相手が子供であろうとラッセル・クロウさんであろうと、分け隔てなく演じられる方なのですね。 そういう意気込みって好きだなぁ~。 ぐるぐるさんのおっしゃるとおり、この作品に感動できる人とお友達になりたいと思いました。 ちなみにウチの子も○○○凄いのです。 車の中ですと死にそうになるぐらい・・(ホントに) 穴の開いた宇宙服で世の役に立たせましょう(爆)[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-16 16:16:28)(良:1票) 《改行有》 23. エレニの旅 アンゲロプロス監督作品は初めてなので、観るまでは自分に合うか不安でした。 オープニングでその心配も杞憂と分かり、叙事詩の世界に浸ることが出来ました。 どのシーンも、構図やタイミングや衣装や小道具に至るまで、監督の思い入れのもと完璧に作られていると思いました。 美術館に行き絵画を鑑賞したらば、それぞれの作品が動き出したような錯覚を覚えました。 この作品で印象的なのは、遠くから覗いている、見渡している視点。 村を広く写し、主人公たちは横向き後ろ向きでたたずむ、抱き合う。 悲しいことが起こったときも、観客は遠くのほうから見ているのです。 観ている私は、エレニの側に行けないので益々心配になってしまうのです。 そしてエレニの美しさ。 それは男の子から見た母の姿だからなのでしょう。 監督もインタビューで母を描いたと話されています。 私は男の子の母ですが、エレニの心情と自分とを重ねた時にしっくりこなかったのです。 私自身は、エレニのようにそんなに美しいばかりではいられないから。 それは監督(男の子)から見た母の姿なのだと、納得いたしました。 『エレニの旅』は三部作の一作目。 これからはどのような旅になるのか、アンゲロプロス監督に期待しています。 [映画館(字幕)] 8点(2005-09-02 19:59:57)(良:1票) 《改行有》 24. 微笑みに出逢う街角 《ネタバレ》 トロントに住む3人の女性を、静かに、そして丹念に描いていく。 それぞれが内に秘めた思い・・・ 家族には隣人には伝えきれない、伝えられない思い。 もどかしい、やるかたない。 この思いをどうすればよいのか? 静かだが、それぞれの決意はすごく固いのです。 エドアルド・ポンティ監督は主演のソフィア・ローレンさんの息子さんです。 本作が長編作品デビューだそうですが、ミュージカルの舞台では好評を博しているそとか。 この監督の語り口はとても気に入りました。 これからの活躍に期待しています。 [映画館(字幕)] 7点(2005-08-06 22:38:04)(良:1票) 《改行有》 25. コーヒー&シガレッツ 《ネタバレ》 いやあ~面白かった。 クスクス、あはは!と笑えました。 俳優さんの地?かと思いきや、しっかりと監督の思惑があるのですね。 静かな映画やほんのりした映画、多々ありますが、間の悪い映画はこれが一番。 居心地が悪~い、いたたまれない、それでいてウィットが効いている。 日本で言えば落語みたいな構成なのでしょうか? そう言えば、落語には煙草が良く使われていました。 この作品の見どころは・・どの人物もみょ~に濃くて、見る価値ありですけれど(笑) ケイト・ブランシェットさんが凄かった。 期待していなかったのに、ここまでやってくれるとは。 アルフレッド・モリーナさんの演技も可愛かった。 頭の知的好奇心のところがすっかり満足、満足。 [映画館(字幕)] 8点(2005-07-11 20:03:51)(良:1票) 《改行有》 26. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 昨年劇場で観て、これはお気に入り!とDVDが発売されるのを待っていました。 製作者が「これはインディジョーンズ映画なんだ。」と言うとおり、オープニングからもう♪胸ときめき、期待でワクワクしました。 ジュード・ロウさんが惚れこんだというオリジナルの短編見たさに、久々にDVDを買いました。 さほどでないパソコンで自宅で作られた映像は、質の高さとセンスの良さに”噂に違わず素晴らしい!”と思いました。 オープニングは短編とほぼ同じ雰囲気ですが、オリジナルに彩色したかと思うほど構成も構図も完成度が高いです。 CGも安価に作れるようになったけれど、大切なのはどう使うかだ、と特典のインタビューで言った人がおりました。 大事なのはパソコンのテクニックではないのですね。 どう作りたいか?想像力の豊富さ、ビジョンがしっかりしている事が大切なのだと感じました。 監督の兄のイラストの素晴らしさにも感動♪ 漫画の世界を映画化してくれました。 冒険活劇に心躍ります! [DVD(字幕)] 9点(2005-05-31 20:07:58)《改行有》
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